2008年04月23日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 D

「つくられた価値を持つ天然石」についての記事を掲載する前に、ここで一度、話をスーパセブンに戻しておきたいと思います。

私が多方面から様々なご指摘を頂くようになったきっかけのひとつとして「スーパーセブンは存在しない」と題した記事を掲載したことがあげられますが、この記事については、本来私が意図していた場所とはかけ離れたところで話題にされることが多かったように思います。ですから今ここでもう一度、「スーパーセブンは存在しない」という自論に対して正面から向き合ってみたいと思います。

ちなみに「つくられた価値を持つ天然石」で取りあげるつもりの「扱いが難しい天然石」とは、レムリアンクォーツとなります。ご質問頂きましたので、先にお伝えしておきます。


■スーパーセブンに対する「常識では考えられない説明」


約半年ほど前に私が「スーパーセブン」なる商品について初めて言及をした頃、スーパーセブンは既に様々な業者さまが取扱う「商品」として市場に存在していました。当時から商品説明に使用されている主な内容は以下のとおりです。

@スーパーセブンという名前はアメリカの有名なヒーラーが1995年に名付けたもので、別名「メロディストーン」や「セイクリッドセブン」とも呼ばれている。

Aスーパーセブンは、アメジスト、カコクセナイト、クオーツ、ゲーサイト、スモーキークオーツ、ルチルクオーツ、レピドクロサイトの7つが共生して出来たスピリチュアルストーンである。

Bスーパーセブンには上記の7種類がインクルージョン(内包)されているが、7種類以上の鉱物が入っている場合もある。また7種類入っていなくても同じ場所(岩石)から採掘された物はスーパーセブンと呼ぶ。


他にも、スーパーセブンはインクルージョンされるそれぞれの鉱物がお互いのパワーを補い、フォローしあっているので、浄化やチャージの必要が無いスーパーストーンである。などの商品説明が記載されている事もありますが、今回は特に、先にあげた3点について、私自身の考えを改めて記載したいと思います。




@スーパーセブンという名前はアメリカの有名なヒーラーが1995年に名付けたもので、別名「メロディストーン」や「セイクリッドセブン」とも呼ばれている。


今さら言及するまでもない事ですが、この「有名なヒーラー」とはメロディー♪さんのことを指しています。そして、メロディー♪さんがかつて、スーパーセブンなる名称を、ある特定の天然石に対してつけられた事も事実です。

ところが、ここからが問題なのですが、メロディー♪さんご自身はもう何年も前からスーパーセブンを扱ってはいらっしゃいません。主宰されているワークショップでも、スーパーセブンではない天然石を使用されています。譲ってくださいとお願いしても、ご本人でさえ市場に流通させるだけの現物を所持されていない。

これが現時点での「事実」なのです。

それなのに、日本の天然石市場には今、スーパーセブンがあふれ返っています。ご本人でさえ必要数が確保できない天然石を、日本の業者さまが山のように持っている。この時点で「何かがおかしい」のです。

さらに、日本の業者さまに対して私は、かなりの数の問合せをさせて頂きましたが、今もって一度たりとも、メロディー♪さんが許可されたスーパセブンを販売している業者さまや、産地も内包物も「間違いなくスーパーセブンである」と自信を持って販売できる商品を所持していらっしゃる業者さまを見たことがありません。

自分が見たことも所持したこともない天然石を、現在の天然石市場ではそのように流通している、という理由だけで商品として販売されている。これこそが、現在の市場に存在する「スーパーセブン」の真実です。



Aスーパーセブンは、アメジスト、カコクセナイト、クオーツ、ゲーサイト、スモーキークオーツ、ルチルクオーツ、レピドクロサイトの7つが共生して出来たスピリチュアルストーンである。

この説明で問題となるのは、販売しているご本人が商品説明に記載している7つの要素についてほとんど何もご存知ない、という事です。

例えば私が、スーパーセブンとして販売されている商品の中でも、特にゲーサイトの含まれているものが欲しい、と問合せたとしましょう。いったいどのくらいの業者さまが、私の欲しがっている商品を案内できるでしょうか。

おそらくほとんどの業者さまは十分な案内ができません。スーパーセブンに限って言うならば、販売している立場の方々は、自分たちの取扱商品について何も知らないも同然なのです。知らないから答えられない。十分な案内もできない。ただそれだけの理由です。ところが、ただそれだけの理由が、消費者から見れば十分脅威となり得るのです。

