2007年09月26日

A・メロディー女史という名の虚像

お待たせしました、今回はスーパーセブンの名前をつけたとされているA・メロディー女史」についての情報をお伝えいたします。

けれども、私からの情報をお伝えする前に、まず皆さまにひとつ質問があります。特にスーパーセブンを商材のひとつとしてお取り扱い中の業者様は、この問いに対して何らかの回答を出す義務があるだろうと、私は考えています。

「皆さまは、A・メロディーさんという人物をどの程度ご存知ですか。またどのような根拠から、自分達の手元にあるスーパーセブンと、A・メロディーさんが名付けたスーパーセブンが同じであると主張されているのですか」

このような質問をさせていただいた理由は、ヒーラーの方が名付けた「スーパーセブン」という天然石が、いつの間にかヒーリングストーンの枠を越え、天然石商材として取り扱われている事実があるからです。

「アクセサリーパーツとして天然石を扱っているだけです」と主張される業者様が、どうしてヒーリングストーンであるはずのスーパーセブンを販売されているのか。

私はスーパーセブンを取り扱われている業者様の中から25社を無作為に選択し、メールや問合せフォームから、以下のような質問をさせていただきました。

 −−−−−ここから

はじめまして、神奈川に住む○○と申します。
御社でお取り扱い中の「スーパーセブン」について質問をさせて頂きたいのですが、スーパーセブンの名前をつけたとされている、A・メロディー女史とこれまでに直接お会いになったり、電話等でコンタクトを取られた事はありますでしょうか。

A・メロディー女史に質問をする条件は、ワークショップに参加することであると聞いたのですが、私はワークショップに参加していませんでしたので、A・メロディー女史と連絡を取る方法がありません。
その為、A・メロディー女史と直接コンタクトを取ることのできる方を探しています。ご確認ください、どうぞ宜しくお願い致します。

 −−−−−ここまで

現在12社の天然石業者様から返答をいただきましたが、A・メロディーさんとコンタクトを取ったことがある方はひとりもいらっしゃいませんでした。

現在スーパーセブンを取り扱っている他の業者様に問合せをしても、ほぼ間違いなく、同じ返答が返ってくるでしょう。なぜなら消費者があると信じ込まされている「スーパーセブン」は存在しないからです。

1995年、A・メロディー女史はブラジルのある鉱山から採掘された鉱物に「スーパーセブン」と名前をつけました。そして1998年、その情報は「地中の宝物」という一冊の本によって紹介されたのです。

この本はA・メロディー女史と株式会社ヨシヨシの代表である吉田良さんとの共著として、ぶなのもりから2000部ほど発行されたそうです。

01.jpg
「表紙の写真」

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「中はこんな感じです」

発行部数が少ないため現在は入手困難ですが、まだ販売はされています。
そしてこの本の中に問題の「スーパーセブン」に対する記述があるわけです。

02.jpg
「スーパーセブンのページ写真@」


03.jpg
「スーパーセブンのページ写真A」

ここに記載されている説明内容は、現在スーパーセブンとして販売されている天然石に対して記載されている商品説明と、ほぼ相違ありません。

04.jpg
 「説明部分のアップ」

日本で紹介されているA・メロディー女史に関する書籍はこの一冊だけ。なのにどうして、スーパーセブンはこれほど広く知られるようになってしまったのでしょう。

ここに、インターネットに頼って情報を収集する落とし穴があります。何らかの目的を持って操作された情報でも、インターネットに頼った情報収集に慣れてしまうと、誰が書いたのかも分からない内容でさえ、事実のように見えてしまうのです。

おそらくは、スーパーセブンに似た天然石を販売する立場の人間が、その商品に付加価値をつける為、書籍に記載されていた説明文を利用したのでしょう。それが転用され、転用され、転用され……いつしか出所のはっきりしない、都市伝説的な情報として定着してしまったのだろうと思います。

もちろん、ソース元となったであろう「地中の宝物」の共著者の方には、確認を取ろうと試みました。けれども残念なことに、まともに相手にしてもらえず「現在は天然石を扱っていない為、具体的な質問に答える必要はない」との返答を、代理の方からいただきました。




※追記事項
これ以降の記事の一部につきましては、掲載の必要がなくなりましたので、削除させて頂きました。削除の理由は、間接的にではありますが、ウォーターホイールズ社さまの見解を頂けたことにより、メロディー♪さんと「地中の宝物」を出版された吉田良さまとの間に、繋がりがあるという事自体が疑わしくなった為です。





