2008年07月08日

「つくられた商材としての価値」〜スーパーセブンのその後〜 H

ずいぶんと時間があいてしまいましたが、今回は「つくられた商材としての価値」と題した記事の続きを掲載します。



■肥大する「何でもあり傾向」

スーパーセブンを検証材料として取りあげてから、スピリチュアル系の天然石に関する質問をいただく機会が増えました。私は天然石のパワーや記憶が読めるというような、特殊な能力を持ってはいません。また、現在天然石市場で売買されている多くのスピリチュアル系天然石に関しては懐疑的な意見を持っています。

懐疑的といっても、目に見えない「何か」の存在を否定するつもりはありません。私たちは自分が思うよりもずっと、科学的ではない「何か」を信じていたり、あてにしていたり、支えにしているものだと考えているからです。

では、現在天然石市場で売買されているスピリチュアル系天然石の何に対して懐疑的なのか。簡単にいえば「なんでもありの度が過ぎる」というところでしょうか。


例えば最近頂いた質問の中に「エレスチャルってなんですか?」という主旨のものがあり、私なりにあれこれ調べてみた結果、これまでスーパーセブンとして販売されていた種類の天然石にまで「エレスチャル」という名称がつけられていることがわかりました。これは完全に後付けです。おそらくスーパーセブンでは売りにくくなった商品の名称をエレスチャルに変えてしまった、という程度の安易な変更ではないかと私は考えています。


ちなみに「エレスチャル」という名称は、アメリカのクリスタルヒーラーである、カトリーナ・ラファエルという方が名付けたという説が有力なようで、外形的に特徴を持つ一部の水晶につけられた名称のようです。その特徴から考えると「骸晶をもつ水晶」を指しているのではないかと思います。
※水晶はとても奥が深く、鉱物学的に間違いのない情報を整理・公開するには今の私では力不足です。申しわけありません。今の私に言えることは、水晶というカテゴリの中には、多くの個人的な分類(個人ブランド)が存在し、さらにその個人ブランドの数倍、数十倍のコピー商品や便乗商品が存在しているということです。




■スピリチュアル系天然石ってどんな石?

そもそもスピリチュアル系天然石の多くは、どこかの国のヒーラーさんや、ヒーラー的な能力を持っているとされる方が名付け親となってスタートしているようです。要するにスピリチュアル系天然石の名称とは、一般には見えない感じない(とされている)何らかの要素を、見たり感じたりできる特殊な人間が、その天然石につけた付加価値なのです。

このように、他人とは違う技術や能力を使って販売したい商品に付加価値をつけること自体は珍しいことではありません。たとえばフェラガモやシャネルといったブランドにも名付け親がいて、他の商品とは違う「何か」を付加価値として提示し販売しています。消費者はその付加価値に納得をした上で要求された金額を支払うわけです。




■本物と偽物の違い?

スーパーセブンの記事を掲載してから私が最初に受けたスピリチュアル系の天然石に対する質問は「レムリアンの本物はどのように見分ければいいですか?」というものでした。私はもともとスピリチュアル系の天然石に関してはど素人ですから、情報収集からはじめて今日まであれこれと考えをめぐらせてきましたが、外形などの特徴から本物と偽物を区別することは不可能というのが、現時点の私の結論です。

天然石売買の世界では、本物と偽物の区別がとかく曖昧にされがちですが、もともと目に見えない「何か」を付加価値にしてヒーラーの方が名前をつけた天然石と、いま自分が購入を検討している天然石が、同等の価値を持つものであるか否かを証明できるのは、付加価値をつけた本人か、もしくはそのヒーラーさんの意向が確認できる人間に限られるのではないでしょうか。

この点において、スーパーセブンは最悪でした。様々な情報や憶測が飛びかう不確かな商材である以上、売り手の責任として消費者が知りたいであろうことは確認してみればいいのです。結果的に必要な情報が得られなくても、確認すべき場所に確認してみるという姿勢は必要なのではないでしょうか。

けれどもスーパーセブンに限って言えば「販売している商品が本物か偽物かなど確認する必要などない」というのが、販売者側の回答でした。不確か過ぎる商品を「天然石市場ではこの名称で売られているから」という理由だけで、まるで本物であるかのように販売できる考え方自体理解できないのですが、それが目の前にある現実です。




■自分なりの線引きを

スピリチュアル系天然石の「本物」が欲しいと考えた場合、もし私なら購入しようとしている天然石のルーツをたどることができるかどうかを重要視すると思います。要するに「たどってもたどっても名付け親にたどり着かないスピリチュアル系天然石は偽物」という線引きをするわけです。

目に見えない「何か」も含めてその天然石が欲しいと望むならば、その「何か」が何であるのかを知らない人間から購入するのは危険です。そして、知らないくせに知っていると言い張る人間から購入するのは最も危険な行為です。

もちろんこれは、目に見えない「何か」を含めてスピリチュアル系の天然石を求める場合の線引きであって、例えば○○という名称のスピリチュアル系天然石と外形が似ている天然石が欲しい、と考えるなら、外形に関する情報を集め、自分が納得できる場所に線を引いて商品を探すでしょう。その場合、納得の行く場所に線引きができなかった天然石については購入を見送るだろうと思います。



■レムリアンクォーツについての個人的見解

ところで私が最初に質問を受けた「レムリアン」についてですが、個人的には購入したいとは思わないスピリチュアル系天然石でした。その理由は単純なもので「レムリアンに特徴的とされるレムリアン・リッジは全ての水晶が持っている成長線なので、あえて高値がつけられているレムリアンクォーツを買う必要はない」という線引きをしたからです。

水晶の成長線は樹木でいうところの年輪のようなもので、線と線の間隔が狭ければ狭いほど、その水晶がゆっくり成長したことを教えてくれます。そのラインの繊細さを楽しみたいなら多くの水晶を手にとって自分の好みに合うものを探せば良いと私は考えています。

ちなみに、これは余談ですが、成長が早いために成長線がつきにくい水晶の代表はハーキマークォーツだそうです。
posted by isinohanasi at 22:16 | スーパーセブンは存在しない
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2008年05月07日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 G

今回は、スーパーセブンに含まれる(とされている)カコクセナイトについての記事を掲載します。



■カコクセナイトはどのような天然石を指すか

前々回の記事にも記載しましたが、スーパーセブンに含まれるとされるカコクセナイトがどのような天然石であるかについて、現在私は、下記のように仮定しています。

スーパーセブンに含まれるカコクセナイトとは、アメジストやスモーキークォーツに黄色のゲーサイトがびっしりと含まれ、虎の皮模様のように見える天然石である。


ちなみにこの仮定は、私の個人的な見解だけを材料にしているわけではありません。日本にスーパーセブンの概念を広めたと思われる書籍「地中の宝物」の共著者である、株式会社ヨシヨシの吉田さまからも、以前カコクセナイトについては、以下のようなご説明を頂きました。


2.Cacoxenite(カコクセナイト)
紫色、もしくは茶水晶の地に黄色のゲーサナイト・インクルージョンを含むものはクオーツと呼ばずにこの名称で呼ばれる。
黄色のインクルージョンがトラの皮模様を呈する。(宝石・貴金属大辞典より引用)


※詳しくは、下記の記事をご確認ください。
「地中の宝物」共著者 吉田良様の見解と対応

 http://isinohanasi.com/article/57428741.html



一時期、リン酸塩鉱物の一種であるカコクセン石(和名)がスーパーセブンに含まれる(とされている)カコクセナイトである、との説明も見受けられましたが、これはたまたま、同じ名前を持つ鉱物が存在した為だと私は考えています。少なくとも、私がスーパーセブンを検証する過程には、カコクセナイト=カコクセン石であると仮定するに足る材料は出てきませんでした。

ですからここでは、カコクセナイト=アメジストやスモーキークォーツに黄色のゲーサイトがびっしりと含まれ虎の皮模様のように見える天然石、であることを前提とさせて頂きます。




■カコクセナイトのサンプル例

ではここで、カコクセナイトに分類される天然石のサンプルをお見せいたします。今回のサンプルは、色むらのあるアメジストにゲーサイトが含まれた天然石となります。


kako01.jpg


黄色く光って見える部分が「カコクセナイト」です。



kako02.jpg


カコクセナイトが「虎の皮模様のように見える天然石」とされている理由は、このびっしりと含まれたゲーサイト・インクルージョンにあります。



kako03.jpg


内包されているゲーサイトの拡大写真です。



■次回記事内容は未定です。そろそろ一度オークション出品を、と考えていますので、それに関連した記事になるかもしれません。
posted by isinohanasi at 01:08 | スーパーセブンは存在しない
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2008年04月30日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 F

今回は、可能性としてのスーパーセブンについて、私の考えを掲載します。



■なぜ私は「スーパーセブンは存在しない」と書いたのか

「スーパーセブンは存在しない」と題した記事を掲載した頃、私は天然石業界の曖昧さと曖昧さを利用した商法に、大きな疑問を感じていました。当時の私にとって「スーパーセブン」は、まさに多くの疑問がそのまま形になった天然石だったのです。スピリチュアルな側面を持つ商材ですから、扱いが難しいことはわかっていました。けれども当時、すでにスーパーセブンはスピリチュアルの枠を大きく外れて利益を生み出している商材でもありました。

もちろん、記事を掲載する前段階の準備として、スーパーセブンを取扱われている業者さまへの質問もさせて頂きましたが、それらのリサーチを通して私の疑問は解決するどころか、より大きくなる一方でした。中でも一番大きな疑問は、「ある(はず)ある(はず)と言うわりに、誰もその存在を実証できないのはなぜだろう」というものでした。

とは言っても、私も最初からただただ可能性を否定していたわけではありません。「スーパーセブンはあるはず」と仮定をして商品を探してもみました。けれども、ないものはない。どこを探しても現物を見つけることはできなかったのです。

業者さまもその存在を立証できない、私も探し出せない。鉱物や宝石の知識をお持ちの方に相談して答えが出るような対象でもない。ではどうするか?

