2008年05月10日

オークション入札前にご確認頂きたいこと@

私はこれまでにもヤフーオークションを通して天然石をお譲りしてきましたが、今後出品を続けるにあたって、入札を検討して頂く前にご確認頂きたい内容をまとめておくことにしました。

掲載を予定している内容は以下の通りです。

・オークションを通して天然石をお譲りする理由

・出品する天然石について
  どのような天然石を出品しているか

・出品する天然石に対して、私が保証できる事とできない事

・出品物の鑑別について
  一連一粒鑑別についての説明や、ルース等の個別鑑別について

・仕入れ元、鑑別機関を公表しない理由

・出品する天然石の価格設定について
  含まれているもの、いないもの

・私の環境について
  使用機材、参考書籍など


上記以外で入札前に知っておきたい内容がありましたら、メールにてご連絡ください。答えられる範囲ではありますが、回答させて頂きたいと考えています。


では、今回はまず「オークションを通して天然石をお譲りする理由」について記載させて頂きます。




■なぜオークションを通して天然石をお譲りする理由

私がこれまでに頂いたメールの中で、一番多かった問合せは「信頼できる業者さまを教えてください」という内容のものでした。

問合せを下さる方の中には、ご自身で天然石を使ったアクセサリーを作成・販売されている方も多く「自分の作品を買ってくださる方に間違ったものを譲りたくない」という主旨のメールを頂く度に、できる限りの回答をしたい、と考えてきました。

けれども「信頼できる業者さまを教えてください」という問いかけに答えようとすればするほど、私は頭を抱えるしかなくなってしまうのです。


それはなにも、信頼できると考えるに足る業者さまが皆無である、という事ではありません。もしそうなら、私自身がお譲りする天然石は日本では調達できない、という事になってしまいますが、私は日本の業者さまから購入させて頂いた商品をお譲りしています。

ではなぜ「信頼できる業者さま」のお名前をお伝えすることができないのか。その理由は、様々な曖昧さを含んだまま存在する天然石売買の業界そのものにある、と私は考えています。



○「信頼できる業者さま」とは?

そもそも「信頼できる業者さま」とはどのような業者さまを指す言葉なのか。それにもまた、明確な基準はありませんが、私が希望する「信頼できる業者さま」とは、以下の条件を満たしてくださる業者さまを指しています。

・商品名と販売している天然石の名前がイコールでつながる
・取扱商品の染色やその他の重要な加工情報を把握している
・仕入れ元の情報のみに頼った販売をしていない
・販売する商品に対して自分で責任を持ちたいという気持ちがある
・「業界の常識」に多少なりとも疑問を持っている
・疑わしいと判断した天然石については取扱いを中止できる
・業界の曖昧さを言い訳に利用しない
・消費者の声に耳を傾ける気持ちがある


残念ながら、上記全ての条件を満たしている業者さまには、私はまだ出会えずにいます。特に天然石ビーズを商材として取扱われている業者さまは、仕入れ元の情報に頼った販売をされているところが多く、何ひとつ責任を持ってくださらないなら、卸業者さまが直接インターネットなどを通して、卸価格で天然石を販売された方が、よほど消費者の為になるのでは?と、何度思ったかわかりません。

だからといって、天然石ビーズを販売されている業者さま全てが一律で条件を満たしていないかというと、そうではないところが、この業界のややこしいところなのです。



○「信頼できる業者さま」をお伝えする難しさ

私がオークションに出品している天然石は、いくつかの業者さまから購入した「商品」を鑑別し、結果がOKと出たものが基本となります。ちなみにこの場合の鑑別結果OKとは、天然石の質に関わらず、その石がその石であることを意味しています。

このような「購入して鑑別」を毎回繰り返していると、確かにだんだんと見えてくる事やわかってくる事はあります。

例えば、鑑別結果がOKと出る確率が高い業者さまや、販売価格が安価な割に質の良い天然石を譲ってくださる業者さまなどがわかりますし、反対に販売価格に対して著しく質の低い商材を扱われている(と私が感じる)業者さまや、取扱商品に対する最低限の知識がない(と私が感じる)業者さまなども、この「購入して鑑別」の結果から知ることができます。


