2007年12月12日

第10回 QVCジャパン様の虚偽表示

■動画掲載について


前々回お伝えした、下記2商品へのリンクが削除されていましたので、動画と商品画像を掲載させて頂きます。




■No.467086 18K WG ペリステライト & メレダイヤ ペンダント/ QVC価格 \198,765 (税込)



「商品の動画」



ムーンシュタイナーペンダント.jpg
「商品説明の画像」






■No.467087 18K WG ペリステライト & メレダイヤ リング/ QVC価格 \199,500 (税込)




「商品の動画」




ムーンシュタイナーリング.jpg
「商品説明の画像」





今回の件で、私が特に問題視しているのは、商品説明の内容に「ペリステライト」と「「ムーンストーン」が同一の石であるかのような説明が成されている点です。具体的には、ペンダントの動画を見てください。下記のような説明がされています。


日本では鑑別上の表記の問題で、鉱物的には宝石名がペリステライトとなりましたので、今回はそういう風にペリステライトとなっておりますけれども、一般的にはブルームーンストーンと言っているものになりますので、今までのムンシュタイナーのムーンストーンと全く同じですね


ドイツやヨーロッパは、この辺がすべてムーンストーンになりますので、(ギャランティーカードの)宝石名ムーンストーンとなっておりますけれども、日本ではペリステライトと呼ばれていると覚えていただければ……




何度も申し上げますが、これらはすべて間違いです。「ペリステライト」は「ムーンストーン」ではありませんし、その概念は日本だけのものではありません。


「ペリステライト」は「ペリステライト」
「ムーンストーン」は「ムーンストーン」



これはもう、変えようのない事実なのです。これまで「ラブラドライト」や「ペリステライト」が「ブルームーンストーン」の代用品として販売されてきた事の方が間違いなのです。いくら流通名といっても石の種類を変えてしまうような名前はつけるべきではありません。


以前にもお伝えしましたが、今回の件は、サファイアにルビーの流通名をつけて売る事や、アクアマリンにエメラルドの流通名をつけて売る事と、なんら変わりはありません。ムーンストーンではない石にムーンストーンの名称を用いた結果、商品の価値評価は、確実にあがっているのですから



販売業者様には、これまでにも個別に提案させて頂いていますが「ムーンストーン」の名称に拘ることは、今後決してプラスにはなりません。むしろ1日も早く「ロイヤルブルーラブラドライト」や「ロイヤルブルーペリステライト」といった、石名と相違のない流通名に変更をされた上で、それぞれの石の持つ魅力や価値を高めていく事が、長い目で見た場合、一番楽でリスクの低い方法となるのではないでしょうか。


posted by isinohanasi at 01:47 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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2007年12月11日

第9回 QVCジャパン様の虚偽表示

■株式会社イマックビーシー様について


前回お知らせした商品のうち「ムンシュタイナー」のブランド商品が、表示されなくなっていましたので「ムンシュタイナー」というお名前から、半日かけて卸元を探し、直接お電話させて頂きました。


その卸元とは、株式会社イマックビーシー様です。
 http://www.wisecart.ne.jp/imacbc


楽天市場や、yahoo!ショッピング店では「ジェムズファクトリー」という店舗名でジュエリーの販売をされているようです。

 楽天市場
 http://www.rakuten.co.jp/imacbc/
 yahoo!ショッピング 
 http://store.shopping.yahoo.co.jp/imacbc/index.html




実際にQVCで商品を紹介されていたアイバさん(漢字を聞き忘れました)とお話をさせていただいたのですが、前回のQVCの放送では「流通名と鑑別名が違うことを消費者の方に説明したつもりだった」との回答を頂きました。


けれども、少なくとも私にはそうは見えませんでした。ペリステライトは日本の鑑別上、そのように表記されるが、ドイツではムーンストーンとして扱われている。といった主旨の説明をされている印象を受けました。
 ※商品の動画は保存済みですので、次回掲載させて頂きます



この件につきましては、全国宝石学協会を通して事実を確認していただいた結果、日本のガイドラインと主要国のガイドラインが違う事はない、との回答を頂きました。要するに、諸外国でも業者様がペリステライトを勝手にムーンストーンとして扱っているだけで、鑑別結果はペリステライトと表記されるわけです。


このあたりは今の日本と同じですね。問合せをするとほとんどの場合、業者様がつけた流通名を「正」と仮定した主張を展開されますが、流通名というもの自体が、いつどこで誰がつけたかもわからない名称であり、業者間で定着しているからという理由だけでは「正」とはなり得ません


また、アイバ様は「ムンシュタイナーからはムーンストーンとして石を買い付けているため、そのような説明になった」と主張されましたので「いちカッター技師の方に責任の全てを押し付けられるつもりですか」と問うたところ「そのようなつもりはありません」と返答をされました。


さらにアイバ様は、本物のブルームーンストーンの希少性についてもよくご存知で、私が鑑別上「ムーンストーン」と表記される、本物のブルームーンストーンを所持しており、最近鑑別書を取得したばかりであることをお伝えすると、とても驚いていらっしゃいました。本物のブルームーンストーンの市場での流通が、そこまで少ないことを知った上で今回の商品説明をされたのであれば、やはり商品を売るための誤魔化しが入っていたとしか考えられません。


いち消費者としては、そのような商品説明や販売方法には納得できません。また、ペリステライトが希少石であるかのような説明に対しても納得できませんし、高すぎる価格設定にも納得できません。使用されている石がペリステライトである以上、商品価格はもっと下げられるはずです。



この件につきましては、株式会社イマックビーシーの社内で検討の上、結果をご連絡いただけるとの事でしたので、しばらくは待ってみようと思います。


ただ私自身、株式会社イマックビーシー様が、このような販売方法を取られていたことに対しては、大変大きなショックを受けました。と言いますのも、日本に「鑑別」という概念を持ち込んだ、近山晶さんのセミナーを開催されている企業様である事も知っていましたので、石に対する知識と真摯な姿勢はお持ちであると考えていたからです。


組織が大きくなると、何かが変わってしまうのでしょうか。株式会社イマックビーシーの代表を務めていらっしゃる方は、今回の件を、どのようにお考えになるのでしょう。



ちなみに、近山晶さんはつい先日お亡くなりになりました。一度はお会いしてみたかった方でした。本当に残念です。
posted by isinohanasi at 07:17 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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2007年12月09日

第8回 QVCジャパン様の虚偽表示

昨日今日と体調が思わしくない為、今回は取り急ぎ、問題があると感じた2ブランド4商品について、要点のみを記載させていただきます。あまりにも酷いと感じたからですが、何がどう酷いのかについては、次回詳しくお知らせ致します。



■No.467087 18K WG ペリステライト & メレダイヤ リング/ QVC価格 \199,500 (税込)

 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_65-hinban_467087.html?serverId=8


ムーンシュタイナーリング.jpg


■No.467086 18K WG ペリステライト & メレダイヤ ペンダント/ QVC価格 \198,765 (税込)


 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_66-hinban_467086.html?serverId=8


ムーンシュタイナーペンダント.jpg




★問題の要点

・ペリステライトはブルームーンストーンではありません。
・ペリステライトは希少石ではありません。
・ペリステライトは今一番多く市場に出回っているブルームーンストーンの代用品です。
・ペリステライトはブルームーンストーンの代用品の中でも、一番安く手に入ります







■No.466627 18K RG アコヤ真珠 ブレスレット/ QVC価格 \75,600 (税込)

 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_76-hinban_466627.html?serverId=8


アコヤ真珠ブレス.jpg



■No.466622 18K WG アコヤ真珠 イヤリング/ピアス/ QVC価格 \35,805 (税込) 〜 \38,745 (税込)


 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_169-hinban_466622.html?serverId=8