次に取れる実際的な方法論として、私は「ない」と言いきることを選びました。これだけ問合せても「ない」探しても「ない」のだから、本当に存在するというのなら、あとは「ある」とされる方々に実物を提示してもらうしかない。それ以外に検証を先に進める方法がなかったのです。


ちなみにこの件に関しては、存在の可能性を重視して人知の及ばない世界の話を持ち出される方もいらっしゃるようですが、どうぞ今一度考えてみてください。可能性だけを重視して「証明の必要なし」とするならば、それこそ100種類の要素が含まれた天然石だって「存在してしまう」のです。1000だって10000だって「あり」になってしまうのです

私たちが生きている世界では、あり得ない何かを信じたからといって、それだけを理由に罰せられることはありません。同時に、信じているという理由だけで、客観的な証明が成されていないものを「ある」と結論づけることも不可能なのではないでしょうか。




■スーパーセブンは存在する、と論じるに必要な材料とは

最近頂いた閲覧者の方からのメールで、半年前に私が書いた「スーパーセブンは存在しない」という記事内容に対して、現在もまだ拘っておられる方がいる事を知りました。念のためその方の書かれている内容を確認させて頂きましたが、現時点では存在するしないについてのお話をさせて頂くことは不可能だと判断しました。

そのように判断した理由は、その方のご意見が感情論の域を出ていないこと、またご自身では何ひとつ検証作業をされておらず、ほとんどがインターネット上の情報を寄せ集めたものに見えたからですが、もし私の判断に間違いがあればご指摘ください。
※その方はこのブログを良く見ていらっしゃるようなので、この場に記載させて頂きました。

余計なお世話だとは思いますが、スーパーセブンが存在する可能性を論じられるのであれば、まずはご自身の論を証明する材料を提示してください。この場合は「スーパーセブンの条件」を満たしている天然石を提示してくだされば結構です。そこからでないと話が先に進みません。存在を仮定できるだけの材料を提示してくだされば、今度は私がその材料に対して反証をすることも可能になるでしょうが、現時点では反証する対象がないため、それもできません。

万が一、含まれている要素と産出地が「スーパーセブン」と合致する天然石の存在を立証してください、とお願いすることすら理不尽だと受けとられるなら、そもそも「スーパーセブンは存在する」という論自体が、机上の空論の域を出ていないと言えるのではないでしょうか。




■「存在する」とは誰のための見解なのか

例えばこれが、スーパーセブンを提唱したヒーラーさんご本人との間に生まれた見解の相違であれば、私には反証不可能な場所が生まれるでしょう。そのことは、私も理解しています。そのヒーラーさんが持っている「人とは違う能力」を信じ、その方が提唱し販売されている「スーパーセブン」を、証明不可能な要素ありとわかった上で購入されるのであれば、それはもう、他人が口をはさむことではありません。

けれども、現在スーパーセブンを販売されている業者さまや、スーパーセブンの存在を積極的に肯定される方、私がその存在を否定することに強い難色を示されている方々は、提唱者ご本人でもなければ、現時点における提唱者本人の意向を代弁できる立場にもない方ばかりです。

そのような方々の主張の軸を成しているのは主に、過去「スーパーセブン」なる天然石の存在に言及したヒーラーさんがいたこと、人知が及ばない世界が可能性に満ちていること、そして見たことや所持したことはなくてもその存在を信じているから、ということになるのでしょうが、肝心な問題であるはずの「商材として扱われているスーパーセブンは、過去ヒーラーの方が提唱したスーパーセブンとはイコールではない」という私の見解には、なかなか触れてくださいません。


そもそも「ある」という見解を誇示される方にこそ尋ねてみたいのですが、人の心や精神的な世界と深い関わりを持つ生き方を選ばれた提唱者ご本人が、このような現状を良しとされると本当に思えるのでしょうか。

ちなみに「このような現状」とは、自分が過去に言った言葉の一部を拡大解釈され、転用され、商売に利用され、場合によっては悪用され、結果としてそこに、傷つけられる人間が生まれてしまう、ということを指しています。




■情報が無責任に広がった責任は誰にある?

スーパーセブンについての情報を追う過程で、私は最初の提唱者であるヒーラーさんご本人が、なぜいつまでもこの件を見過ごしていらっしゃるのだろう、と不思議に思ったことがありました。

自分の名前が、自分が関与していない場所で、他人の都合に合わせて、他人のいいように使われている。これはご本人にとって、とても不快なことだと思います。私自身(規模を極ごく小さくした形ではありますが)まったく言った覚えのない言葉が、まるで私の言葉であるかのように書かれている場所に遭遇し、びっくりした経験がありますが、決して快い経験ではありませんでした。

私の場合、これらの「言った覚えのない言動」は匿名性の高い場所(掲示板やブログ、コミュニティーなど)に記載される事が多く、心配した閲覧者の方々が「ここに掲載されてますよ」という主旨のメールを下さるので知ることができるのですが、匿名性の高い場所である分、言っていないことを言っていない、違うものを違うと訂正することもできません。

このような経験を通して、改めてインターネットを介してやり取りされる情報の不確かさやいい加減さを知ると共に、一度広がってしまった情報は、例えそれが間違ったものだったとしても、必要な訂正をされないままで存在し続けるのだということを知りました。

幸い私にはこのブログがあり、自分の主張を自分の主張のまま公開することができます。また、ご覧になった方が最終的に選ばれる結論が、私の見解と違うものであっても、真逆にあるものであっても、それが間違った(と私が感じる)方向に情報を大きく操作してしまうものでなければ、何の問題もありません。

もともとすべての方が私の考えに賛同してくださる、などという都合のいい願望は持っていませんし、天然石を購入する立場の方々から見て、私のお伝えする情報や個人的な疑問、それに対する検証結果など見る必要もない環境になってくれれば、それに越したことはありません。


けれどもこれは、私のような小さなブログしか運営していない人間だから言えることであって、スーパーセブンを提唱したヒーラーさんのように、ここまで大々的に利用された場合、そこから受ける不利益や精神的な負担は決して小さくないはずです。だからこそ、それらを止めるなんらかの手立てがあるのではないか、もしヒーラーさんが何らかの手をうってくだされば、末端の消費者が受ける不利益も減ってくれるのではないか、などと都合の良いことを考えもしたのですが、スピリチュアルな範囲に存在する問題は、そこから受ける不利益を回避することもまた難しいのだと知りました。


以下に記載する内容は、スーパーセブンについての情報を追う中で、提唱者であるヒーラーさんと現在も直接の繋がりをお持ちの方から聞かせて頂いたお話をもとに、私が感じた内容をまとめたものとなります。
 ※私にこのような話をした覚えがあり、かつ自分の意図とは違う書かれ方をしていると感じられた場合は、お手数ですがメールにてご連絡ください。よろしくお願い致します。




■「可能性」が持つ危険性

「スーパーセブン」が他人の利益の為に不当に利用されたのは、何も日本ばかりではなく、アメリカでも同様の出来事は珍しくなかったのだというお話を聞かせていただいたことがあります。

スーパーセブンが持つ可能性には、屑石を宝の山に変えてしまうほどの力があります。ですから必然的に、宝の山を手に入れたいと望む人間のかっこうの餌食にもなってしまうのでしょう。これは何もスーパーセブンに限ったことではありません。その他の天然石でも宝石でも鉱物でも。存在が利益を生み出すものには、その利益にあやかろうとする人間の存在もつきものなのです。

そのような無法者の存在が明らかになる度、提唱者であることを理由にヒーラーの方が対処を求められるのわけですが、スーパーセブンの特徴である「全てが含まれていなくても同じ場所から産出されたものであればOK」という条件は、無法者に有利な逃げ道となってしまいます。誰もが本当のことを話してくれる理想的な世界であれば問題はないはずの「その石である条件」が、悪用を止められない理由に成り代わってしまうのです。

実際アメリカでは、ご本人が悪用を止めるための働きかけをされたこともあるのだと聞きました。けれども多くの場合、時間と労力をかけて働きかけをしても、結果的にご本人が疲れ傷つくだけでしかなかったようです。

まさか、提唱したご本人がその商材の悪用を止められないなんて、と思いませんか?

私は思いました。もともと他の人にはない能力を持っているヒーラーさんが提唱した、という前提でなりたっているスピリチュアルな商材なのですから、提唱者ご本人の意見や意向が絶対であっても不思議はないと思っていたのです。むしろご本人が働きかけをしても止められない現実があるとは思ってもみませんでした。


けれども私自身、このようなブログの運営を続けていると、あたりまえの事が当たり前には通らない現実を嫌というほど思い知らされる機会や、意気消沈せざるを得ないような出来事に数多く出くわします。例えば、購入する商品に対して不安や疑問を持つことや問合せをすることが、イコール意地の悪い非常識な人間性である、と判断されてしまり、たった1〜2回の問合せをしただけで「問題ありの客」としての烙印を押され、時には取引さえ拒否されてしまうのです。


天然石に対して問合せをされた経験や、処理などの質問をされた経験がある方にはわかって頂けると思うのですが、天然石を売買する世界では、まっすぐ投げた疑問に対する回答が、消える魔球となって戻ってくることが少なくありません。しかも消える魔球を投げた相手は、大抵の場合がちがちの防御体制を取っているか、悪い場合感情的になっていて、質問の修正程度では話を続けることすらできません。

接客業を営んでおきながら、顧客からの問合せ対してあっさり逆切れる。この姿勢に対しても理不尽さを感じずにはいれらませんが、そのような意見が受け入れられる余地もすでになく、いさかいを避けようと思うなら、最初の疑問は何ひとつ解決しないままでも黙って引き下がるしかありません。

自分が購入する商品です。嫌でも自己責任を持たねばならない世の中です。購入する商品や購入した商品に対して何らかの疑問を持った時には、プロで「あるはず」の販売業者さまに問合せて情報を得る自由と権利と責任が「あるはず」です。「あるはず」なのですが……

「こうあるべきはず」のものが本当にこうあってくれれば、私はきっとこのブログを立ち上げることなどなかったでしょう。




■「可能性」ではなく「証明」に重きをおく理由

ヒーラーさんが受けた傷やご苦労にはとうてい及びもつかないでしょうが、私自身これまでに何度も「なぜ? どうして?」と途方に暮れた経験はあります。そして、そのほとんどが「本来論じるべき内容とはかけ離れたところで起こってしまう」というのが、残念ながら現実です。