だったらその結果である程度は信頼できる業者さまを紹介することができるのではないか。と思われる方もいらっしゃるでしょう。私もそれについては何度か考えました。けれども答えはやはり「できない」から変更することはできませんでした。

例えばこれまでの鑑別結果や検証結果を元に「信頼できるであろう業者さま」を絞りこめても、商品の仕入れのロットが変われば、これまでの鑑別結果など何の役にも立ちません。私にはその業者さまが前回と同じルートで商品を仕入れたのかさえわかりませんし、仮に仕入れルートをがらっと変更された場合、これまで信頼できたはずの業者さまが、まったく信頼できない業者さまになることもあり得なくはないのです。

同じ業者さまから仕入れた同じ種類の天然石であっても、私が毎回必ず1連1粒の鑑別を繰り返す理由もここにあります。その業者さまが処理内容を必ず表示する意思を持たれない限り、私の手元に届く商品は毎回「保証なし」の商品であり、その石がその石であるかや染色・着色がされていない事を保証するには、結局は自分で調べるしかありません。

また、現在の天然石売買の業界には、どうやら業界全体の流れというか傾向のようなものがあり、例えば人気の出た商材の質が、たった数ヶ月でがくんと落ちてしまう、などということは良く見受けられます。質が落ちても販売価格は同じか、流通量が少ないことを理由に値上げされることが多く、やはり天然石(特にビーズ)の販売価格には時価の要素が多分に含まれているのだと感じます。

どの時点で販売価格をあげるか落とすかや、どの程度の質までその商品を取扱い続けるか、商品の質が落ちたことを顧客に向けて説明するかしないか、などについては最終的に各業者さまが判断されるのでしょうし、そこにこそ業者さまの個性や販売姿勢があらわれるのでしょうが、自分が購入を検討している業者さまがいったいどのような判断をされる業者さまであるのかを知ることは、非常に難しいのが現実です。

現時点までのリサーチで私がたどりつく事ができたのは「都合の悪い情報は隠す傾向や習慣が天然石業界全体に存在する」という、消費者にとって非常にありがたくない結果でした。他にも、問題の焦点をぼかして責任を転嫁する傾向が見受けられると私は感じています。

例えば、ブルームーンストーンについてリサーチをしていた時には、下記のような業者さまの言いぶんを聞くことが何度かありました。

「ブルームーンストーンとロイヤルブルームーンストーンは別の天然石ですから」
「ブルームーンストーンとして販売しているわけではなく、ロイヤルブルームーンストーンとして販売しているのだから、それがラブラドライトでも別に問題ないのでは?」
「天然石ビーズの業界では、このような商品がロイヤルブルームーンストーンなんです」
「ラブラドライトこそ本物のブルームーンストーンだと言っている専門家だっているんですよ」
「あなたの方が天然石ビーズの常識を知らないのでは?」
「他の店でもやっていることなのにうちにだけ言われてもね」
「まず○○さんのところに言えばどうですか」

これ全部、実際に言われたこと(の一部)です。結局どの回答も自分以外の誰かがどこかで提唱したり発言したはずの架空の内容に頼っているわけですが、特に下2つの「先に他の人に言えば?」という主旨の回答は、これが当たり前にまかり通ってしまう業界なのだと再認識させられる内容でした。

このような回答をされる方はたいてい、自分のところよりも酷い商売をしている(とご本人が考えておられる)他店の存在をにおわせたり、時には具体的な店舗名をあげられるのですが、他の業者さまが自分よりも酷い事をしているという事実が自分のしている酷い事を帳消しにするわけではない、と私は思います。



○私がオークションを通して天然石をお譲りする理由

業界全体として、都合の悪い情報を隠す習慣や、問題の焦点をぼかして責任をたらいまわしにする傾向がある以上、業者さま側からの自主的な改善は望み薄とみるしかありません。

ならばまずは私が、業者さまにこれまで「無理」だと回答された条件のいくつかを満たす形で天然石をお譲りすることが可能かどうかを試してみようと考え、オークションを通じて天然石をお譲りしてきました。

私個人としては「無理」だと一蹴された条件を満たすことが可能か不可能かの検証をしたかったのですが、予想以上に必要としてくださる方が多かったため、条件を満たすことは可能だとの答えを得てからも出品を続けています。