アコヤ真珠ピアス.jpg




★問題の要点

・石名をフェルスパーと記載するのは間違いです。
・どうしてもフェルスパーで販売されたい場合は、QVC様の自社規定である事をはっきりさせてください。
・また結城モイラさんに対しては、準備が整い次第、別途記事にさせていただきますが、これまで「結城モイラといえば、ブルームーンストーン」と銘打って販売され続けてきた「ブルームーンストーン」関連の商品について、何ひとつ説明をされないまま、公式サイトから商品画像を取り下げられたり、また、一部「ブルームーンストーン」を使用した商品を販売している(販売が継続中である事は確認済)「ベルメゾン」の紹介ページを消されたり、と不可解な行動が多すぎる気がします。







★その他の要点

・先日、公正取引委員会に正式な調査依頼を提出しました。
・実際にあちこち問合せをして調べた結果、被害を届け出ることが有効な機関が3つに絞り込めましたので、連絡先等含め後日お知らせ致します。
・また、公正取引委員会への正式な調査依頼には手続が必要ですが、それは私が既に提出済みですので、被害届のみの場合は電話1本で可能です。苦情件数及び被害件数の多さが調査の優先順位を決める大きな要因の一つとなりますので、記事掲載の際には、ご協力頂けますと大変助かります。



■次回予告
上記の内容を画像等含め、詳しく説明していく予定です。
posted by isinohanasi at 19:19 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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2007年12月07日

第7回 QVCジャパン様の虚偽表示

■1回目の問合せ時の質問と回答



QVC様の商品を実際に購入する前に、カスタマーセンターに問合せの電話をさせて頂いていたことは、これまでにもお伝えしていましたが、今回は、その時に交わされた会話の具体的な内容を掲載していきたいと思います。

記録した音声データから起こしたものですので、大筋の内容に間違いはありませんが「あの……」や「えっと……」など、記載することで返って記事が読みづらくなると判断した部分については、あえて記載はいません。また、返品時の手数料に関する説明や実際の購入方法など、今回の件に不必要と思われる内容についても、あえて記載はしていませんので、あらかじめご了承ください。



それでは、1回目の問合せ内容を会話形式でお伝えいたします。私が「致命的な発言」と指摘してきた箇所については、強調させて頂いています。



−−−−−ここから1回目のやりとり


「お伺いしたいことがあるんのですか」
「はい」
「ネットで商品を見て購入を迷っているんですが、商品番号をお伝えした方がよろしいんでしょうか」
「はい、お願い致します」
「463199です」
「463199でございますか?」
「はい」
「はい、ロイヤルブルームーンストーンのリングでございますね」
「これなんですけれど、これは本当にロイヤルブルームーンストーンなんでしょうか」

はい、ロイヤルブルームーンストーン、天然のお石でございます」

「すいません、あの私ずっとロイヤルブルームーンストーン探して、今までいろいろ商品買わせて頂いたんですけど、結局産出量がすごく少ない石らしくて、どれも違ったんったんですね。これまで買わせて頂いた商品はみんな違って……」
「ご希望のものと違うということですか?」
「ブルームーンストーンではなかったんですよ。それで毎回購入する前に問合せる事にしてるんです。購入してからだとご迷惑もかかるので、確認させて頂いてから、と思って今日お電話をさせていただいたんですが……ロイヤルブルームーンストーンだったら全然問題ないんですけど、ロイヤルブルームーンストーンでなかった場合は、購入したあとに返品はできるんでしょうか」
「こちらの商品は、お届け日から30日以内でしたら大丈夫でございます」



〜返品関連の詳しい説明の為、中略。



「(返品の際の手数料をどちらが持つかについて)石の内容が違った場合はどうなりますか?」
「内容というのは、おっしゃっている事がちょっと、天然のお石という事で作られた商品となります」
「そうなんですけど、ブルームーンストーンはものすごく希少な石で、私もずっと探しているんですけど、違う石にブルームーンストーンと名前がつけられて売られている事が本当に多くて、今まで買った商品が、全部ダメだったんですね」
「ご希望のものではないということですね」

「あの、ムーンストーンではなかったんですよ。そもそもムーンストーンではなくて……ブルームーンストーンは、ムーンストーンの中でもブルーのシラーが良く出るものじゃないですか


「そうですね、ロイヤルブルームーンストーンはそういった(商品です)」


「でもムーンストーンじゃなかったんですよ。なので返品させて頂いたんです。もしかしたら今回もそういう結果になってしまったらどうしようと思って確認させていただいたんですけど」
「はい」
「石自体がムーンストーンでなかった場合というのは(返品理由が)購入者側の都合になってしまいますか?」

「そうですね、QVCとしましては天然のロイヤルブルームーンストーンとしてご用意をさせて頂いておりますので、それが違うということは、まずございません」

「まずない?」

「はい、ございません」

「……どうしようかな……すいません、こんな事を申し上げるのは申しわけないんですけど、宝石とか石の関係に詳しい方とかいらっしゃいませんよね? 産地が違うんですよ。ロイヤルブルームーンストーンが出ない産地が書いてある商品があって、今回もお返しする事になるかもしれないので、どうしようかなと思っていて、でも今、ロイヤルブルームーンストーンとはっきりご返答いただいたので……」
「はい天然のロイヤルブルームーンストーンですね。サイズが6mmと8mmのオーバルシェイプのものになります」
「じゃあ、間違いないとかんがえて……」
「はい。オーバルシェイプでカボッションカットをされた、天然のお石でございます」
「そういうことになるんですよね……」

「はい。これがもし違うということであれば、もうQVCが根底からくつがえされるということになりますので」

「ええ、そうなんですよね」
「ネットでもご覧になったという事でございますが、その旨、情報を確認していただけたかと思いますけれども」
「ええ」
「手元の資料の方にも、天然という記載がございます」
「ええ、そうですよね」
「はい」
「じゃあ、産地がはっきり出ているものの中に……ごめんなさい、商品番号言ってもいいでしょうか?」
「はい」
「464406の商品がありまして」
「464406、セミプレシャスストーンのネックレスですね」
「はい。この中にもブルームーンストーンというのがあるんですけれど、こちらの方は購入希望ではなくて、産地がはっきり書かれていたので、一緒に見てたんですけど、これもブルームーンストーンで間違いがないと考えてよろしいんでしょうか」
「こちらはブルームーンストーンではございませんですね」
「違いますか?」
「はい、ロイヤルブルームーンストーンは特別なシラーが青い特徴があるということでございますが」
「あの、この商品説明にはロイヤルブルームーンストーンと書かれているんですけど」
「説明にはございますね」
「これはロイヤルブルームーンストーンではない?」
「そうですね、お石自体はムーンストーンというものになります」
「ムーンストーンになる?」
「はい」
「じゃあ、商品説明自体が違うということなんでしょうか」
「はい、こちらではブルームーンストーンというご案内になっているかと思いますが」
「いえ、ロイヤルブルームーンストーンとネット上には書かれているんですけど」
「説明にはございますね」
「ええ、その説明だとロイヤルブルームーンストーンという事ですよね?」
「少しお待ちください、お調べいたします」
「はい、すみません」


〜確認作業待ち。


「そうですね、使用されているお石の情報を今確認しているんですが、ロイヤルブルームーンストーンという記載になっておりますね。カボッションカット」
「ということは、これもブルームーンストーンだと考えていいという事に……」
「はい、そうですね。お石はそのようでございます」
「ロイヤルブルームーンストーンをもう一年ほど探していて、一回も出会えなかったんで……」
「お色目がこちらは、なかなかそうですね」
「ちょっと私としても慎重になってしまうところがあって、問合せをさせていただいたんですが……うーん、どうだろう」

「今のネックレスの方もですね、事前にお石は鑑別の上で作られた商品のようでございますので」

「そうなんですか?」
「はい、その旨、情報の記載がございますね」
「では先ほど私がお伺いしたリングも、このネックレスも一応鑑別を一回した上で作られた商品という事に……」
「ネックレスにはその旨記載がありますので、指輪の方はですね……」
「あ、ないんですか」
「はい、指輪の方にはその旨の情報はございません」
「ということは、ロイヤルブルームーンストーンが欲しかったとしたら、こちらの方がより安心度が高いんでしょうか」
「そうですね、事前にお石は鑑別……鑑別書はついていないんですけれども、鑑別の上で作られた商品のネックレスとなります」
「なるほど、後からお伺いしたネックレスの方ですよね?」
「はい、そうでございます」