いろいろと考えた挙句、私はこのワークショップを主催した「ウォーターホイールズ」の代表の方を追うことにしました。現在海外出張中とのことで、ご本人とはまだ直接お話はできていませんが、あちこちで収集した情報を繋げてあわせていくことで、ぼんやりとではありますが外枠が見えてきました。

まず「ウォーターホイールズ」とは屋号らしく、規模的には極小人数(1〜2人)で運営されていて、ボージーストーンなどの、少し特殊な石を買い付けては卸しをされている方のようです。1年の大半を海外で過ごされ、A・メロディー女史とはツーソンで知り合われたらしいと聞きました。
※ツーソンについては長くなりますので、また後日説明させていただきます。

ちなみに「ウォーターホイールズ」さんのサイトは、こちらになります。
 http://www.waterwheels.jp/
現在はサイト全体がメロディー女史のワークショップを中心とした内容となっていますので、A・メロディー女史とはどのような方か、少しだけでも知っていただけるかと思います。

あちこち問合せた結果、少しですがA・メロディーさんとも面識があり「ウォーターホイールズ」の代表を務める方と直接繋がりをお持ちの業者様から、私の意向を伝えていただける事になりました。忙しい方でなかなか連絡が取れないそうなので、しばらくは返答待ちをするしかありませんが、私としては是非一度、直接お話しをさせていただきたいと考えています。ただ、こればかりは相手の意向もありますので、実現するかどうかは今のところ分かりません。

そんなこんなで、A・メロディーさん自身のスーパーセブンに対する考え方を、ご本人に確認するには至りませんでしたが、今回の一連の問合せ作業の中で、私はとても重要な情報を得ることができました。大切なことですので、特にスーパーセブンをお取り扱い中の業者様は、目をそらしたり、曖昧に濁したりせず、事実を受け止めてください。

かつてA・メロディーさんが「スーパーセブン」と名付けた鉱物は、ブラジルにあるたった一つの鉱山からしか産出されない特殊な鉱物だったのです。メロディーさん自身が、別の場所からは絶対に採掘できないと言われたそうです。

そしてその鉱山は既に閉山しています。

要するにスーパーセブンとは、今現在の市場には流通するはずがない商品なのです。A・メロディーさんが所持されているものを、直接譲り受けることならできるかもしれませんが、新しい原石が採掘されることは絶対にありません。今市場に出回っているスーパーセブンは、A・メロディーさんが提唱されたスーパーセブンとはまったく別のものなのです。

しかも、A・メロディーさんが提唱したスーパーセブンでさえ、鉱物学的な観点から見た場合、奇跡的な確率で存在するかもしれない、としか言いようのない幻の石なのです。

もし私の言葉が信じられないのなら、ご自身でA・メロディーさんに確認を取ってください。一個人である私より天然石を扱う業者のかたの方が、コンタクトは取りやすいでしょう。

ちなみに私自身は、A・メロディーさんのヒーラーとしてのパワーや見解については否定も肯定もしません。お会いしたこともない方の考えを肯定はできませんし、目に見えない力の存在全てを否定する気持ちにもなれません。実際にお会いすることができたら、A・メロディーさんの持つ人間的な魅力に惹かれるかもしれないとすら思います。でもそれらは全てが憶測であり、全てが「もしも」の話です。

今の私に断言できることはただひとつ。

「現在スーパーセブンと名付けて売られている商品はスーパーセブンなどではなく、その多くが屑石として見捨てられてきた品質の商品です」

もちろん中にはインクルージョンの入り方や発色などでそれなりの価値を持つものもあるでしょう。 でもそれは、スーパーセブンとしての価値ではありません。

かつてのブラックトルマリンのように、現地では採掘時に捨てられていた品質の天然石にいろいろな付加価値をつけてブームを作ってしまったというのが、本当のところではないでしょうか。



■次回の予告
スーパーセブンに関わる人たちの無責任さについて取りあげたいと思っています。一連の問合せ作業の中で、あまりにもひどい回答や対応がいくつかありましたので、ひとつの事実としてそれらを公開させていただきます。個人攻撃に見えるかもしれませんが、私の意図はそこにはありません。いつか、その辺りのことについても説明をする日が来るかもしれませんが、もちろん最終的な判断を下す権利は、閲覧者の方にあると思っています。


posted by isinohanasi at 02:49 | スーパーセブンは存在しない
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