これは私の推測ですが、スーパーセブンを提唱したヒーラーさんが現在スーパーセブンから手を引かれている一因には、これらのトラブルも少なからず関わっているのではないかと思います。自分の意図とはかけ離れた場所で商材がひとり歩きして、結果として購入した人間が不利益をこうむっている。人間の心や精神と深く関わる分野に身を置き、そこに誠実さや豊かさを望むならば、手に追えなくなるほどマイナス方面にひとり歩きした商材からは、いっさいの手を引くことが、できる限りの方法だと言わざるを得ないのかもしれません。

もし、提唱者なのに不誠実(無責任)だと感じるならば「もし自分だったら何ができるか」と問うてみてください。理想論とはかけ離れた場所で今、自分なら何ができるか。私は記事を書くとき、記事の案をまとめるとき、何度も何度もこの問いかけを自分にします。


私は常々、そこから利益を得ている人間には得ていない人間とは違う責任が生じると書かせて頂いていますが、反面、自分ならば120%不可能だとわかっている要求を相手に押し付けることは避けたい、とも考えています。だからこそ鑑別用の機材を購入し、鑑別という方法論が持つ可能性を、自分でも学んでいます。

正直なところ、ブログを立ち上げた当時でさえ、私は自分が鑑別について、機材を購入してまで勉強をすることになるとは考えてもいませんでしたし、いち消費者のままで疑問が解決されていたら、そちらの方が楽だったし良かったと思っています。

けれども現実はそうそう甘くはなく、「そんなに知りたいなら自分でやればいいでしょう」という主旨の回答を頂くことが多くなり、同時に「鑑別しても別に保証ができるようになるわけじゃないですよ」とあしらわれることも多くなり、このままでは打てる手がない状況にまで追い込まれた為に、ダメでもともとを覚悟の上で、取りあえずできるところまで努力しようと考えたのです。

私は本来とても怠け者な性分ですので、もし私以外の誰かが変わりに答えを出してくださるなら喜んでお任せしたいのですが、今のところ自分でやるしかないので自分でやることにしています。

ちなみに、私が自分で鑑別機材をそろえるきっかけとなった業者さまからの回答やご意見は、私が作り出した架空ではなく、本当に存在しています。私としては本当に残念なことなのですが、この部分を疑うメールを頂くことがありますので、でっちあげた作り話ではないという証明のために、業者さまからのメールをひとつ転載しておきます。
 ※必要であれば業者さまのお名前を出すだすことも可能ですが、今回の場合、お名前を出して不利益をこうむる可能性があるのは業者さまの方ですし、個人的にはそこまでする必要はないのでは?と考えて掲載しませんでした。


・ある業者さまから頂いたメール(一部抜粋)

〜前半分省略しています〜

人を試すような行為は悪意をとても強く感じます。
また、された人間にとってとても不愉快な気持ちを与えます。
今後のお取り引き、メールでのご質問もお断りさせて頂きたいと思います。

〜中略〜

天然石について、人それぞれパワーを求めたり、美しさを求めたり、
求める物は様々です。○○様の求める「天然石」がどういう基準なのか、
何処で線を引いているのか、ブログを読んでもはっきりした事が
読み取れませんでした。

ブログを読んで伝わってきた事は、
「お店の人がきちんと最後まで対応してくれなかった」
「私の希望する返事が返ってこなかった」
「脅迫者あつかいされた」
などのグチを掲載したブログに読めました。
この様にネガティブなブログを読んだ読者は建設的な方向に動いてくれると思いますか?

「代理人を立ててでも」などの言葉や、
「お取引後にトラブルを起こすような事態は、
私としましても『避けたい』と考えておりますので、」
のメールの言葉は、最初からトラブルを発生させる事を前提として話が進んでいます。
人を動かす簡単な方法は、トラブル発生を避けるように仕組めば楽です。
しかしこの方法で「消費者にとってプラスになるお店」が増えると思いますか?
トラブルを避けるために仕方なく対応させる事は出来ても、
良いお店を増やす事は出来ないと思いませんか?


最後になりますが、石の処理の詳細を調べるのはとても難しい事だと思います。
購入先に情報を聞いても、その前の業者ですり替え等のトラブルが
発生しているかもしれません。
もし出来るのであれば、○○様がオークションに出品される商品全てについて、
ご自分で信頼できる鑑定書を付けて出品される事をお勧めいたします。
○○様が出品者(販売者)となりますので、購入先に聞いて対応するのではなく、
ご自身でご自身の納得が行く結論を出すべきではないでしょうか?




ちなみに、この業者さまに対して私が送ったメールは2通、内容は以下の通りです。

一通目(挨拶文は省略しています)

現状、仕入れ元で「天然です」と太鼓判を押された商品であっても、
実際に鑑別に出してみると、染色品であったり、
また成分自体に相違がある石が存在するようなのですが、
それらに関して御社では、どの程度把握をされていますでしょうか。
例えば仕入れた石に対する何らかの自社基準
(抜打ち鑑別など)を設けていらっしゃいますか?

業者さまの中には、仕入れ元の情報を「全て正しい」と仮定して
販売をされているところが多いことを知り、
今回このような質問をさせていただきました。

ご回答いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。


2通目

△△さま

丁寧なお返事ありがとうございます。
お手間を取らせて申しわけありませんが、あと二つ質問をさせてください。

まず一つめですが、仕入れた石に対する判断をされる時、
染色品や着色品の見極めにはどのような方法を用いられていますでしょうか。

次に二つめの質問ですが、
今後私が御社の商品を購入希望した場合、お取引をして頂くことは可能ですか?
それとも取引自体を断られてしまうでしょうか。

お取引後にトラブルを起こすような事態は、
私としましてもできる限り避けたいと考えておりますので、
このような質問をさせていただきました。
どうぞよろしくお願い致します。



この2通目のメールに対して頂いた回答が上記の業者さまからのメール文となります。



■天然石を鑑別することは本当に非常識か?

そもそも、天然石の世界に鑑別という証明手段を持ち込むこと自体を非常識だと一蹴される方や、拒否反応を示される方がいらっしゃいます。私も何度かそのような方とお話をさせて頂きましたが、「宝石じゃないんだから」「天然石なんだから」とお話をされることが多く、結局のところ証明を必要としない理由は、宝石よりも販売価格が低いことにあるのだな、と感じました。

では鑑別という方法論を除外して、いったい何が証明されるかといえば、今のところ何も証明されません。

他に証明手段がないなら、今ある手段を有効的に利用しても良いのではないでしょうか。天然石はすでに証明が不必要な商材ではない、と私は考えています。特に中国を経由する商品が多くなっている昨今、その危険性は決して無視できるものではありません。



■今日のまとめ

可能性だけを論じるならば、確かに天然石には無限の可能性があるでしょう。というよりも、天然石だけではなく、全てのものに人知が及ばない領域が存在し、無限の可能性があり得るのです。ツチノコも宇宙人も、一時期癌にきくとされたアガリスクも。証明さえされなければ、様々な可能性が否定できないものとして残ります。

けれども、ただの浪漫ではなく、商材としてここまで広く出回るようになった以上「スーパーセブン」に対する証明は必要だと私は考えます。反対に存在する事実が証明できないのであれば、販売の方法を変えるか、もしくは値段をつけて販売などせず、個々人の浪漫の範疇に留めておくべきなのではないでしょうか。


■追加連絡です。
検査入院のため金曜日の更新はお休みします。次回の更新は来週の火曜日となります。
posted by isinohanasi at 00:16 | スーパーセブンは存在しない
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2008年04月25日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 E

今回は「スーパーセブン」として販売されている天然石が、特定地域からしか採掘されないような希少性の高い天然石ではない、と私が主張する理由や、スーパーセブンに含まれているとされる内包物がどのようなものであるかについて記事にさせて頂きます。



■スーパーセブンは希少石?

現在市場に出回っている商品をスーパーセブンである、と仮定するならば、スーパーセブンは希少石ではありません。反対に、前回お伝えしたような7つの要素をすべて含み、アメリカのヒーラーが提唱した石と同じ産地(岩石)から採掘された天然石がスーパーセブンである、と仮定するならば、スーパーセブンは希少石、という事になります。

ところが私は、後者の条件を満たしたスーパーセブンを、まだ一度も見たことがありませんし、所持している業者さまに行き当ったこともありません。もし後者のスーパーセブンが本当に市場に流通しているなら、これだけ探し続けている私の目や耳に、一度くらいはその存在を証明する情報の切れ端が入ってきても良いはずだと考えているのですが、一向にその気配がないのです。


私は鑑別という方法論を客観的な証明材料のひとつとして用いますが、スーパーセブンについては、これまでに46個の商品を鑑別してきました。もちろん私が鑑別したわけではなく、プロの方に調べて頂いたものが46個です。とは言っても、スーパーセブンであるかどうかを鑑別するわけではありません。その石に含まれている内包物がどのようなものであるかを調べて頂き、7つの要素のうち何種類が含まれた商品であるかを検証した石の数が46個、ということになります。

鑑別の結果は以下の通りです。

2種類含まれていた     9個
3〜4種類含まれていた  36個
5種類含まれていた     1個


※この間別結果は、商品として販売されていたスーパーセブンを私自身が購入するか、もしくは「購入したけれどもどうしても不安」とのご相談を閲覧者の方から受け、一時的に商品をお預かりして鑑別、検証したものです。販売価格は数百円から、一番高いもの(ご相談をうけた商品となります)で2万円前後でした。

その他にも、スーパーセブンを商材として取扱われている複数の業者さまに対して「一般的に説明されている7つの要素が全て含まれていて、産地がしっかり確認された「スーパーセブン」を所持されるか、もしくはご覧になったことがありますか?」と問合せさせて頂きましたが、答えはいずれもNO。

「証明するつもりもさせるつもりもないが自分は持っている」と主張された業者さまならありましたが、これは論外です。特にその方は内包物をご自身で確認する気持ちも知識もまったくお持ちではなく「私があると思っているんだからある」という感情論のみでお話されていました。天然石から利益を得ている業者さまの言い分としては不十分だと思いますし、その言葉だけを理由に「存在した」とご報告することもできません。



■「要素だけ」ならスーパーセブン?