−−−−−ここまで




この先は、注文の際の会話となりますので略させていただきます。
このような問合せを経て「鑑別の上作られた」というネックレスを注文しました。その後、もう1点気になる商品(モイラコレクションのネックレス)が出てきましたので、追加で注文をしました。


何度もお知らせしていますが「鑑別の上作られた」ネックレスの鑑別結果は「ペリステライト」でしたし、モイラコレクションに使用されていた石は、ブルームーンストーンではなく「ラブラドライト」でした。



kan06.jpg
「鑑別の上作られた」ネックレスの鑑別結果



kan02.jpg
「モイラコレクション」の鑑別結果





1回目の問合せの要点は、以下の5点です。


@ロイヤルブルームーンストーンは産出量が少ないとても希少な石である。
Aムーンストーンとは違う石に、ブルームーンストーンと名前がつけられて売られていることが多くある。
Bこれまで他社で買った商品は、どれもブルームーンストーンではなかった。
Cもう一年ほど探しているが、一度も本物の商品に出会えたことがない。
D販売されている商品は、ブルームーンストーンだと考えて良いのか。



そして、QVC様側の回答は上記の通りです。


私のようにしつこく食い下がる人間が電話をしても「本物です」「鑑別した上で作られた商品です」と言ってのけられるのですから、これまで不安を感じて問合せをされた購入者の方々が、どのような対応を受けてきたかについては……言及するまでもないでしょう。


というわけで今回は、できる限り正確に「1回目の問合せ内容」を掲載させて頂きました。
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2007年12月04日

第6回 QVCジャパン様の虚偽表示

■ブルームーンストーンの希少性について


今回は「ブルームーンストーンの希少性」について記事を書いていくわけですが、まずはじめに皆さまにお伝えしておきたいことがあります。


現在、日本で販売されているブルームーンストーンの約95%以上が、偽物である


これが真実です。



もちろん天然石ビーズだけではなく、宝飾品として販売されている「ブルームーンストーン」についても95%が「ペリステライト」か「ラブラドライト」であると言えます。


では、なぜ私が現物を見もせずに、現在販売されている商品の95%が「本物ではない」と断言できるのか。それはこれまでのソーティング結果の積重ねに加え、本物の流通の少なさと値段の高さを知っているからです。

私はこれまで「ブルームーンストーン」と名前がつけられた商品を購入してはソーティングに出すという検証作業を、コツコツと繰り返してきました。取引拒否をされた業者様の商品も、もちろん検証済みです。その結果、現在天然石市場に出回っている「ブルームーンストーン」の100%が偽物だったのです。


今回100%と断言せず95%に抑えた理由は、極わずかではありますが、本物のブルームーンストーンを販売してくださる方がいらっしゃったからですが、一般市場に出回ることはほとんどありません。

「ブルームーンストーン」の希少性を理解している人からみれば、現在の市場に本物を出すことなど馬鹿馬鹿しくてできない、というのが本当のところでしょう。私がもし業者であったとしても、この先も量産の見込めない希少石を、正当な評価がされない市場になど出したいとは思いません

「ブルームーンストーン」系の商品をお取扱い中の業者様の中で、この検証結果に納得がいかない場合は、お取り扱い中の商品を1度ご自身で鑑別に出してみてください。私の検証結果の正しさをご理解いただけると思います。


ちなみに「ラブラドライト」が「ブルームーンストーン」の代用品として流通し始めたのは、約10年ほど前のことです。ここ2年ほどの間に急激に普及した「ペリステライト」は、これまで代用品とされてきた「ラブラドライト」よりもさらに仕入れ値が安い石となります。もちろんどちらの石も本物の「ブルームーンストーン」とは希少性も価格も比べものになりません。だからこそ代用品にされているのです。




本物の「ブルームーンストーン」は希少石です



そして「ラブラドライト」や「ペリステライト」が「ブルームーンストーン」として業者間で取引されているのは、買付ける人間の無知と無責任が生み出した結果です。


このことを詳しく説明していく前に、下記の内容をご確認ください。



「世界がもし100人の村だったら5」
 〜空気の届かない深さ15mの穴の中で黄金の輝きを求めて〜
 http://wwwz.fujitv.co.jp/ichioshi07/070630sekai/st_01.html



実際の放送をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここで取りあげられているのは金の採掘ですが「ブルームーンストーン」の採掘も機械を使わない「手掘り」で行われています。また実際の採掘現場も、驚くほど素朴で質素な環境の中にあります。


私が日本の販売業者さまに申し上げたいことは、このような環境下で採掘を行っている現地の人間に「ラブラドライト」や「ペリステライト」と「ブルームーンストーン」を見分ける責任まで押しつける事が、果たして本当に「妥当なのか」という事です。


日本でソーティングに出せば簡単に結果が出てくる石を「現地ではその名前で売られています」などと、調べもせずに責任を転嫁されるのは、本物の「ブルームーンストーン」であるかのように見せかける事がより多くの利益を得る結果につながる事を理解されているからではないでしょうか。


先日、スリランカ方面で宝石の買付けをされている方に、「スリランカ産ブルームーンストーンの現在の流通量はどのくらいあるのか」と質問をしたところ「ほとんどない」との回答が返ってきました。また「日本から買付けに来る人間には石の知識がほとんどない」とのご指摘も受けました。もちろんこれは半貴石に限ったことではなく、いわゆる宝石についても同じことが言えます。


本物のブルームーンストーンは希少石です。そして、現在代用品として取扱われている「ラブラドライト」や「ペリステライト」は「ムーンストーン」ですらありません。


私はこれまでにも、本物のブルームーンストーンはスリランカのある特定地区からのみ産出されるということをお伝えしてきました。では、そのスリランカとはどこに位置し、また特定地区とはスリランカのどの地区を指しているのか。より詳しくお伝えしたいと思います。



まずは、1枚目の画像をご覧下さい。


Galle01.jpg
「スリランカと日本の位置関係を示した地図」



そして次に、2枚目の画像をご覧下さい。



Galle02.jpg
「スリランカのゴール地区」


この海沿いのわずかな土地の、さらに数%程度のわずかな場所から、本物のブルームーンストーンは採掘されています。


このゴール地区は、スマトラ沖地震による津波の被害を大きく受けた地区でもあります。幸い鉱区が水に浸かることはなかったそうですが、採掘や加工に携わる多くの方が命を落とされました。私の質問にお答えくださった方も、親しい人を何人も亡くされたそうです。


本物のブルームーンストーンは、このような土地から掘り出されます。


よく「エジプトはナイルのたまもの」などと言いますが、ブルームーンストーンもまた「自然が育んだスリランカのたまもの」なのです。

なぜこの場所にだけブルーのシラーをはなつムーンストーンが授けられたのか、それは誰にもわかりません。ただひとつわかっていることは、それらは全て人間の力では左右する事のできない、自然の恵みであるという事です。



ここで「ブルームーンストーン」が採掘されているゴール地区について、もう少し詳しい説明をさせていただきます。これらの話は現地で採掘業を営まれている方や、最低でも十回以上現地に買付けに行かれたことのある数名の業者様や個人の方から伺った話をまとめたものです。記載内容に誤りがある場合はご指摘ください。確認作業を経た上で、訂正をさせていただきます。



■スリランカのゴール地区について

ムーンストーンなどが採掘されるゴール地区の鉱区は、他の地域の鉱区とくらべると比較的平地にありますが、その土地の大半は数名の地主さんによって独占管理されているそうです。

大金を積めば土地を取得することも可能ですが、取得した土地から必ず目当ての石が採れる補償はありませんし、たとえ掘りあてたとしても、年をとりすぎた層からは、商品になるような石は採掘できません。大金を積んで土地を取得できたとしても、投資の元が取れる確率はとても低いそうです。

