2007年08月10日

bigstone_99en のその後について

私がずっと疑問を持って記事を書き続けている「bigstone_99en」のその後の対応についてお知らせいたします。

やはり8月30日を目途に臨時休業するつもりのようです、ヤフーオークションの「自己紹介」の内容が変更されていました。私はこれを、売り逃げだと考えています。

「bigstone_99en」は一度私と電話で話をした後、その対応のひとつとして
臨時休業を伝えてきたのですが、そのときのメール文を転載します。

 ----ここから

4ヶ月前に販売していたものをほとんど売り切れ状態で在庫に残っておりませんので、
同じものの確認することができませんでした。
なお、今の在庫商品を同じ仕入先のものもいくつ御座います。
お客様に責任を持ってご販売させていただきたいという気持ちで、
徹底的に商品の質や構成成分、虚偽商品などをお調べいたします。
業務上の関係で少々遅くなりますが、8月23日から「再出品」停止する方針、
8月30日前後に只今出品中の商品を全て終了し、臨時休業となる予定です。
それから、2,3ヶ月をかけて、全ての仕入先に回って、
徹底的に商品を調査する方針です。
その結果を出るまで、極めて出品しないとお約束いたします。

 -----ここまで。

一見、もっともらしく見える返答ですが「それから、2,3ヶ月をかけて、全ての仕入先に回って、徹底的に商品を調査する方針」

まず、これがあり得ません。

他の業者さまにも数件見ていただきましたが「確認に2,3ヶ月かける必要はない。ほとぼりが冷めるのを待つつもりだろうね」との事でした。

「今の在庫商品を同じ仕入先のものもいくつ御座います」と本人が書いているのですから、それらの商品からソーティングにかければいいだけです。

また、私の購入した商品については鑑別で結果を出しましょうと伝えたのですが、その後、一切の連絡が取れなくなりました。もちろん返品対応すらないままです。


では、「bigstone_99en」の行っていた虚偽表示とはどのようなものだったのか。私が出したソーティングの7件中、6件が虚偽でしたのでその内容をお知らせします。

ひとつ注意していただきたいのは「Bブルーコーラル」についての処理ですが、これはいわゆる「エンハンス」と呼ばれていた処理ですので、本来ならば私は問題視しません。ただ「bigstone_99en」の場合「ブルーコーラル」
に対しても「無加工、無着色」と説明して販売をしていました。

また、他の商品にあえて「エンハンス加工品」の説明文をつけることで、無加工、無着色」をより強調する販売方法を取っていたため、今回の「ブルーコーラル」対しては「虚偽表示」の対象に含めています。

では、虚偽表示のソーティング結果をお伝えいたします。

@レッドマラカイト
  鑑別上、レッドマラカイトという名の天然石は存在しない。
  顕微鏡拡大検査や偏光検査、屈折率検査などで検証した結果、
  成分はアラゴナイトと判明。

Aキャッツアイトルマリン
  ラブラドライトと判明。

Bブルーコーラル
  樹脂加工の可能性あり。
  (成分分析にまわすとはっきりした内容が出るのですが、
   その分鑑別の値段が高くなります)

Cミックスルチル
  粒によっては含まれているルチルが少なすぎるため
  良くてエピドートインクオーツと鑑別結果が出る可能性が高い。
  (こちらも成分分析ではっきりします)

Dグレーサンムーンストーン
  鑑別上、グレーサンムーンストーンという名の天然石は存在しない。
  「低品質の」サンストーンか、もしくは「低品質の」ムーンストーンと鑑別される

Eオレンジファントム
   まず、ファントムというのは現象のことであって石の名前ではない。
   さらにオレンジのファントムは存在しない。
   また、詳しい鑑別にまわせば、染料及び充填物質が検出される可能性もある。
   (こちらも成分分析ではっきりします)


7品鑑別に出して6品がこれですから、取扱商品のほとんどが虚偽表示だったと考えても大袈裟ではないと思っています。

また、上記の天然石について、「bigstone_99en」の回答を信じていた時期に販売してしまった方々がいます。現在順次対応中ですが、上記の商品を購入された方で、私からの連絡がまだ届いていない方は、お手数をおかけして申しわけありませんが、(アット)の部分(@)に変更したうえで、ishinohanashi(アット)mail.goo.ne.jp まで至急ご連絡ください。取引ナビからの連絡でも結構です。責任を持って返品及び返金の対応をさせていただきます。

ただし、Bブルーコーラルにつきましては、エンハンスの範囲内ですので、
返金対象外です。ブログの「個人的定義」でお知らせしています通り、私はトリートメントと呼ばれていた加工を問題視していますので、エンハンス品に関しましては天然石として販売することには問題がないと考えています。

ちなみに、エンハンスやトリートメントといったカテゴリー分けは過去のもので、現在は、1つ1つの処理に対しての処理内容が鑑別書に記載されて出てくるようです。

再度記載しておきますが、現在私が問題視している天然石は、以下の通りです。
 ・染色品
 ・着色品
 ・放射線処理品(分析が難しいため、この手の商品はお譲りしないことにしています)
 ・合成品
 ・再生処理品(練りなど)
 ・有色溶剤を使用した含浸処理品
 ・名称と実物に著しい相違がある商品(虚偽表示、偽物など)

「bigstone_99en」ほど悪質ではありませんが、これらの天然石をただ「天然石」として販売されている業者さまは多いです。その中にはその天然石の持つ「効能」を売りにしているところも少なくありません。

染色品や再生処理品など、お取扱いになることは間違いではありません。ただ、購入者がそれらを選ぶだけの情報を得られないことが問題なのです。薄利多売や、コストの問題も分かりますが、もっと天然石について知ってください。

弁護士は法律を学びます。
会計士は会計学を学びます。

天然石を販売して生計を立てている方々は、もっと天然石について学ぶ必要があるのではないでしょうか。

カルサイトを「ヘミモルファイト」として販売したり、ラブラドライトを「ブルームーンストーン」や「キャッツアイトルマリン」として販売し続けることは、やはり間違いなのではないでしょうか。

名前を正して売ってくだされば、何の問題もありません。染色品や再生処理品についても同じ事がいえます。質問をした際に、それらを教えてくだされば、何の問題もないのです。

いろいろな理由で天然石を購入される方の中には「ラブラドライト」だから「ラブラドライト」を購入される方や、「自然が育んだものだと思っているから」購入される方もいるのです。

今の現状では、購入者が自分の購入したい商品を選択することができません。「天然石に関して素人である購入者が、もっと商品を選択しやすい環境をつくる。欲しい商品を選べるだけの情報と自由をあたえられる為の努力をする」

天然石を大事に考えておられる業者の方々にとって、この事はとても大切なことなのではないでしょうか。


posted by isinohanasi at 00:00 | bigstone_99en
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