そんな中、最近になって私は、見ようによっては(スーパーセブンに含まれるとされている)7つの要素が含まれていると言えなくもない天然石、を偶然入手しました。これは、今年のツーソンショーに行かれた方が、以前私から受けた問合せを覚えてくださっていて、たまたま見つけたそれらしき石をいくつか見繕ってきてくださったものです。もちろんこれらはスーパーセブンとして販売されていたわけではありませんし、産地とされている場所も違います。

その方のお話では、最初に見かけてから数日たっても売れ残っていたので試しに買ってきた、とのことで、ツーソンではやはり、色むらのあるアメジストか、黄色味がはっきり確認できるものについては、カコクセナイト(アメジストやスモーキークォーツにゲーサイトが含まれた石)として販売されていたとのことでした。現在検証中のため手元にないのですが、現物が私の手元に届き次第、写真とともにこの場でご報告させていただければ、と考えています。

ただひとつご注意いただきたいのは、私が入手したこの「スーパセブンもどき」の天然石を理由に「ほら、やっぱりスーパーセブンはあるじゃないか」と短絡的な主張することは不可能だ、ということです。




■いいとこ取りの切り張りされた理屈

天然石を商材として扱われている業者さまとお話をさせて頂く中で常々感じることは、業者さまが提示される「理屈」が、多くの場合いいとこ取りの切り張りである、という事です。

例えば販売時にはパワーストーン的な意味合いをにおわせておきながら、問合せを受けた際には「素材としてしか販売していない」「パワーストーンとして販売しているわけではない」「石はただの石でしょう」などとパワーストーン的側面を全否定するようなと反論されたり、宝石学や鉱物学の範疇にある説明や名称を利用して販売をしておきながら、疑問を感じた名称に対して質問をすると、天然石ビーズの業界に宝石学や鉱物学の理屈を持ち込むのは馬鹿げていると一蹴されたり。

主張や理屈に一貫性がなさ過ぎるのです。その時々で一番都合のよい視点から見える理屈を寄せ集め、都合の良いところばかりを切りとってつぎはぎし、残った「都合の悪い部分」は上手く隠して商売をされているように見えてしまうことも多々あります。

今回私が入手した「要素だけならスーパーセブンと呼べなくもないもどき石」の存在を公開することが、またそのような切り張りの理屈に使われてしまうのではないか、との懸念もあったのですが、もし私が記事で取りあげた石を元にスーパーセブンの存在を肯定されるなら、同時に裏側にある事実も認めることになるのだと思い至り、掲載に踏み切りました。

この場合の裏側にある事実とは、以下の内容を指しています。


・スーパーセブンと銘打って販売されている商品は、特定の産地から流通しているものではなく希少性もないこと。
・特に2〜4種類の要素しか含まれていないような「スーパーセブン」は、質の低い石として人気がなく、積極的に取引されてこなかった天然石であること。
・当然、それらの石に対する仕入れ値は高くはならないこと。
・万が一高値で仕入れているなら、販売業者さまが現地の業者さまに騙されている可能性が高いこと。
・2〜4種類の要素しか含まないスーパーセブンならば、比較的容易に流通量を増やせるということ。



ちなみにスーパーセブン(もどき)の天然石において、一番ありふれているのは、無色のクォーツにレピドクロサイトが含まれた石となります。市場に出回っている商品には、このタイプが非常に多く見らます。また含まれているレピドクロサイトも、光に透かしても赤味やオレンジ味をほとんど感じない低質のものが多い、と言わざるを得ません。

反対に、一番ありふれていないのは、カコクセナイトを含むスーパーセブン(もどき)です。スーパーセブンに含まれるカコクセナイトとは、アメジストやスモーキークォーツに黄色のゲーサイトがびっしりと含まれ、虎の皮模様のようみ見える天然石を指していますが、このカコクセナイトを含む石については、ブラジル産であると仮定することが可能なのです。

もちろんこれは、流通における主要産地がブラジルである、ということであって、必ずそこでしか採掘できない、という意味ではありませんが、消費者にとって重要となるのは、実際に商品として流通していて、自分が購入する可能性のある石に関する情報である、と私は考えていますので、カコクセナイトが含まれたスーパーセブン(もどき)は、ブラジル産である可能性が高くなる、とお伝えしたいと思います。

その他の要素については、主要な産地を特定することはできません。むしろ産地を特定する必要もないくらい、産出があり得るものです。ですからカコクセナイトが含まれているかいないかは、スーパーセブンと称された商品の購入判断をする上でも、とても重要な材料のひとつとなり得ます。




■スーパーセブンに含まれているとされている要素とはどのようなものか

では最後に、スーパーセブンに含まれるとされている要素とはどのようなものなのかをお伝えして、今日の記事の締めくくりとさせていただきます。


掲載した写真はいずれも、これまで鑑別及び検証をしたスーパーセブンを、宝石用の顕微鏡で見たときのものです。スーパーセブンとして販売されている商品は多くの場合、ただただ黒っぽい石にしか見えないのですが、比較的質の良いものを選んで掲載してみました。写真は私が撮影していますが、内包物に対する鑑別はプロの方に依頼しています。


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次回は、可能性としてのスーパーセブンについて、私の考えを掲載する予定です。また最近お問合せの多い、オークションへの出品予定や時期についてですが、オークション再出品の前に皆様にお知らせしておくべき注意点が色々とあり、それを上手くまとめる事ができずに時間がかかっています。とりあえず出品するだけなら可能ではありますが、それではあまりに不誠実だとの思いが拭えません。なるべくいそぐよう心掛けますので、申しわけありませんが今しばらくお待ちください。(最近お待ちくださいばかりでごめんなさい)

posted by isinohanasi at 22:36 | スーパーセブンは存在しない
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2008年04月23日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 D

「つくられた価値を持つ天然石」についての記事を掲載する前に、ここで一度、話をスーパセブンに戻しておきたいと思います。

私が多方面から様々なご指摘を頂くようになったきっかけのひとつとして「スーパーセブンは存在しない」と題した記事を掲載したことがあげられますが、この記事については、本来私が意図していた場所とはかけ離れたところで話題にされることが多かったように思います。ですから今ここでもう一度、「スーパーセブンは存在しない」という自論に対して正面から向き合ってみたいと思います。

ちなみに「つくられた価値を持つ天然石」で取りあげるつもりの「扱いが難しい天然石」とは、レムリアンクォーツとなります。ご質問頂きましたので、先にお伝えしておきます。


■スーパーセブンに対する「常識では考えられない説明」


約半年ほど前に私が「スーパーセブン」なる商品について初めて言及をした頃、スーパーセブンは既に様々な業者さまが取扱う「商品」として市場に存在していました。当時から商品説明に使用されている主な内容は以下のとおりです。

@スーパーセブンという名前はアメリカの有名なヒーラーが1995年に名付けたもので、別名「メロディストーン」や「セイクリッドセブン」とも呼ばれている。

Aスーパーセブンは、アメジスト、カコクセナイト、クオーツ、ゲーサイト、スモーキークオーツ、ルチルクオーツ、レピドクロサイトの7つが共生して出来たスピリチュアルストーンである。

Bスーパーセブンには上記の7種類がインクルージョン(内包)されているが、7種類以上の鉱物が入っている場合もある。また7種類入っていなくても同じ場所(岩石)から採掘された物はスーパーセブンと呼ぶ。


他にも、スーパーセブンはインクルージョンされるそれぞれの鉱物がお互いのパワーを補い、フォローしあっているので、浄化やチャージの必要が無いスーパーストーンである。などの商品説明が記載されている事もありますが、今回は特に、先にあげた3点について、私自身の考えを改めて記載したいと思います。




@スーパーセブンという名前はアメリカの有名なヒーラーが1995年に名付けたもので、別名「メロディストーン」や「セイクリッドセブン」とも呼ばれている。


今さら言及するまでもない事ですが、この「有名なヒーラー」とはメロディー♪さんのことを指しています。そして、メロディー♪さんがかつて、スーパーセブンなる名称を、ある特定の天然石に対してつけられた事も事実です。

ところが、ここからが問題なのですが、メロディー♪さんご自身はもう何年も前からスーパーセブンを扱ってはいらっしゃいません。主宰されているワークショップでも、スーパーセブンではない天然石を使用されています。譲ってくださいとお願いしても、ご本人でさえ市場に流通させるだけの現物を所持されていない。

これが現時点での「事実」なのです。

それなのに、日本の天然石市場には今、スーパーセブンがあふれ返っています。ご本人でさえ必要数が確保できない天然石を、日本の業者さまが山のように持っている。この時点で「何かがおかしい」のです。

さらに、日本の業者さまに対して私は、かなりの数の問合せをさせて頂きましたが、今もって一度たりとも、メロディー♪さんが許可されたスーパセブンを販売している業者さまや、産地も内包物も「間違いなくスーパーセブンである」と自信を持って販売できる商品を所持していらっしゃる業者さまを見たことがありません。

自分が見たことも所持したこともない天然石を、現在の天然石市場ではそのように流通している、という理由だけで商品として販売されている。これこそが、現在の市場に存在する「スーパーセブン」の真実です。



Aスーパーセブンは、アメジスト、カコクセナイト、クオーツ、ゲーサイト、スモーキークオーツ、ルチルクオーツ、レピドクロサイトの7つが共生して出来たスピリチュアルストーンである。

この説明で問題となるのは、販売しているご本人が商品説明に記載している7つの要素についてほとんど何もご存知ない、という事です。

例えば私が、スーパーセブンとして販売されている商品の中でも、特にゲーサイトの含まれているものが欲しい、と問合せたとしましょう。いったいどのくらいの業者さまが、私の欲しがっている商品を案内できるでしょうか。

おそらくほとんどの業者さまは十分な案内ができません。スーパーセブンに限って言うならば、販売している立場の方々は、自分たちの取扱商品について何も知らないも同然なのです。知らないから答えられない。十分な案内もできない。ただそれだけの理由です。ところが、ただそれだけの理由が、消費者から見れば十分脅威となり得るのです。

残念な事実ですが、天然石が日本の消費者の手元に届く過程には、様々な危険があり、騙しが存在します。例えば産地偽装や色に対する情報の偽装もそのひとつ

宝石として売買されるルビーやサファイアでさえ、何の知識も持たずに買付けに行けば騙されます。特にルビーやサファイアは産地がその石の商品としての価格を決める重要な要素の一つとなるので、騙されないためには知識をつける努力、自身の目を養う努力が必要となります。

要するに、天然石を商材としている立場の人間が何も知らないことをまるで当たり前のように考えていては、(知らず知らずのうちに)騙され放題であったとしても何の不思議もないのです。