一時期インターネット上で様々なバッシングを受け、性格に難ありとの評価を受け、ひたすら問題児扱いをされていた私のオークションから、それでも自分のIDを使って商品を購入してくださる方々は、私にとってとてもとても心強い存在であり、ブログやオークション出品を続けていく上で、大きな励みをくださる存在でした。そのような方々が必要としてくださるなら、受けたご恩を返す意味でも、できる限りのことはしていきたいと考えています。

ただ、私はこのようなブログを運営していますので、オークションを通して天然石をお譲りするには、下記のようなハードルが存在します。

・特定の卸業者さまから商品を購入することができない
一般の方も購入できる商品に鑑別費用やその他の必要経費が上乗せされるため、販売価格は高めになってしまいます。卸業者さまから商品を購入させて頂くことも検討しましたが、仕入れを限定された場所から行うと、まず取引を拒否された時に非常に困ります。まだブログの運営を続けるつもりの私が、取引を拒否されることは十分に考えられますし、他にも特定の業者さまと親しくさせて頂くことで、書きたいことが自由に書けなくなる可能性もうまれます。私にとってはどちらも大きなデメリットとなりますので、今のところ卸価格で商品を購入することは考えていません。


・人ひとりの生活を賄えるだけの利益が出せる、と証明することができない
これは利益を出しすぎると「同業者の営業妨害」であるとして責めてくる方が多いためなのですが、だからと言って利益を出さないと「やはり商売としては成り立たない」と一蹴されるでしょうから、現在はその中間を取って、出そうと思えば利益を出すことも可能です、と主張できる範囲に価格設定をしています。具体的な価格設定(何を上乗せしているか)については、後日掲載する記事をご参照ください。


・匿名性の高い嫌がらせを頻繁に受ける
おそらく、繊細な神経をお持ちの方ならばまいってしまうレベルの嫌がらせだと思われます。私は幸い?よく言えばタフ、悪く言えば図太い性格ですので、あまり問題にはならないのですが、嫌がらせが多いことは事実です。具体的には、オークションを通じての販売ですので、やはりオークションのシステムでできる嫌がらせが多く、特に「違反申告」は何度も繰りかえし届きました。1分に数十回の違反申告や、1商品につき複数回の違反申告は日常茶飯事で、最高で1日に数百件の違反申告もありました。攻撃的な匿名のメールが多くなるのも、やはり出品時期と重なりますし、他にも無言電話や不審な電話を受ける事が多かったのですが、直接関わりがある事を証明できたわけではありませんし証明に割く時間もありませんので、あまりに不審なものについては警察署に被害届を出しました。不審な事があったら間違いでもいいからすぐに警察の方を呼ぶようにとご指導頂きましたが、それ以上は追っていません。


最後の嫌がらせについては、私よりも周囲の人間の方が心配をして、これ以上ブログの運営や出品を続けるならせめてこれを持ってくれ、と複数の防犯グッズを買って持たせてくれた事がありました。せっかくの好意なので今も出かける時は携帯することにしています。これは一見すると笑い話のようなエピソードなのですが、そのような心配が大袈裟ではなかった時期が、過去確かに存在しました。


結局のところ、私がオークションを通して天然石をお譲りする理由は、おかしいと感じたものに対しておかしいと言う自由くらいは欲しいから。購入する際の問合せも購入してからの問合せも、それどころか疑問を感じる自由さえも与えられていない息苦しさを経験し、それを間違っていると感じたから。そして同じような息苦しさを感じている人がいると知ったから。といった単純なものとなってしまいます。

「正義感の押しつけですか?」と言われたこともありますが、そうではありません。自分がやりたいことをやっている中で、その一部が自分以外の人のためにもなる可能性があることがわかったので、せっかくなら自分のためと人のための両方が取れればお得だと感じただけのことです。正義感というものは、もっともっと高潔な思想を持った方にこそ相応しい言葉なのではないでしょうか。



○補足
本当に申しわけないのですが、この手の話は何を伝えれば良いのか、記事を書いていても今ひとつピンとこないというか、伝えるべき内容がわからなくなってしまいます。自分の事だからかもしれません。知りたいことが書かれていないと感じられた場合はメールをください。よろしくお願いします。
posted by isinohanasi at 04:07 | オークション関連のお知らせ
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