また、ゴール地区以外の鉱区でも同じことが言えますが、掘り出された石の約95%は宝飾品としての価値を持っていません。まさしく一攫千金のギャンブル。「あたり」土地から掘りだされた石の、さらにわずか5%だけが、カッターさんや研磨師さんたちの手を通り、宝飾品として市場へと流通していくわけです。


このような現状を知っても、現在日本の市場に溢れているブルームーンストーンが、本物のブルームーンストーンであると言えるでしょうか。


冷静に考えれば誰にもわかることです。答えはNO。



今回私は幸いにも、石に対する知識を持ち、天然であることにこだわり続けてこられた方から、本物のブルームーンストーンを譲っていただくことができました。もちろん鑑別にも出しましたし、うちひとつは中央研の鑑別書も取得しましたが、結果は間違いなく「ムーンストーン」でした。けれども、下記の写真をご覧下さい。


bm02.jpg
「本物のブルームーンストーン(鑑別書取得済)」


クラックやインクルージョンが多く含まれていることが、写真を見ただけでもおわかりいただけると思います。現在の私が手を出せる範囲には、宝飾品としてクオリティーが高いと評価されるブルームーンストーンは存在しません。クオリティーの高い商品を求めるならば、少なくとも1桁〜2桁、値段が跳ね上がってしまいます。


私は天然の石が好きですので、クラックやインクルージョンが入っていた方が個性があり、見ていても楽しいと考える性質ですが、傷ひとつない石に価値を見出される方も、当然いらっしゃるでしょう。そのような方には、鑑別書付の商品を購入されることをお勧めします。ちなみに海外の鑑別書では意味を成しませんのでご注意ください。現在の日本であれば、全宝協か中央研での鑑別結果の石名が「ムーンストーン」だった場合のみ、商品の購入をお勧めします。


また、これまでにも多くのお問合せを頂いていますが、クラックやインクルージョンが含まれていても、研磨や加工が多少甘くても、本物の「ブルームーンストーン」が欲しいとお考えの方にひとつでも多くの「本物」をお譲りするための準備を、現在進めています。

鑑別書を取得するには1件あたり4,095円かかりますので鑑別書はお付けしませんが、出品する「ブルームーンストーン」は鑑別講師の方からOKが出たもの(鑑別上ブルームーンストーンという石名はありませんので、ムーンストーンとしてOKが出たものとなります)となりますので、ご安心下さい。


ちなみに現地の相場を確認していただいたところ、スリランカ産ブルームーンストーンの価格はすでに数年前の3倍〜4倍に跳ねあがっていました。今回自社在庫として保管されていた商品をお譲り下さった方も「今後は同じ値段での供給は無理ですね」とおっしゃっていましたので、おそらくは1回限りの出品となります。

実際の出品はもう少し先になりますが、出品の際にはこの場でもお知らせさせて頂きますので、今しばらくお待ちください。


posted by isinohanasi at 23:56 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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2007年12月03日

第5回 QVCジャパン様の虚偽表示

■QVCジャパン様の「更なる誤魔化し」について



いい加減にしてください。




ロイヤルブルーブーンストーン」という、商品説明ページの名称だけを変更されても、実際の放送で「ブルームーンストーン」の名称を前面に出されていては、まったく意味がありません。



■No.463138 SSマルカジットトンボブローチ /QVC価格 \15,750 (税込)
 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_197-hinban_463138.html?serverId=8

■No.458745 クリスタルパワー マルチカットネックレス /QVC価格 \10,290 (税込)
 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_197-hinban_458745.html?serverId=8

■No.462260 SS ジェムタイム フェルスパー ブレスウォッチ /QVC価格 \14,973 (税込) http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_294-hinban_462260.html?serverId=8



上記の3つの商品は、もともと「ブルームーンストーン」もしくは「ムーンストーン」と商品検索をかけると出てきたのですが、現在は「フェルスパー」と検索をかけることで商品が表示されます


けれども、動画の中では「ロイヤルブルームーンストーン」として紹介されていますよね。本当に、誤魔化しに走られるしか、対処方法はないのでしょうか。

@フェルスパーをロイヤルブルームーンストーンとして販売することは、QVCジャパン様の自社判断であり、定義であること。

AQVCジャパン様が販売されているブルームーンストーンは、スリランカ産の本物ではないこと。


せめてこの2点だけも明確に表示された上で、放送でも、購入者する立場の方々が混乱をしない為の十分な説明を行ってください。



もう何度も申し上げていますが「フェルスパー」というだけでは「ムーンストーン」とは呼べません。絶対に無理なのです。買付けの際に「ブルームーンストーン」だと説明されて買わされたのであれば、それはバイヤーさんが騙されたのであって、海外ではそのような事は日常茶飯事です。知識のないものは騙される。騙されたくなければ必要な知識をつけるしかないのです。


自分たちが騙されておきながら、その最終的な責任を消費者に負わせるのはもうやめにしてください。海外で鉱物や宝石を仕入れる方が、騙されない為に必要な知識と情報を身につければ、このような事態は起こらないのです。


水晶などの高度な鑑別を必要とする模造品ならともかく、屈折率測定で簡単に結果が出てくるような石ではないですか。鑑別書をとらなくてもソーティングで十分なはずです。


海外の市場で騙されるのは、バイヤーさんの責任であって一般消費者の責任ではありません。それでも日本の市場で消費者を騙し続けるというのならば、自分達が行っている行為の意味を、もう一度きちんと理解してから販売を行ってください。


自分達の無知と無防備さを、市場の常識とすりかえることだけは、絶対に止めてください。それは偽りの常識です。
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2007年12月02日

第4回 QVCジャパン様の虚偽表示


QVCジャパン様の「ブルームーンストーン再販」について


予告していました記事内容を変更して、今回は「QVCジャパン様の「ブルームーンストーン再販」について」の見解を記載させて頂きます。


QVCジャパン様は昨夜より「ロイヤルブルームーンストーン」と称する商品の再販を始められました。そして今日は「モイラコレクション」までもが、販売をされWEB上に掲載されていました。私はこの再販と「ブルームーンストーン」の表示について、断固異議を唱えます


QVCジャパン様がどのような形で、また何を変更して「ロイヤルブルームーンストーン」と称した商品の再販を開始されたのか。また私が何を問題視して異議を唱えているのか、以前鑑別にも出したことのある「モイラコレクション」を例にとってお伝えいたします。
※鑑別の結果「モイラコレクション」に使用されていた石は「ラブラドライト」でした。詳しくは過去に掲載した記事をご参照ください。



ではます、下記の動画と商品説明の画像をご確認ください。どちらもQVCジャパン様が再販を開始された「モイラコレクション」の動画と商品説明です。




QVC様が再販を始められた「ブルームーンストーン」

■No.461200 18K WG ロイヤルブルームーンストーン & メレダイヤ リング /QVC価格 \59,850 (税込)

http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_73-hinban_461200.html?serverId=8

※リンク先に飛べなかった時のために商品説明の画像と動画を掲載しておきます。



「商品の動画」



buru1.jpg
「商品説明の画像」




■No.456794 18K WG ロイヤルブルームーンストーン ペンダント /QVC価格 \48,300 (税込)

http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_74-hinban_456794.html?serverId=8



「商品の動画」



buru2.jpg
「商品説明の画像」




前回までと、いったい何が変わったかわかりますか?