Bスーパーセブンには上記の7種類がインクルージョン(内包)されているが、7種類以上の鉱物が入っている場合もある。また7種類入っていなくても同じ場所(岩石)から採掘された物はスーパーセブンと呼ぶ。

スーパーセブンに対する商品説明の中でも、消費者にとって最悪と言い切っても過言ではないと思われる説明がこれです。結局のところこれは遠まわしに「何でもあり」だということを説明しているのでしょうか。


私はこの説明文を最初に見たとき、消費者を馬鹿にするにもほどがある、と強く感じました。たくさん入っていてもスーパーセブン、ちょっとしか入っていなくてもスーパーセブン。どう考えても販売する立場の人間を有利にする為だけのルール。これが騙しの手口でないとすれば、いったい何なのでしょう。

このような商品を堂々と販売されてしまっては、消費者には成す術がありません。自己責任を重視した購入判断をしようにも、業者さまが必要な情報を何ひとつ公開されていない商品に対して、どのような責任を持てばいいのでしょう。問合せても何もわからない。ネットで調べてもわからない(同じような説明ばかりで肝心なことはかかれていない)。わからないから予防のしようもない。騙しを防ぐ手だてがない。

要するにいくら自分なりの努力をしても、マイナスの要素を何ひとつ防ぐことができないのです。こんな不公平な取引があって良いものでしょうか。それとも、騙しが入っていても仕方のない商品である、という考えで購入することが、自己責任だとでも言われてしまうのでしょうか。


そんな馬鹿な。


スーパーセブンとして販売されている商品がスーパーセブンではないかもしれない。そんな根本的な問題の責任を、消費者に押し付ける正当な理由など、どこにも存在しません。販売している商品が間違いなくスーパーセブンであるかないかについては、当然業者さまが責任を負われるべきですし、このような主張することさえ理不尽であると一蹴される現在の業界のあり方には、大きな疑問を感じざるを得ません。




■消費者の存在を無視しない商売を


スーパーセブンを単なる商材として扱われている方々にとって、騙しが入っているか入っていないかは、取るに足りない事なのかもしれません。たとえ仕入れの段階で自分が騙されていたとしても、最終的な負担は消費者のもの。自分の手元を上手く通り過ぎてくれさえすれば、痛みはどこにも残らない。けれども自分のための天然石として購入した消費者にとっては、騙しが入っているかどうかは大問題です。


「あなたがもしその商品を買わされる立場だったらどう感じますか?」

私は過去、ある業者さまにこのような問いかけをさせて頂いたことがあります。答えはこうでした。

「私は自分で責任を持って購入するようにしているので、疑問を持ったら買わないし、もし買ってしまったら諦めます」


この方はおそらく購入者の自己責任を強調したかったのでしょうが「買ってしまったら諦める」というような理不尽な思いを、せめて自分の顧客にはさせない為の努力が必要だと私は思うのです。

「天然石から利益を得る立場になった以上、疑問を持ったら買わない、ではなく、疑問を持ったら売らない姿勢を大切にして欲しい」

というようなお話もさせて頂きましたが、最後までご理解いただくことはかなわず、この業者さまとのやり取りは、最終的には取引拒否というかたちで終りました。


やはり、何かが間違っていると思うのです。


商売である以上、利益は大切です。ですから私は、儲けるなと言うつもりはありません。儲けて頂くことは大いに結構です。ただ、やはりスーパーセブンのような商材は、最低限の責任しか負わない心づもりの業者さまが手を出していい商材ではないと思います。手を出すならば、それ相応の責任は負っていただきたい。販売価格が本来の石の価値よりも跳ね上がっている商材でもあるのですから、もっと慎重になって頂きたいと心から思います。



次回は「スーパーセブン」として販売されている天然石が、特定地域からしか採掘されないような希少性の高い天然石ではない、と私が主張する理由や、スーパーセブンに含まれているとされる内包物がどのようなものであるかについて、下記のような写真を用いて説明したいと思います。(最近文字ばかりなので)

その後、スーパーセブンが存在する可能性と危険性についての言及をさせて頂きますので、存在自体の可能性に対する私の考えについては、もう少しお待ちください。

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posted by isinohanasi at 00:49 | スーパーセブンは存在しない
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2008年04月19日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 C

前回お伝えしました通り、今日は頂いたメールに対する私の考えを掲載させて頂きます。


■頂いたご指摘メール(全文掲載)

件名: 困ります&アドバイス

Blogを度々拝見させていただいている者です。

消費者の立場から色々を勉強・調査されていて参考にさせていただいて
いたのですが・・・・、
今回の記事をきっかにメールを送らせていただきました。

インプレッションストーンについて、
個人的に、この石はアクセサリーの素材としてとても気に入ってます。
この石を見つけ、そして仕入れ、そして販売しているお店に感謝してます。
名前に惹かれたのではなく、風合いが好きで購入しました。
(確か、最初にnetで見つけて購入したショップでは当時「名前不明」でした)
以前、某shopの商品説明に「泥」という表記がありましたが、それでも
お気に入りの素材の1つです。
ショップの方達が過剰反応して万が一、販売しなくなってしまったら
困ります。

>「販売の為に生み出された天然石の名称」は、いつ頃つけられた名称
>であるかや、どのような理由からその名称がつけられるようになったか、
>などの情報が全くと言っていいほど追えません。
>情報を得たいと考え、色々な場所に問合せをしてみても、
>それらを知っている人間を見つけだすことができないからです。

今までの記事を読んでいても何度か疑問に思ったのですが、
色々な場所に問い合わせをされたとの事ですが、日本のショップ・業者以外の所
にも問い合わせをされたのでしょうか?
海外の加工工場とやりとりしたら何かわかるのではないでしょうか?





■私の返答(考え)

ご意見ありがとうございました。インプレッションストーンについてですが、まずは下記の内容をご確認ください。


昨年の11月頃になりますが、インプレッションストーンに疑問を感じ、実際に商品を購入して鑑別に出した経験があります。そのときの鑑別結果は「不純物が多く含まれたジャスパー」でした。

もっと詳しい分析にまわせば不純物の内容を調べる事も可能ではありますが、詳しい分析には当然それなりの費用がかかります。私がインプレッションストーンに対して抱いていた疑問は「主に何が含まれた天然石であるのか」「希少石と銘打つことは妥当か」の2点でしたので、それ以上詳しい分析には出しませんでした。

頂いたメールにも書かれていたように、インプレッションストーンとは、もともと「名称不明」として販売されていた天然石に、いつの間にかつけられていた名称です。おそらくひとつの石名として分類するにはあまりに混ざり物が多すぎたからなのでしょうが、この天然石は新種でも新産でもありませんし、特に希少というわけでもありません。

むしろ商品価値が低いとみなされていた為に積極的に取引がされてこなかった種類の天然石あって、必要であれば流通量を増やすことは可能なのです。事実、インプレッションストーンを取扱う業者さまは、私が鑑別に出した頃よりもぐっと増えていますし、商品点数も確実に増えています。

また、インプレッションストーンを販売されている業者さまの中には、商品説明欄に希少石と明記されているところもありますが、本来、希少石とは産出自体が少ない石を指すのであって「流通が少ない」というだけの理由で希少石と銘打ってしまっては、かえって消費者の混乱を招く原因の一つに成りかねないと、私は考えています。




これらの内容を踏まえた上で、もう一度考えてみてください。

前々回の記事内容も合わせて確認して頂くとわかりやすいと思うのですが、私がインプレッションストーンなどの「後付けされた名称をもつ天然石」について、記事内で取りあげた注意点は、以下の2点です。


@比較的安価で仕入れることができる天然石であること
Aこれらの天然石につけられているパワーストーン的な説明は、後付けのコマーシャルである可能性が高いこと



これに対してご指摘いただいた内容は、

ショップの方達が過剰反応して万が一、販売しなくなってしまったら困ります。

との事ですが、ショップの方々がアクセサリーパーツのひとつとしてインプレッションストーンを取扱っていらっしゃる限り、私があげた2つの注意点は取扱いを中止する原因にはなり得ません。

そもそも私が懸念しているのは、アクセサリー素材として販売されるインプレッションストーンではなく、アクセサリー素材として販売されていたはずのインプレッションストーンに、いつの間にか後付けのパワーストーン的な説明がつき、それによって本来の商品価値よりも大幅に値があがってしまう事なのです。

私はアクセサリー素材としての天然石に対して注意を呼びかけているのではありませんし、むしろ風合いを楽しまれる方やアクセサリー素材として活用される方にとって、安価で好みの素材が手に入ることは良いことだと考えています。


ただひとつご理解いただきたいのは、天然石という商材には、どうしても消費者にとっての危険がつきまといます。だからこそ、消費者が購入前に知っておいて損はないと感じた情報をこうして記事にさせて頂いているのです。

ウッドビーズやトンボ玉に置き換えて考えて頂きたいのですが、比較的安価で販売されていて、パワーストーン的意味合いを持たない商品でも、アクセサリー素材としては立派になりたちますし、その2点を指摘したことが、取扱いを中止する原因にはなりません。


次に、海外の加工工場さまとのやり取りについてですが、私は、これは中間業者さまの仕事だと考えています。もちろん、それが有効な方法だと判断できれば、直接働きかけることも視野に入れるつもりですが、よくよく考えてみても、私にはそれが一番有効な方法だとは思えないのです。

例えば運良く1軒の加工工場さまとやり取りをさせて頂くことができたとしましょう。そこで何かが解決したと仮定しても良いでしょう。けれどもその結果をもって、全ての業者さまとお話させて頂けるわけではありません。「うちはそことは取引してない」と言われてしまうことは目に見えていますし、そうなると後はもうイタチごっこです。

最終的には、業者さまの仕入れ元の数だけの問合せが必要となるでしょうが、これではいたずらに時間を消費するばかりで結果は期待できません。海外の加工工場さまに問題があるというのなら、中間業者さまが指導及び改善を求める働きかけをされる方が、ずっと有効なのです。



個人がかけられる時間や力には限りがありますので、より有効な方法として私は、海外の加工工場さまへの問合せではなく、鑑別という方法論を用いながらリサーチを進めています。

確かに天然石には様々な方向からのニーズがありますが、鉱物として買い求められる方にとっても、宝石として買い求められる方にとっても、パワーストーンとして買い求められるかたにとっても、共通して重要となるのは「その石が本当にその石であること」ではないかと考えているからです。