残念な事実ですが、天然石が日本の消費者の手元に届く過程には、様々な危険があり、騙しが存在します。例えば産地偽装や色に対する情報の偽装もそのひとつ

宝石として売買されるルビーやサファイアでさえ、何の知識も持たずに買付けに行けば騙されます。特にルビーやサファイアは産地がその石の商品としての価格を決める重要な要素の一つとなるので、騙されないためには知識をつける努力、自身の目を養う努力が必要となります。

要するに、天然石を商材としている立場の人間が何も知らないことをまるで当たり前のように考えていては、(知らず知らずのうちに)騙され放題であったとしても何の不思議もないのです。


Bスーパーセブンには上記の7種類がインクルージョン(内包)されているが、7種類以上の鉱物が入っている場合もある。また7種類入っていなくても同じ場所(岩石)から採掘された物はスーパーセブンと呼ぶ。

スーパーセブンに対する商品説明の中でも、消費者にとって最悪と言い切っても過言ではないと思われる説明がこれです。結局のところこれは遠まわしに「何でもあり」だということを説明しているのでしょうか。


私はこの説明文を最初に見たとき、消費者を馬鹿にするにもほどがある、と強く感じました。たくさん入っていてもスーパーセブン、ちょっとしか入っていなくてもスーパーセブン。どう考えても販売する立場の人間を有利にする為だけのルール。これが騙しの手口でないとすれば、いったい何なのでしょう。

このような商品を堂々と販売されてしまっては、消費者には成す術がありません。自己責任を重視した購入判断をしようにも、業者さまが必要な情報を何ひとつ公開されていない商品に対して、どのような責任を持てばいいのでしょう。問合せても何もわからない。ネットで調べてもわからない(同じような説明ばかりで肝心なことはかかれていない)。わからないから予防のしようもない。騙しを防ぐ手だてがない。

要するにいくら自分なりの努力をしても、マイナスの要素を何ひとつ防ぐことができないのです。こんな不公平な取引があって良いものでしょうか。それとも、騙しが入っていても仕方のない商品である、という考えで購入することが、自己責任だとでも言われてしまうのでしょうか。


そんな馬鹿な。


スーパーセブンとして販売されている商品がスーパーセブンではないかもしれない。そんな根本的な問題の責任を、消費者に押し付ける正当な理由など、どこにも存在しません。販売している商品が間違いなくスーパーセブンであるかないかについては、当然業者さまが責任を負われるべきですし、このような主張することさえ理不尽であると一蹴される現在の業界のあり方には、大きな疑問を感じざるを得ません。




■消費者の存在を無視しない商売を


スーパーセブンを単なる商材として扱われている方々にとって、騙しが入っているか入っていないかは、取るに足りない事なのかもしれません。たとえ仕入れの段階で自分が騙されていたとしても、最終的な負担は消費者のもの。自分の手元を上手く通り過ぎてくれさえすれば、痛みはどこにも残らない。けれども自分のための天然石として購入した消費者にとっては、騙しが入っているかどうかは大問題です。


「あなたがもしその商品を買わされる立場だったらどう感じますか?」

私は過去、ある業者さまにこのような問いかけをさせて頂いたことがあります。答えはこうでした。

「私は自分で責任を持って購入するようにしているので、疑問を持ったら買わないし、もし買ってしまったら諦めます」


この方はおそらく購入者の自己責任を強調したかったのでしょうが「買ってしまったら諦める」というような理不尽な思いを、せめて自分の顧客にはさせない為の努力が必要だと私は思うのです。

「天然石から利益を得る立場になった以上、疑問を持ったら買わない、ではなく、疑問を持ったら売らない姿勢を大切にして欲しい」

というようなお話もさせて頂きましたが、最後までご理解いただくことはかなわず、この業者さまとのやり取りは、最終的には取引拒否というかたちで終りました。


やはり、何かが間違っていると思うのです。


商売である以上、利益は大切です。ですから私は、儲けるなと言うつもりはありません。儲けて頂くことは大いに結構です。ただ、やはりスーパーセブンのような商材は、最低限の責任しか負わない心づもりの業者さまが手を出していい商材ではないと思います。手を出すならば、それ相応の責任は負っていただきたい。販売価格が本来の石の価値よりも跳ね上がっている商材でもあるのですから、もっと慎重になって頂きたいと心から思います。



次回は「スーパーセブン」として販売されている天然石が、特定地域からしか採掘されないような希少性の高い天然石ではない、と私が主張する理由や、スーパーセブンに含まれているとされる内包物がどのようなものであるかについて、下記のような写真を用いて説明したいと思います。(最近文字ばかりなので)

その後、スーパーセブンが存在する可能性と危険性についての言及をさせて頂きますので、存在自体の可能性に対する私の考えについては、もう少しお待ちください。

SP02.jpg

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posted by isinohanasi at 00:49 | スーパーセブンは存在しない
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