今まで「石名」として表示されていたフェルスパーが、ただ「鉱物名」に変更されただけです。しかも「フェルスパーのなかでも青いシラー効果を持つ石は、通称ロイヤルブルームーンストーンと呼ばれています」という表示では、QVCジャパン様がそのような社内定義をされているのだということが明確になっていません。要するに責任の所在が曖昧に濁されているのです


もう一度申し上げますが「青いシラー効果を持つ石は、通称ロイヤルブルームーンストーンと呼ばれています」は、消費者をあまりにも馬鹿にした表示です。この表示には販売する側のエゴと欲が凝縮されていると言っても過言ではありません。


では、なぜこの表示や販売方法が馬鹿げているのか、詳しく説明をさせて頂きたいと思います。


「フェルスパー」と呼ばれる鉱物は造岩鉱物で「フェルスパー・グループ」と呼ばれ、通常その成分構成により4つに分類されます。4つの分類の内容については、下記に記載していきますが、話が小難しくなってしまいますので、取りあえずまずは「4つに分類されているものなのだ」ということをご理解ください。



■フェルスパー・グループの4つの分類

@カリ長石であるオーソクレース(成長石)とマイクロリン(微斜長石)
Aソーダ長石であるアルバイト(曹長石)
Bカルシウム長石であるアノーサイト(灰長石)
Cバリウム長石であるセルジアン(重土長石)



これらの分類は、その鉱物に含まれる成分構成によって決まります。要するに同じフェルスパー・グループに属する鉱物であっても、この4つは成分構成自体が違うのです。そしてムーンストーンは@に分類され、ラブラドライトはAもしくはBに分類されます。

最近ではアフリカから大量に産出されるようになった「ペリステライト」が「ブルームーンストーン」として流通し始めています。けれどもこの「ペリステライト」もまた「ムーンストーン」とは違う特質を持っているのです。違いがあるからこそ分類が成され、それぞれに名称が与えられているのです。それらを混同させるような名称を用いて商品を販売することは、消費者に対する不誠実さの現れだと言えます。



今回、この件を指摘するにあたって、私はまず購入した商品の鑑別書を取り、その上で、なぜ「ラブラドライト」や「ペリステライト」を「ロイヤルブルームーンストーン」として販売することが問題になるのかを、誠心誠意ご説明させていただいたつもりです。

けれどもQVC様側は、私からの指摘を受けとめるどころか、フェルスパーを「鉱物名」と変更し、より誤魔化しを深めた販売を続ける方向へと進まれました。本当に残念でなりません。また「ロイヤルブルームーンストーン」と称した「ラブラドライト」を販売しておきながら「月の女神の〜」だの「女性がひとつは持っていたほうが〜」などと平気で「ムーンストーン」の説明をされている結城モイラさんに対しても、がっかりした、としか言いようがありません。


自らの非を認めることは、決して簡単なことではありません。けれどもその生涯をかけて「人を幸せに導く」仕事をされてきたはずの結城モイラさんのような方が「ムーンストーン」ですらない石の販売に加担して、いったい誰が幸せになるのでしょう。ご自身はそれで幸せになれるのですか?

自らの非を認めることができない人間に、本当に他人を幸せに導く事ができるのでしょうか。私はこのことを思う時、必ずといっていいほど日本マクドナルド株式会社の現代表取締役会長兼社長兼CEOである、原田泳幸さんの事を思い出します。


原田泳幸さんとは、アップルコンピュータ株式会社の代表取締役社長兼米国アップルコンピュータ社副社長であったにも関わらず「マックからマックへ、ですね」などと笑いながら、当時業績が低迷していたマクドナルド社へ電撃的な移籍をされた方です。移籍当時から面白いおじさんだなあ、と思っていたのですが、正直マクドナルドほど肥大した挙句低迷した企業が、今さらトップを変えたくらいでどうにかなるとは考えていませんでした。


けれども今回の不祥事に関する一連の対応を見ても、原田さんが移られてからのマクドナルド社の業績回復を見ても、企業とはトップの判断1つで、また顧客目線に立った改革で、いかようにも生まれ変わることができるのだと感じました。何かしらのトラブルや不祥事が起こった時にこそ、その人の人となりが問われ、企業の体質が浮き彫りになるのです。トラブルや不祥事は問題ではありません。それにどう対処するかが問題なのです


私は今回、結城モイラさんは業者に騙された被害者の可能性があるのではないかと考え、なんとかご自身の見解を伺いたいと、様々な手をつくしてきました。けれども事務所の電話番号は公開されておらず、2度送ったメールは返ってこず、ヨシヨシ様にお願いしても「連絡しておきます」と言われたきり放置。最後の手段としてQVC様に「結城モイラさんに私の電話番号を伝えてくれないか」とダメ元でお願いしてみたのですが、それもかなわぬまま、今回の放送内容を見る結果となりました。そして、この件に関わった人たちが出した「結論」を知るに至ったのです。



情けない。
人としてあまりにも情けない。そう感じずにはいられません。




皆さんは、貴石や半貴石と呼ばれるものが、どのような違いをもとに判別され、分類されているかをご存知でしょうか。記事が長くなってしまいますが、それぞれの貴石及び半貴石を分類する為に重視されている「違い」がどれほど些細なものであるかについても、この場で説明をさせて頂きたいと思います。


「その石が何であるか」を特定する為に有効な検査方法のひとつに「屈折率検査」と呼ばれる検査があります。人間がそれぞれに違う指紋を持っているように、同じ「人間」に分類されても「アジア人」と分類されていても個性や特徴があるように、貴石や半貴石にも、それぞれを定義づける特徴があるのです。そしてその大きな特徴の1つが、その石の持つ「屈折率」となるわけです。



屈折率」が実際にどのようにして計測されるかについても、ここで少し触れておきたいと思います。「屈折率」は「屈折計」と呼ばれる機材を使用して計測されます。その前段階として「偏光器」と呼ばれる機材を使用して、その石が単屈折であるか複屈折であるかを調べるのですが、今回は「屈折率」に重点を置いて記事を進めさせて頂きます。


「屈折計」という言葉だけを記載しても、今ひとつピンとこないと思いますので、私が個人所有している「屈折計」の写真を掲載しておきます。これは私が自分の勉強の為に購入したもので「偏光器」と「屈折計」が一緒になっています。


hen01.jpg
「屈折計と偏光器」



写真の左半分に写っている部分が「偏光器」右半分が「屈折計」となります。まず「偏光器」を使用して「単屈折・複屈折」の区別をしてから、それぞれに合ったレンズと「屈折液」を用いて「屈折計」でその石の「屈折率」を計測するのです。



hen02.jpg
「単屈折か複屈折かによってレンズを使い分けます」



hen03.jpg
「ガラス部分に屈折液を少量つけて石を置きます」



ken01.jpg
「ちなみに隣にあるのは顕微鏡です」



ken02.jpg
「宝石用の顕微鏡は下からも光をあてる仕組みになっています」




前置きが長くなりましたが、この説明を通して私が何をお伝えしたいと考えているか。それはとてもとても単純なことなのです。


その石が持つ固有の屈折率には、極わずかの差しかない。



たったこれだけ。


では「極わずか」とはどのような数値を指しているのか。有名どころの貴石半貴石の持つ「屈折率」の値を、いくつか記載してみます。


■貴石・半貴石が持つ「屈折率」の違い

・ルビー        1.760−1.768 〜 1.770−1.779
・エメラルド      1.571−1.577 〜 1.585−1.592
・アクアマリン     1.570−1.575 〜 1.580−1.586
・トルマリン      1.616−1.634 〜 1.630−1.652
・トルコ石       1.610−1.650
・ジェダイド      1.654−1.667
・アレキサンドライト  1.747−1.757
・クォーツ類      1.544−1.553
・アゲート類      1.530−1.539
・オパール       1.435−1.455


もちろん、実際の鑑別書作成には「屈折率検査」以外にも「比重検査」や「成分分析」などなど、それぞれに必要な検査が用いられますが、私がここでお伝えしたいのは、その石が何であるかを判断するための重要な判断数値のひとつである「屈折率」とは、コンマ3桁の中でひしめき合っている数値なのです。私たちが宝石だの天然石だのと呼び分けている石を数値で見ると、たったこれだけの違いしかないのです。言い換えるなら、たったこれだけの「違い」が非常に重要になってくるものなのです。