「その石が本当にその石である」ことを保証してくださる業者さまが増えれば、多くの消費者がもっともっと安心して天然石を楽しむことができるようになると思うのです。私個人はそのような変化を求めていますし、そのために限られた自分の時間と力を使っていきたいと思っています。



■鑑別についての補足

これまでもこれからも、私がオークションに出品する商品はプロの方に鑑別をお願いした商品となりますが、それとは別に「石を見て石に触れ石を知る」ことを大切にしていきたいとも考えています。

特に天然石ビーズなど単価の低い石は、全ての鑑別をプロの方にお願いすることが(金額的に)不可能ですので、自分自身の目を養うことはとても重要な課題となります。現在は、まず1連につき1粒をプロの方に鑑別して頂き、OKが出て戻ってきた粒と同じ連の粒を自分の目で見比べることにしています。

その際、鑑別用の機材を使用するわけですが、私が現在所持している機材は、宝石用顕微鏡、偏光器、屈折計、紫外線鑑別ライト(長波・短波)、二色鏡、カラーフィルター、10倍ルーペ、ペンライトとなります。

このあたりの事については以前から何度かご質問頂いていたのですが、なかなかお返事できなくて申しわけありませんでした。詳しくは「オークション入札前にご確認いただきたい内容」のひとつとして、その他所持している書籍を撮影した写真などと共に、掲載させていただく予定ですので、今しばらくお待ちください。どうぞよろしくお願い致します。
posted by isinohanasi at 03:44 | スーパーセブンは存在しない
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2008年04月15日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 B

今回は「つくられた価値を持つ天然石」の例を記事にする予定だったのですが、急遽、予定を変更する事を決めました。

変更の理由は、前回掲載した記事内容に対するご指摘のメールを頂いたからです。当然出てくるご意見のひとつだと思いますので、ご指摘にお答えする形で私自身の考えを記載させて頂くつもりですが、私の考えについては、今回ではなく次回の記事に掲載させて頂きます。

次回に延ばす理由は、閲覧者の方々にも「自分ならどう思うかを」今一度考えてみて欲しいと思ったからです。


またその後に掲載を予定している「つくられた価値を持つ天然石」では、「生み出されてゆく天然石の名称」で取りあげた天然石よりも、さらに扱いの難しい天然石を取りあげるつもりでいます。ですから、今あるご指摘については「つくられた価値を持つ天然石」を掲載するよりも前に、返答をしておく方が良いだろうと判断しました。



それでは、まず今日は頂いたご指摘のメールを全文を掲載します。
 ※念のため説明させて頂きますが、あえて全文を掲載する理由は、これまでに全文掲載をしなかったことで「(私が)都合の良い部分だけを抜出して書いている」との誤解を受けた経験があるからです。そのような事実は一切ないのですが、後付けの説明では誤解を解く事が難しいと知りました。また今回頂いたご指摘は匿名で送られてきたものであり、文中にも個人を特定できる内容は含まれていませんでしたので、無用の誤解を避ける為にも全文掲載とさせて頂きました。



それだけでは記事として短すぎますので、いずれ掲載しようと思って保存しておいた文書のうち「天然石業界及び業者さまに対して、今、私が思うこと」と題した内容を掲載させて頂きました。

スーパーセブンのその後としては少々的外れな内容となるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。





■頂いたご指摘メール(全文掲載)


件名: 困ります&アドバイス

Blogを度々拝見させていただいている者です。

消費者の立場から色々を勉強・調査されていて参考にさせていただいて
いたのですが・・・・、
今回の記事をきっかにメールを送らせていただきました。

インプレッションストーンについて、
個人的に、この石はアクセサリーの素材としてとても気に入ってます。
この石を見つけ、そして仕入れ、そして販売しているお店に感謝してます。
名前に惹かれたのではなく、風合いが好きで購入しました。
(確か、最初にnetで見つけて購入したショップでは当時「名前不明」でした)
以前、某shopの商品説明に「泥」という表記がありましたが、それでも
お気に入りの素材の1つです。
ショップの方達が過剰反応して万が一、販売しなくなってしまったら
困ります。

>「販売の為に生み出された天然石の名称」は、いつ頃つけられた名称
>であるかや、どのような理由からその名称がつけられるようになったか、
>などの情報が全くと言っていいほど追えません。
>情報を得たいと考え、色々な場所に問合せをしてみても、
>それらを知っている人間を見つけだすことができないからです。

今までの記事を読んでいても何度か疑問に思ったのですが、
色々な場所に問い合わせをされたとの事ですが、日本のショップ・業者以外の所
にも問い合わせをされたのでしょうか?
海外の加工工場とやりとりしたら何かわかるのではないでしょうか?






■天然石業界及び業者さまに対して、今、私が思うこと


現状、天然石売買の世界には、確固たるルールがありません。なんとなくのルールならあるのでしょうが、それらのルールは決して消費者の為のものではない、というのが私の考えです。

例えば、一部の業者さまの「なんとなくルール」の中には、天然石ビーズは単価の低い商材だから加工情報などを記載する必要はない(もしくは無理)というものがあるようですが、このようなルールが消費者の意向に沿っているとは到底思えません。

けれども、そのような「なんとなくルール」は実在しています。しかも消費者にとってより不利益であるのは、それぞれの業者さまがどのような「ルール」(なんとなくルールも含めて)に則って商売をされているのかが、一見しただけでは全くといって良いほど見分けられない事です。

私はこれまで、理不尽な対応やルール付けをいくつも見てきましたが、中にはパワーストーン的な意味合いの強い商材を数多く取扱い、時にはその天然石にまつわるちょっとした効能、もしくは効能だと一般に言われている内容をほのめかしておきながら、パワーストーン的な意味合いを重視して商品を購入していく消費者を頭から馬鹿にしている業者さまもいらっしゃいました。

その方の言い分は、要約すると「売れるから売っているだけ」というもので、自分の販売姿勢に対しては、微塵も疑問を持たれてはいないようでした。

そうかと思えば一方で、品質に拘った仕入れを続けるために、消費者の目には見えない努力をされている業者さまもありました。


業者さまの販売姿勢にも、それぞれ明らかな違いがあるのです。なのにその違いさえ、簡単には見分けられないのが現状。

それに加えて、消費者の為の商売をしようと考えたときに、まず障害となるものが、集客でも仕入れルートの確保でもなく、同業者からの潰しであるという事実に対しても、納得がいきません。

ちなみに、この「同業者による潰し」については、いつか必ず記事にしようと心に決め、今もリサーチを続けています。色々と面倒はありますが、私にとってこの件を追い続ける事は、最重要課題のひとつとなっています。

なぜなら「同業者による潰し」がある限り、消費者の為の商売が育つためのスペースが確保できないと考えているからです。



私は、天然石を商材として扱う立場の人間には、それぞれ自分の「正解」がどこにあるのかを考える義務があり、また自分たちの取っている販売姿勢を、消費者にわかりやすく提示していく必要があると思うのです。自分たちの商売が顧客のためにもなっているという自信があるなら、なおさらです。


同時に消費者である方々が、自分の「正解」について考える必要性についても、強く感じています。

とは言っても、購入判断をする為に必要な情報さえ、十分に与えられていない消費者が考え得る「正解」には、自ずと限界が生まれます。

残念ながら必要な情報が十分に手に入らない状況は、今後もしばらくは続くでしょう。また業者さま側の改善にのみ頼っていては、問題の解決がいつやってくるのかさえ見通しが立ちません。

このような状況下で天然石と上手く付き合っていくには、まず自分自信がどのようなニーズを持っているのかを見極めることが必要となるのではないでしょうか。

その上で「自分のニーズ」に合った商品を購入する為にはどのような情報が必要かを考え、問合せるべきものは問合せ、ひとつでも多くの情報を集める。要するに「自分のニーズ」と照らし合わせながら購入判断をする習慣をつけていく事が、ニーズに合った商品を手に入れる一番の近道となるのではないかと思います。


これまでの記事の中でも取りあげましたが、「問合せがない=ニーズがない」という解釈がまかり通っているという現実がある以上、まずは自分たちがどのような情報を必要としているのかを、積極的に伝えていく事が、消費者側からできる働きかけのひとつと言えるのかもしれません。


ちなみにこれまでの経験上、ありがちな反応についても記載させて頂きますが「問合せを受けていると人件費が…」などという種類の言い分はナンセンスです。人件費をかけられないなら、人件費のかからない仕組み作りを考えていけばいいのであって、人件費が割けないという理由で、まず一番に切って捨てられるのが消費者からの問い合わせであるならば、それは本末転倒としか言いようがありません。


例えば、消費者が購入判断をする際に必要となる情報を、問われるよりも前に説明してしまえば、問合せの煩わしさから身をかわすこともできるでしょう。特にネット上で商売をされている方は、雛型を作って必要情報の掲載ルールを統一してしまえば、比較的楽に更新作業ができますし、同じ説明を何度もする必要もなくなるでしょう。消費者の問合せを切って捨てるのは、それらの努力を最大限にされた後でも良いのではないでしょうか。





次回は、頂いたご指摘に対する私の返答を掲載させて頂きます。
posted by isinohanasi at 20:52 | スーパーセブンは存在しない
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2008年04月12日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 A

売り手によって生み出されてゆく天然石の価値と名称について具体例をあげていくわけですが、今回は「名称」の具体例をあげてみたいと思います。



■生み出されてゆく天然石の名称



まずは1枚目の写真をご確認ください。


fa01.jpg



これは、現在の天然石市場で「ファイアーアゲート」もしくは「ファイヤーアゲート」という名称を用いて販売されている商品です。



次に2枚目の写真をご確認ください。


fa02.jpg


こちらは宝石学上「ファイア・アゲート」に分類される天然石となります。

この2つの石はほぼ同じ名称で流通していますが、私がこれまでにリサーチを重ねた結果、1枚目の写真に写っている「ファイアーアゲート」は「販売の為に生み出された天然石の名称」のひとつである事がわかりました。確かに、1枚目の写真に写っている天然石もアゲートであることに間違いはないのですが、これは色むらのあるアメジスト同様、色むらのある低質のアゲートとなります。