では、私が問題としている「ムーンストーン」と「ラブラドライト」の屈折率にはどのような違いがあるか、下記をご確認ください。

・ムーンストーン   1.520−1.528
・ラブラドライト   1.560−1.568


その差、最小で「0.032」最大で「0.048」

クォーツ類とアゲート類の屈折率の差が、最小「0.005」最大「0.023」である事を考えると、屈折率にこれだけの違いがある石を、「フェルスパー・グループ」であるというだけで「同じ石」であるとは言えません。また「ムーンストーン」と「ラブラドライト」では成分構成も違います。

※屈折率の差が一桁違うとのご指摘を頂きましたので、修正しました。ご指摘ありがとうございました。


そもそも商品に使用されている石が「ブルームーンストーン」であるためには、何よりもまず「ムーンストーン」であることが重要なのであって、何度も申し上げているように「ムーンストーン」ですらない石に「ムーンストーン」の名称をつけて販売することは間違いなのです


「ロイヤルブルー」の名称を使って販売をしたいなら「ロイヤルブルーラブラドライト」と表示するか、もしくは100歩譲って「ロイヤルブルーフェルスパー」が限界なのではないでしょうか。もしくは、販売する商品に本物の「ブルームーンストーン」を使用されるべきでしょう。


ただし、本物の「ブルームーンストーン」は現在とても希少な石であり、QVC様が取り扱っていらっしゃるような数のジュエリーを作成できるだけの原石を確保することなどできません



くどいようですが、ここでもう一度申し上げておきます。


現在QVC様がお取り扱い中の「ブルームーンストーン」は「ムーンストーン」ですらありません。「ラブラドライト」かもしくは「ペリステライト」のどちらかでしょう。以前は「ラブラドライト」が主だったようですが、最近の市場では「ペリステライト」を「ブルームーンストーン」と称して販売するケースが多いようです。これはアフリカから産出された石が、市場に多く出回るようになった為だと思われます。



また「ペリステライト」については、長くなりますので全宝協がネット上で公開している「Research Lab. Report」のペリステライトに関するレポートへのリンクを貼っておきますので、興味のある方はご一読ください。


Research Lab. Report  2005.04.22
「新産の長石変種 “ペリステライト”」

 http://www.gaaj-zenhokyo.co.jp/researchroom/kanbetu/2005/kan_2005_04.html



※リンクを貼ることが禁止されている等の問題がある場合は、お手数ですが下記のメールアドレスにご連絡ください。宜しくお願い致します。

連絡用メールアドレス。(アット)の部分を半角@に変更して送信してください。
 ishinohanashi(アット)mail.goo.ne.jp




と、いうわけで、QVC様が再販を始められた「ロイヤルブルームーンストーン」関連の商品は「ムーンストーン」ですらないと、私は考えています。そして、なぜこのようなことが断言できるのか、不思議に思われる方もいらっしゃると思いますので、次の記事では「ブルームーンストーンの希少性」に焦点を絞って、情報をお伝えしたいと考えています。


QVC様が1回目の問合せで回答された「致命的な内容」については、その後の記事での掲載を予定しています。この変更はQVC様が「ロイヤルブルームーンストーン」の再販に踏み切られた事によるものです。


業者様の姿勢に改善が見られない以上、まずは「本物のブルームーンストーンの希少性」に対する知識を、消費者の立場である方々に少しでもつけて頂く事が先決だろうと考えた上の変更ですので、ご理解下さいますよう宜しくお願い致します。




※念のため記載しておきますが、私が文中に掲載した「屈折計」や「顕微鏡」は個人的な勉強の為のものであって、通常私がオークションでお譲りしている天然石の鑑別は、私が行っているわけではありませんので、どうぞご安心下さい。



posted by isinohanasi at 04:40 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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2007年11月28日

第3回 QVCジャパン様の虚偽表示

今回の記事には、1回目の問合せで私が質問をした内容と、QVC様側の回答を掲載する予定だったのですが、昨夜から今日にかけて、QVC様はお取り扱い中の「ブルームーンストーン」系のジュエリーを、WEBサイトから全て削除されました。


この事により、私の中に2つの選択肢が生まれました。

@QVC様の今後の対応を待って、記事の掲載を続ける。
AQVC様の対応を待たずに、自分のペースでの掲載を続ける。




もし、QVC様が消費者の立場に立った改善をするために商品を取り下げられたのであれば、それは評価に値します。しかし一方で、自分達の立場を守るために、何らかの誤魔化しを追加されるつもりで一時的に取り下げられただけであれば、評価どころか批難に値します。


もちろん、この件についてはQVC様のお考えがどちらであるかを確認するため、カスタマーセンターにお電話をさせて頂きました。けれども、間に人をはさんだやり取りでは、QVC様のお考えがどちらであるかを、明確に判断する事はできませんでした。


ですから私は、今後以下のような方法を取らせていただくことにしました。

もし、今回の商品取り下げが消費者の立場に立った改善を目的とするものであるならば、明日の午後8時までにご連絡ください。その際、折り合いがつけば情報の公開時期などにつきましては、私の方でも譲歩させて頂きます。

明日の午後8時までに連絡がなかった場合は、私自身のペースで記事の掲載を進めさせていただきます。また、今後公開する情報は全て、電話での会話を録音したデータに基づいておりますので、証拠を提示しろといわれた場合、録音データであれば提示することができます。


ただし、閲覧者の方からご要望を頂いたとしても、会話の内容を音声のまま公開することはありません。録音された会話の中には、カスタマーセンターの担当者の方のお名前など、個人情報が含まれている為です。

私が行っている会話録音の目的とは、あくまでも、正確な情報を記事にしてお伝えすることと、事後の水掛け論を防ぐ為の予防措置であることをご理解ください。どうぞ宜しくお願い致します。

posted by isinohanasi at 23:34 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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第2回 QVCジャパン様の虚偽表示

本日午後6時ごろ、QVC様より「中間報告」と称したお電話を頂きました。


実は、前回「TVショッピング QVCジャパン様の虚偽表示」をブログに掲載した後、私は自らQVC様に掲載報告のお電話をしました。

QVC様にとってマイナスとなる記事内容を記載した以上、私からひと言お知らせをしておくのが礼儀だろう、と考えての事です。また、その際にQVC様側から「ブログを閲覧したい」とのご要望がありましたので、実際にブログも見て頂きました。担当部署にも、再度私の指摘内容と意向を伝えて頂けるとの事でしたので、今日まで記事の掲載を見合わせてきました。


けれども残念な事に、今日の「中間報告」の内容からは、消費者に対する真摯な姿勢は感じられず、どうやらQVC様は、私が思い描いていた「最悪の回答」へ向けて進んでいらっしゃるのではないかと感じました。


では、どのような「中間報告」を頂いたのか。実際には1時間ほどの長さがありますので、詳細は順を追って掲載する記事の中で記載させていただきます。今回は、QVC様の「中間報告」の内容を一部抜粋して掲載させて頂きますので、下記の内容をご確認ください。

※ 以下はお電話での内容を元に起こした文章ですが、QVC様側に異論がある場合はご連絡ください。





■虚偽表示であるとの指摘に対する、QVC様の中間報告(一部抜粋)


・ご指摘いただきました内容につきましては、わたくしどもの方も社内検討させて頂いております。

・現在ご案内できる内容としましては、わたくしどもQVCでの定義では、フェルスパーの中で青いシラーをはなつものを、ロイヤルブルームーンストーンと称しております

・WEBサイトですとか、そういったところにも表示をさせていただいております。

・これからのご紹介の際、ロイヤルブルームーンストーンという表示については、お客様にわかりやすい表示ですとか、ご説明などを追加していく方向で検討しております

・わたくしども、社内検討いたしまして、ジュエリーのバイヤーチームですとかジュエリーに携わる者が検討させていただいた結果について、カスタマーセンターの方から一度ご連絡をさしあげるように、という事になりましたので、ご連絡をさしあげております。

・(このまま販売を続けるということが)詐欺であるというご指摘を受けたことにつきましては、わたくしの方から申し伝えます。
 ※詐欺であるという指摘は、前々回すでに別の方にお伝え済みで、今回の担当の方もその事については把握されていました。




……まあ要するに、前々回の問合せからまったく話が進んでいなかったわけです。

前々回とほぼ同じ説明を、別のカスタマーセンターの担当者の方が、同じように繰り返されただけでした。もちろん私がそんな返答で納得するはずなどなく、間に立ったカスタマーセンターの担当者の方も大変だなあとは思いながらも、反論すべきところは、反論させて頂きました。特に今回、一番残念だったのは「消費者の立場に立った回答」が、ひとつも含まれていなかったことです。


私はこれまでにもいい加減な業者様や悪質な業者様から、散々な対応や様々な嫌がらせを受けてきました。どれも皆、本当のことをお伝えした結果なのですが、天然石売買という業界において「正論」を持ちだす私のような存在は、忌み嫌われる傾向にあるようです。

けれども今回は商品ごとの金額も大きく(1品10万円近いものも多数あります)、またQVC様は大きな企業様ですので、消費者声にも耳を傾けてくださるのではないかと期待していました。ですから、準備してあった記事の掲載も一時的にストップして、QVC様からの回答を待ったのです。


と言いますのも、1回目の問合せのお電話の中で、QVC様はすでに致命的な発言をいくつかされています。今さら「社内の定義」などでは誤魔化しようのない、詐欺にも等しい内容を回答されているのです。おそらくこれまでも、問合せがある度に同じような回答をされてきたのでしょう。これらを表沙汰にする前に、なんとか歩みよりの余地を見出せないかと考え、記事をストップしてきましたが、もうその必要もなくなりました。


1回目の問合せの具体的な内容は、次回の記事で記載させていただきます(長くなりますので)今回は、閲覧をして下さっている皆さまに、ここで1つの動画をお見せしたいと思います。


11月27日の深夜、QVC様が実際に放送なさった商品説明の動画です。商品名は「No.465957 ナチュラルストーン 5連ネックレス

担当部署の方もブログの内容を確認された後に紹介された商品であるにも関わらず、この商品説明の中でQVC様は「フェルスパーはブルームーンストーンの仲間である」と錯覚させるような表現を何度も使われていました。



■No.465957 ナチュラルストーン 5連ネックレス

http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_197-hinban_465957.html?serverId=8

※リンク先に飛べなかった時のために商品説明の画像と動画を掲載しておきます。また、動画につきましてはデジカメ保存の為、全部は保存できませんでしたので、必要部分を2つに分けて掲載しています。



商品の動画@




商品の動画A



No.465957  ナチュラルストーン 5連ネックレス.jpg
商品説明の画像





これはいったい、何を意味するものなのか。皆さまはどうお感じになるでしょうか。


私はこの放送を見て、QVC様は今後「青いシラーをはなつフェルスパー=ブルームーンストーンである」という勝手な自社定義を、少しずつ少しずつ浸透させていき、いずれはそのような説明が当たり前であるかのように見せかける為の下準備をされているのではないかと感じました。今回の「中間報告」からも、そのような気配がにじみ出ていましたし、問題のある商品も相変わらず販売され続けています。


次回の記事では、なぜ私が「ブルームーンストーン」に対する虚偽表示をこれほど重要視するのか、また1回目の問合せでどのような会話が成されたのかをご報告いたします。音声データを文章に起こす作業が含まれますので、掲載までには2日程お時間をいただきますことを、あらかじめご了承ください。






それでは、相変わらずカスタマーセンターの方以外とは、一切お話もさせて頂けない状況なのですが、このブログの存在は、担当部署の方もご存知であるとの事でしたので、この場に私の指摘と主張を掲載して、今回の記事を締めくくらせて頂きたいと思います。


■QVCジュエリーご担当者さまへ


・何度も申し上げていますが「青いシラーをはなつフェルスパー」=「ブルームーンストーン」という定義は、です。

・「QVCではこのように定義しております」という主張を今後も続けられるのであれば、それは明らかに詐欺に加担した販売となってしまいます。

・今回の件は例えるならば、偽ブランドと同じようなものです。見た目がいくら似ていても、素人目にはわからなくても、目利きのできる人間が見れば「これは偽物だよ」と、はっきり区別できるほど違いのあるものなのです。

・また「フェルスパー」を石名として修理保証書に記載されていますが、これも間違いです

・今回の件は「ブルームーンストーン」が人気のある希少石であることに加え、「フェルスパー」という名称自体が一般的にはあまり知られていないことに起因していると思われます。

「ラブラドライト」は「ラブラドライト」として販売してください。

「ペリステライト」は「ペリステライト」として販売してください。

そして本当の「ムーンストーン」を「ムーンストーン」として販売してください。

「ラブラドライト」や「ペリステライト」は「ムーンストーン」ですらありません。

・現在までに「ブルームーンストーン」として販売された商品については、購入された方のご希望を確認の上、自主回収の形をとられた方が良いと思います。

・そして今後は「ブルームーンストーン」や「ロイヤルブルームーンストーン」の名称の使用自体をひかえられるべきでしょう。

・これまで「ブルームーンストーン」が欲しくて欲しくて購入した方に、どれほど失礼なことをしてきたのかを、もう一度お心に受け止めてください。

・また、現在の表記がなぜ問題になるのかをご理解いただけないようであれば、もう一度いちから説明させていただきますので、ジュエリーのバイヤー様からご連絡ください。

・もちろん、QVC様には「必ずカスタマーセンターを通す」という社内規定があることは何度も聞いていますが、今回の件は、ジュエリーの担当者の方と直接話させていただくことが、何よりも商品を購入されるお客様にとって、一番良い方法だと私は考えています。



・次に、現在「モイラコレクション」を扱っておられる株式会社ヨシヨシ様についてですが、個別にお問合せをさせていただいた結果、少なくとも「モイラコレクション」の担当者の方は、さほどジュエリーに詳しい方ではないと感じました。

・私が鑑別に出した「モイラコレクション」の「ロイヤルブルームーンストーン」は、結局は「ラブラドライト」でしたが、「モイラコレクション」に使用している石の手配は、すべてヨシヨシ様が行っていらっしゃるとのことでしたので、全滅(すべて「ラブラドライト」か「ペリステライト」)だと思われます。

・もちろん「モイラコレクション」以外の商品についても「ブルームーンストーン」である可能性は限りなく低いと考えられます。

・また株式会社ヨシヨシ様は、以前にもアメリカの著名なヒーラーの方の名前を利用して、デマに近い情報を流されたことがあります。

・その情報は現在も日本の天然石市場に根深く定着していますが、株式会社ヨシヨシの代表である吉田良さまに確認を取ったところ「現在扱ってない商品だから」との理由で質問に対する回答も、途中からは連絡をとることすら拒否されました。

・ですので、別のルートから名前を使われたヒーラーの方のご意向を確認したところ、一切関与していないとのことでした。

・吉田良さまとの一連のやり取りは、全文このブログ上に掲載しておりますので「スーパーセブンは存在しない」というカテゴリーをご参照ください。

・また、半貴石を取り扱う業者さまの「常識」や「基準」には利益のために捻じ曲げられたものが多数含まれています。その中には虚偽といっても良いものも存在します。これらはみな、半貴石を取扱う業界の曖昧さを利用した商法ですが、嘘は嘘です。特にQVC様は多くのお客様から信頼をされ、その事が売上に繋がっているのですから、今後は業者の営業トークだけを鵜呑みにされず、消費者の立場もご考慮くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。

※ なお、これらの記載内容について、株式会社ヨシヨシ様にご異存がおありでしたら、直接私にご連絡ください。私の携帯電話の番号は「モイラコレクション」の担当者さまにお伝えしてあります。私も「地中の宝物」の件も含めまして、一度きちんとお話がしたいと考えております。
posted by isinohanasi at 01:36 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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2007年11月25日

TVショッピング QVCジャパン様の虚偽表示

前回の記事を下準備として書かせて頂きましたが、今回より本題に入りたいと思います。具体的には「テレビショッピング QVCジャパン」様のブルームーンストーンに対する虚偽表示についてです。