販売の為に生み出された天然石の名称」は、いつ頃つけられた名称であるかや、どのような理由からその名称がつけられるようになったか、などの情報が全くと言っていいほど追えません。情報を得たいと考え、色々な場所に問合せをしてみても、それらを知っている人間を見つけだすことができないからです。

このタイプの「生み出された天然石」には、他にもインプレッションストーンやクォンタム・クアトロ・シリカなどがありますが、やはり大抵の場合、それらの商品には独特の無責任さがつきまといます。

消費者の方に向けた注意点としては、まず、これらの天然石は比較的安価で仕入れることができる天然石であることを頭に置いておかれると良いでしょう。また、これらの天然石につけられているパワーストーン的な説明は、後付けのコマーシャルである可能性が高いことも頭の隅に置いて購入判断をされる事をお勧めします。





■問合せに対する業者さまの反応(ファイアーアゲート・インプレッションストーンなど)

ちなみに、私がこれらの天然石についてリサーチを始めたのは、今から半年以上前になります。疑問を持った商品を購入し鑑別に出し、情報を収集する一連の作業の中で、もちろん販売業者さまへの問合せもさせて頂きました。その結果、業者さまからは以下のような返答が返ってきました。


・天然石業界ではこの手の商品もファイアーアゲートとして流通している。
・いつどこで流通し始めたかはわからない。
・実際に流通しているのだから、ファイアーアゲートで間違いない。
・名前がついていた方が購入する人もわかりやすいはず。
・(鑑別結果をお伝えしたところ)鑑別も信用できるとは言い切れないから。
・鑑別するような石と、自分たちが販売している石では種類が違う。
・(天然石売買の業界に)鑑別を持ち込んでくる事自体がおかしい。
・鑑別結果など持ちだして、何がしたいのか全然わからない。
・(自分の店で商品を購入する人は)あなたとはニーズが違う。
・そんな事を気にするような顧客はいない。
・このような問合せは非常識だ。
・(このような問合せをしてくる)あなたは最低な人間だから、今後の取引は一切断る。

などなど。


これらは全て半年前のリサーチ時に、販売業者さまから電話やメールで告げられた内容です。当時は「その名前で流通しているのだから文句を言うな」という姿勢の業者さまが非常に多く、ほんの少し突っ込んだ質問をしただけで即座に取引を拒否され、質問に対する回答も「必要なし」と切って捨てられることがほとんどでした。

そのような業者さまの販売姿勢を「無責任」であり「間違っている」と考えたからこそ、個人的な検証を続けてきたわけですが、最近は天然石に対する処理の有無などを気にかける購入者もいるのだという事を、認識してくださる業者さまも徐々に増えてきたように思います。今ならばもう少し違った回答も頂けるかもしれません。




■宝石学上「ファイア・アゲート」に分類される石の特徴

ここで、2枚目の写真に写っている「ファイア・アゲート」がどのような天然石であるかについても触れておきたいと思います。

葡萄状ないし腎臓状に成長した鉄鉱物の結晶をインクルージョンとして含んでいるアゲートが「ファイア・アゲート」と呼ばれているわけですが、小難しいことを抜きにして説明しようとするならば、以下の写真に写っているような虹色の遊色効果があらわれるアゲートが「ファイア・アゲート」となります。


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虹色の遊色がオパールの遊色効果に似ていることから「アゲート・オパール」の名前で販売されていた事もあるそうです。ちなみに現在の主な産出地はメキシコとなります。





次回は「つくられた価値を持つ天然石」の例をあげてみようと思います。
posted by isinohanasi at 01:28 | スーパーセブンは存在しない
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2008年04月08日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜

私はこれまで記事として取りあげてきた天然石及び天然石業者さまについては、その後も地味なリサーチを続けると共に、折にふれ私自身の考えを見直すことにしています。

これは知識や経験が増える事によって、自分自身の視野の狭さや考えの浅さに気付く可能性が常に存在しているからなのですが、同時に最初のリサーチで「おかしい」と感じたものを、今もまだ「おかしい」と感じるかどうかの再確認にもなっています。


今回お伝えする「スーパーセブン」は、折にふれ何度考え直してみても、やはり「おかしい」と感じる天然石であり商材の筆頭です。

つくられた商材としての価値」などとタイトルをつけると、業者さまからの反発を買うでしょうが、私はあえてこのタイトルを提示します。それほどに、この商材に関して私は、今もまだ「おかしい」という考えを変えられずにいるのです。


また、今年のツーソンショーに行かれた方々の協力を得ることによって、とても興味深い現象が起こっていることを知ることができました。

長くなりますので、これから数回に分けての掲載となりますが、なぜ「つくられた商材」などという、一見すると乱暴なタイトルをつけるに至ったかや、私が感じたスーパーセブンに関する興味深い現象についても掲載を予定しています。



それに伴い、このブログを閲覧してくださっている皆様にひとつのお願いがあります。



■閲覧者の方々へのお願い

掲載した記事を読まれた中で「もっとこの部分を突っ込んで書いてほしかった」「ここが物足りない」などのご意見がありましたら、メールで教えて頂けると非常に助かります。

現在私は、ひとつの記事を書くために、リサーチに要した時間を含めずに最低で4時間、長い時には半日以上の時間を使っています。得た情報を文章化することに不慣れな為、どうしても書いては消し、書いては消しという作業が多くなってしまう事が一番の原因なのですが、特に最近は集中力の持続時間が以前よりも短くなっている事を、自分でも感じています。

体調がまだ万全でないとはいえ、記事として掲載する以上は、できる限り「消費者の立場の方々が知りたいと思ってもなかなか知れない事」を書く努力をしていきたいと考えています。

勿論力及ばずな部分が多い事は、私自身が一番痛感していますが、だからこそできる限りの努力をしていきたいと思いますし、またするべきだとも考えています。

その為にも、閲覧者の方々のお力をお借りできると、とても助かります。勝手なお願いではありますが、私ひとりで全てを賄うにはどうしても時間が足りません。


掲載した記事に対するご意見をメールで送信して頂く際には、お名前などの個人情報をお知らせ頂く必要はありません。勿論お知らせ下さった場合でも、それらの情報をブログ上で公開する事はありませんので、ご安心下さい。

また私自身がまだまだ勉強中の為、頂いたご意見の全てに答えを出すとはお約束できません。ご意見のメールを送信して頂く際には、どうぞその点もご考慮下さい。


掲載記事に対するご意見・ご感想はこちらのアドレスにお願いします。

 ishinohanashi(アット)mail.goo.ne.jp
  ※(アット)の部分を半角@に変更して送信してください。


それでは、またまた前置きが長くなりましたが、本題であるスーパーセブンのその後について記事を書かせて頂きます。





■「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜


そもそも今ここで、もう一度大きくスーパーセブンを取りあげようと決めるに至った最大の理由は、今年2月に行われたのツーソンでのショーにあります。

現時点ではまだ私の予測の範疇ですが、おそらく一度は流通量が減ったかに見えたスーパーセブンなる天然石が、今後再びその流通量を大幅に増やしていくのではないかと私は考えています。

なぜならば、海外で天然石を扱う人間が、スーパーセブンの商品価値を知ってしまったからです


これは消費者にはとても危険な事だと思います。現状、自分たちが販売する商品に対して、自分たちで責任を持たないことが当たり前となっている天然石業界では「海外でもスーパーセブンが販売されていた」というひとつの事実が、全ての曖昧さに対する言い訳の切り札として使われてしまう可能性が高いのですが、本来、その名前で売っていたという事実だけでは、その商品の正当性を証明したことにはなりません


海外旅行の経験がある方ならご存知でしょうが、コピー商品や偽物、まがい物系の商品は、国によってはごく当たり前に販売されています。そしてそれらの商品の多くには、消費者に向けた特別な説明などは成されておらず、購入する側が値段や情報などを頼りに、最大限の騙されない努力をしなければなりません。騙された者が負け、それが暗黙の了解なのです。


全ては人間の欲の成せるわざ。それらはみな、購入者を騙して利益を得る為に、わざわざつくられた商品です。



同じ事が天然石売買の世界でも起こっています。さらに購入者にとって不利益となるのは、天然石の販売価格には明確な基準というものがなく、どちらかといえば「時価」の要素が高いことがあげられます

要は、その時流行っているもの(それがつくられた流行であったとしても)の値段が高くなるわけですが、その値段付けも結局は売り手の自由。現在の日本では、天然石の売値が高いというだけでは、たとえ法外すぎる値段であっても、文句のひとつもつけられないのが現実です。


実は今回、ツーソンショーでスーパーセブン関連の商材についてリサーチしてきて下さった方々は、普段は鉱物学や宝石学を研究されています。ですから当然、スーパーセブン等の曖昧さが多く含まれる商材については取扱われていないのですが、何度かリサーチをさせて頂くうちに、私が知りたいと思っている情報についても関心を持って頂けるようになりました。

利害が絡まない分、面白い話も色々と聞かせていただくことができました。それらを閲覧者の方々に、ほんの少しでも還元できればと思って記事にしています。

私に情報を下さった方は、皆さん数年から長い方では十数年ツーソンショーに通っていらっしゃいますので、情報としての信憑性はあると判断して掲載に踏み切っていますが、掲載した内容に関する全ての責任は私にあります。

業者さま等で納得できない内容や、もくは異議がある場合は、私宛にメールを頂ければ対応させて頂きます。ただし、以前からお伝えしています通り、自論には最後まで責任を持ってください。いい逃げ等には対応しません。くどいようですが、これまでにも揶揄目的や言い逃げ目的のメールは何度か頂いていますので、あえて記載させて頂きました。


さて、では今年のツーソンショーで何が起こっていたのか。簡単に説明するなら、以下のようになります。

これまで色むらのある低質のアメジストとして販売されていた種類の天然石に、スーパーセブンの名前をつけて売っている外国の方がいた。

ちなみに「色むら」や「低質」という言葉を使うと、まるでその天然石の品位やその天然石を好む人たちの気持ちを、私個人が貶めたかのように責め立てる業者さまが結構いらっしゃるのですが、この事に対してもやはり大きな疑問が残ります。

そもそも「AAAA」「宝石質」「高品質」などの様々な語句を駆使して、販売している商材に優劣をつけているのは業者さまであって私ではありません。天然石業者さまが自社でつけられている商材に対するそのような格付けに一切の根拠がない事は、過去の記事でもお伝えした通りです。

確固たる基準がない場所に、商品を売りやすくするための基準や格付けを持ち込んでいるのは業者さまの方なのに、どうして「商材としての質の低さ」に言及したの場合のみ、目くじらを立てられるのでしょう。取扱商品に格付けをし、販売価格にも差をつけている時点で、質の差を利用しているはずなのに、質の低さを言葉にした途端「石が可哀想」などといった領域に逃げ込む姿勢は、売り手としては非常に卑怯です。値段をつける事によってそこから利益を得ているのですから、利を得ているということに最後まで責任を持ってください。

「質が低いと評価される石でも私は好きだから」という発想は、消費者の領域にあるものだと私は考えています。売り手がそこまで利用する必要も資格もないのではないでしょうか。




■流通し始めたスーパーセブンはどんな石?