まずはQVCジャパン様のサイトをご覧下さい。
 http://qvc.jp/cont/top/Main?serverId=8


そして商品検索から「ムーンストーン」の一覧を表示してみて下さい。

表示されたページに掲載されている商品に使用されているブルームーンストーンのすべてがラブラドライトもしくはペリステライトである可能性が高いと、私は考えています。




この結論に至った経緯と理由は、追って詳しく説明していきますが、最初に箇条書きで、要点のみをお知らせさせていただきます。


@ まず「ブルームーンストーン」を売り文句に使用していながら、QVCジャパン様の「ブルームーンストーン」に対する知識や認識が不明確なこと

A また、鑑別書を模した修理保証書には「ブルームーンストーン」の記載はいっさい見られず「石名:フェルスパー」と記載がされていること

B 購入前に商品について「本当に本物のブルームーンストーンですか?」と問合せたところ「本物です」と断言されたこと(一部の商品は、鑑別後に作られているとの説明を受けましたが、その説明を受けた商品の鑑別結果はペリステライトでした)

C 西洋占星術で著名な結城モイラさんの「モイラコレクション」を多数扱っていらっしゃること(モイラコレクションにはブルームーンストーンを使用した商品が多数あります)

D 実際に結城モイラさんご本人もTVショッピングに出演され、ブルームーンストーンがいかに素晴らしい石であるか、またその歴史などを詳しく説明されていること

E そして、QVC様がお取り扱い中の「モイラコレクション」をプロデュースされているのが、あの「株式会社ヨシヨシ」様であること

F 「モイラコレクション」を含む2つの商品を実際に購入し鑑別に出したところ、どちらも結果がNGだったこと(1つはラブラドライト、1つはペリステライトでした)

G さらには、鑑別の結果をもとにQVCジャパン様とお話をした結果、消費者の為になるような歩みよりの姿勢がまったく感じられなかったこと




上記のような理由から、私は今回の記事を書く決心をしました。もちろんいきなりこのような記事を書いたわけではありません。QVCジャパン様には、購入前に1回、商品到着時に1回、鑑別結果取得後に1回の合計3回、問合せをさせて頂きました。いずれもカスタマーセンターの方が電話口に出られたのですが、ジュエリーに詳しい方ではなかった為、結果的に何ひとつ解決には結びつきませんでした。


最後の問合せではカスタマーセンターの責任者で、QVCジャパンの社員だという男性の方が電話口に出て下さったので、すでに鑑別書を取得していることも含め、これまでの経緯を説明をさせて頂き、粘りに粘って「お願いですからもう少しジュエリーに詳しい方とお話をさせて下さい」と食い下がってみましたが、顧客からの問合せには必ずカスタマーセンターを間にはさむのが社内規定であるとの事で、それ以上詳しいお話ができる方に繋いではいただけませんでした。


また、最初の問合せでは「これほどの流通がある石ではないはずなのですが」と伝えたにも関わらず「本物のブルームーンストーンです」とはっきり断言をされましたし、2回目の問合せでは「フェルスパーの中でもブルーのシラーが出るものは通称をロイヤルブルームーンストーンと呼ぶ」との説明されていたのですが、最後の問合せの中で、カスタマーセンター責任者の方を通してジュエリーの担当部署に私の意向を伝えてもらったところ「フェルスパーの中でもブルーのシラーが出るものをQVCではロイヤルブルームーンストーンとして扱っています」と、返答内容が急に変わった為、これは歩みよりの余地もないと感じ、今回の記事掲載に至りました。


その辺りの内容もすべて記録してありますので、追って詳しく説明をさせて頂くつもりです。商品ページに掲載されている動画を見ていただければわかると思いますが、ブルームーンストーンについては、西洋占星術の結城モイラさんが、いかに素晴らしい石であるかをお話されています。けれどもこれらは商品に使用されている石が、本物のブルームーンストーンである場合にのみ有効な説明であって、今回のように石自体がムーンストーンですらない状況下では、一転して偽りの説明となってしまいます。


相手が大きい企業様ですので、このような記事を掲載する事にプレッシャーを感じないといえば嘘になりますが、それでも書かずにはいられない、お伝えせずにはいられないと強く感じた流通名の安易な使用が生みだす弊害について、できるだけわかりやすく記事にできればいいなと思っています。




それでは、まず今回は購入した商品の詳細と、鑑別結果をお知らせします。また修理証明書など、お見せする必要があると感じた書類の画像も掲載させていただきます。

 なお、QVCジャパン様は動画の保存などが一切できないサイト構築をされていますが、私がデジカメによる動画の保存をしている事や、商品説明のページを画像保存している事、またそれらを運営中のブログに掲載する予定がある事などは、カスタマーセンターの責任者の方には、事前にお伝えしてあります。



■購入商品へのリンク及び画像と動画

■No.464406 18K WG セミプレシャスストーン ネックレス QVC価格 \42,000 (税込)

 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_74-hinban_464406.html?serverId=8

※リンク先に飛べなかった時のために商品説明の画像と動画を掲載しておきます。


商品説明の動画



ペンダントA.jpg
商品説明の画像




■No.460616 18K WG ロイヤルブルームーンストーン ペンダント QVC価格 \48,300 (税込)

 http://qvc.jp/cont/detail/ShohinDetail-cgry_74-hinban_460616.html?serverId=8


※リンク先に飛べなかった時のために商品説明の画像と動画を掲載しておきます。


商品説明の動画



ペンダントB.jpg
商品説明の画像





次に、購入した商品の鑑別結果と、私が個人所有している本物のブルームーンストーンの鑑別結果をお知らせします。今回は中央宝飾研究所のカバー付鑑別書を取得しました。参考までに1件あたりの鑑別費用は4,095円でした。

個人所有のブルームーンストーンについては、既に信頼を置いている鑑別講師の方からOKを頂いていたのですが、今回あえて他の2商品と同時に中央研の鑑別書を取得することにしました。本物のブルームーンストーンが存在することの証明にもなりますし、今後オークションを通してブルームーンストーンをお譲りする際、入札を希望される方の安心材料のひとつになってくれればいいな、と考えてのことです。

また、今回鑑別に出した商品のうち、ルース以外は枠がついているため比重検査はできませんが、屈折率と成分分析によって出された鑑別結果ですので間違いはありません。



■購入商品の鑑別結果及び修理保証書等


■No.464406 18K WG セミプレシャスストーン ネックレス QVC価格 \42,000 (税込)


kan06.jpg
鑑別書と商品画像(鑑別結果はペリステライトでした)



kan07.jpg
商品画像のアップ



kan08.jpg
修理保証書




■No.460616 18K WG ロイヤルブルームーンストーン ペンダント QVC価格 \48,300 (税込)



kan02.jpg
鑑別書と商品画像(鑑別結果はラブラドーライトでした)



kan03.jpg
商品画像アップ



kan04.jpg
修理保証書



kan05.jpg
結城モイラさんのカード




■個人所有 スリランカ産ブルームーンストーン(ルース)


kan09.jpg
鑑別書画像(鑑別結果はムーンストーンでした)



kan10.jpg
現品画像アップ



kan11.jpg
室内撮影の画像(前回の記事で掲載した写真と同じ条件で撮影)




そして、最後に「株式会社ヨシヨシ」様が、モイラコレクションをプロデュースされている証明として、購入明細書の画像を掲載して今日の記事を締めくくらせていただきます。ちなみに株式会社ヨシヨシ様には、別途お電話にて問合せをさせて頂き、間違いなく「モイラコレクション」をプロデュースされているとの回答を頂いています。


kan12.jpg
商品購入明細書の画像





記事掲載に至るまでの経緯や問合せ時のQVC様の詳しい回答、また株式会社ヨシヨシ様に問合せをした時の内容などは、明日以降の記事の中でお伝えしていきますので、そちらをご参照ください。



posted by isinohanasi at 09:31 | TVショッピングQVC様の虚偽表示
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