ここで、今年のツーソンショーにおいて、スーパーセブンという名称で販売されていた石がどのようなものであったかについても言及しておきたいと思います。


去年までそれらの天然石は「色むらのあるアメジスト」もしくは、何が含まれているかわからないので「マルチインクルージョンクォーツ」として販売されていたそうです。当然新種でも新産でもありません。

これまでも市場に存在はしていたものの、あまり売り物としての価値が高くない為、積極的に売買されてこなかった種類の石との事でした。ちなみに産地は限定されたものではなく、特に希少性もありません。

それが今年になってスーパーセブンと銘打って販売されるようになった背景には、去年あたりに起こった日本でのスーパーセブンブームが関係しているようです。

要するに一時期のブームの頃、日本の天然石業者さまがなんとかスーパーセブンを手に入れようとあちこちに問合せをした結果「この手の石にはスーパーセブンと名前をつければ売れる」と学習した海外の業者さまがいた、と言うわけです。

ちょうど私がスーパーセブンに疑問を持ってリサーチをはじめたのは、スーパーセブンが週刊誌などで取りあげられて間もない頃で、スーパーセブンの売り切れ表示が多く見られ、業者さまは在庫の確保に奔走されていました。特に山梨の業者さまはその頃に多くの在庫を抱えられたと聞いています。

また、丸球であればより需要が高いということで、丸球を探している業者様が多かった記憶があります。顧客からの問合せも多く、そのような問合せをきっかけにスーパーセブンの存在を知ったという業者さまもいらっしゃいました。

いったい何が含まれているかを売り手さえ把握していない石に、10万円近くの法外な値段がつけられていたのもこの頃です。


このようにして「必要とする人間がいる」ということがその天然石の値段や、時には名称までもを根拠なく生み出してしまうという現象は、実は天然石売買の世界では珍しいことではありません。さらには「必要とする人間を作り出したブーム」自体が売り手の都合で操作されていることもまた、珍しいことではないのです。


次回は、スーパーセブン以外にもそのようにして生み出されてきた天然石があることを、いくつかの具体例をあげながら説明していきたいと思います。

posted by isinohanasi at 21:38 | スーパーセブンは存在しない
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2007年11月23日

「パワスト狂想曲」さまに対する個人的見解

今回は「パワスト狂想曲」さまに対する個人的見解を掲載させていただくわけですが、まずは私のブログ記事に対する「パワスト狂想曲」さま側の記事内容をお知らせさせて頂きます。


今回もあらかじめ申し上げておきますが、記事を掲載したことによって、サイトの管理者さまから何かしらのご指摘を頂いた場合、内容をよく吟味した上で記事を訂正することもあり得ますので、ご了承ください。



■「パワスト狂想曲」さまに掲載された記事内容(リンク)

「存在と非存在のボーダーライン」
http://sorry-pwerstone.seesaa.net/article/55033374.html

「がっくし。」
http://sorry-pwerstone.seesaa.net/article/56693853.html



「パワスト狂想曲」さまへの見解を書くにあたって、ひとつ大きな問題があるのですが、私にはこの方の主張の主軸が今ひとつ理解できずにいます。前後の記事も拝見させて頂きましたが、ひとつの記事の中にも矛盾した複数の見解が書かれていたり、日によって主張の主軸が変わっていたり。この方がどのような視点から何を見て記事を書かれているのかが、現在もつかみきれないでいます。

なので今回は、特に訂正しておきたいと思う箇所についてのみ言及させていただくことにしました。




「パワスト狂想曲」さまの記載内容@
それ以上に、気力をごっそり奪ってくれたのは、鑑別の人が「スーパーセブン、それ何?」って言ったのに対して、びっくりしたというトコ。
鑑別の人は、たいていが宝石関係、よく言って有名な半貴石くらいが守備範囲だろ。そういう人がスーパーセブンなんて、ばりばりヒーリング関係の名前を知ってるわけないと思う。
そこでびっくりされても困るんだよなー。そんな程度で何を言うかなー。


私の見解@
世の中には、自分の想像力の範囲を越えた広い守備範囲を持つ人間も存在する、ということを認識された方がいいと思います。素人の私を揶揄するのは自由ですが、宝飾関係に詳しい方が「よく言って有名な半貴石くらいが守備範囲」と勝手に決めつけるのはいかがなものでしょうか。

私がご縁を持たせて頂いている鑑別講師の方は、貴石から半貴石、化石に至るまで広く深い知識をお持ちです。ただ隕石系については知ってはいても鑑別結果に責任をもてるだけの十分な知識がないとご自分でおっしゃっていますので、隕石系の鑑別はお願いしていません。



「パワスト狂想曲」さまの記載内容A
インクルージョン名って何だよ、というツッコミもしたいんだが……だって、インクルージョン名のところに入れられたゲーサイト、レピドクロサイト、ルチルだって、立派に鉱物だし。インクルージョン名って言い方は聞いたことがない。


私の見解A
これに関しては、もう一度「スーパーセブンの定義」とされてきた商品の説明をよくご確認ください。そもそも商品説明に使用されている文言自体に多くの矛盾が含まれているのが「スーパーセブン」という商品です。

ゲーサイトもレピドクロサイトも確かに鉱物として存在していますが、では「パワスト狂想曲」の管理者の方は、スーパーセブンと呼ばれている石をどのように説明されるのでしょうか。内包物(インクルージョン)を含む水晶という以外に、正しい説明の方法がありましたら是非ご教示ください。



「パワスト狂想曲」さまの記載内容B
「鑑別でこういう結果出ました」というのをかなり根拠にしてるけど、見るからに同じ石(ビーズ)が、別々の店で別々に鑑別に出した結果として、違う名前で売られていたこともある。鑑別も、必ずしも万能じゃない。


私の見解B
この件については何度か記事内に書かせて頂いていますが、鑑別結果に誤差が生じるのは、鑑別する人間の知識不足によるものです。この事を理由に鑑別を重要視していないと公言される業者さまは、たいていいい加減な商売をされてるというのが、私のこれまでの経験を通した実感です。

また、鑑別とは「パワスト狂想曲」の管理者の方が考えられているほどいい加減なものではありません。



「パワスト狂想曲」さまの記載内容C
何より誤解してると思うのが、「ヒーリングストーンとしての側面を持っている」という一文だ。そういう側面があるんじゃなくて、スーパーセブンはヒーリングストーンそのものだろ?イメージとして扱うべきものなんだよ。
ヒーリングストーンの側面と鉱物の側面があるとしたら、ヒーリング面の方がメインだ。間違いなく。


私の見解C
これは、「パワスト狂想曲」の管理者さまが、私のブログの主旨を読み違えていらっしゃると思うのですが、いかがでしょうか。

私のブログの出発点は、販売業者さまの対応や販売姿勢に対する疑問です。その検証の途中で「スーパーセブン」を取り上げる結果となりました。なぜなら「スーパーセブン」を商材とされている業者さまが、あまりに多かったからです。イメージとして扱うべき商材を、イメージ的な存在に否定的な回答を返される業者さままでもが、当たり前のように取り扱われている。このことが私の中での一番の疑問であり、問題点でした。

けれど、私の意見に耳を傾けていただくには、正確な情報を自分で得るか、もしくは実際に検証をしてみるしか方法がなく、正確な情報を得られる可能性の低さを考えた上で、検証作業を同時進行で行うことにしました。そのような経緯がありましたことをご理解いただけると幸いです。



「パワスト狂想曲」さまの記載内容D
ためしに、メロディーさんのセミナーを開いたウォーターホィール社(日本)にも聞いてみるといい。「スーパーセブンは本当に存在するのか」と。
鑑別結果を引き合いに出すのなら、本当はメロディさん自身の見解も出さなきゃ、バランスがとれないんじゃないの?


私の見解D
メロディーさんご自身の見解を得ることがどれほど困難なことか、一度ご自身でも試してみて下さい。私の言葉が嘘ではないことがわかっていただけると思います。

幸い、最後の最後でウォーターホイールズ社さまの「現在市場に出回っているスーパーセブン」に対する見解を頂くことはできましたが、それだけでもかなりの時間と労力を使いました。この上ウォーターホイールズさまの顧客でもない私が、かつて存在していたと言われている「スーパーセブン」について見解を出すよう求めることはできません。

また、私のブログの主旨からすれば、現在の市場に流通している「スーパーセブン」がメロディーさんの提唱された「スーパーセブン」と一切関係がなく、根拠のないものであることがわかれば十分なのです。




最後に、「パワスト狂想曲」の管理者の方も書かれていた情報操作ついて、今後の記事でその怖さといい加減さを証明して見せます。

「パワスト狂想曲」の管理者の方は、
業者のいい加減な商売と、スーパーセブンが存在するしないは別問題だ。
と、断言していらっしゃいますが、行き過ぎた情報操作が、いったいどのような結果を生み出すか、また現実にどのような被害を生み出しているのか。私たち消費者には、それを知る権利があると、私は考えています。



■次回予告
業者さまが自分達の都合で作りあげられた市場の常識が、現在どれほどの広がりを見せ、またどれほどの被害を生み出し続けているか「ブルームーンストーン」を例に検証する予定です。
今回、あえて「ブルームーンストーン」を検証材料に選んだ理由は、本物の「ブルームーンストーン」が実在することに加え、幸いにも「本物」を私自身が所持していること。そしてこれまでみてきた半貴石の虚偽表示の中では、群を抜いて被害額が大きいと感じた為です。もちろん憶測だけを元にした情報を掲載するつもりはありません。
posted by isinohanasi at 02:13 | スーパーセブンは存在しない
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