「purestone」さんから取引拒否をされました。
「ある商品」に対して販売を渋るメールが届きましたので「補償してもらわなくて構わないから購入したい」とお伝えしたのですが「お手間やご心労、ご迷惑をお掛けするのは大変申し訳なく思います。したがいまして、○○様とのお取引はお断りさせていただくこととなりました」と、最終的な回答が送られてきました。
心労や迷惑を感じるかどうかは、私個人の問題ですから、それを理由に取引を断るのは何か違うんじゃないかなあ、と思うのですが「purestone」さんに対する疑問については、また後日記載いたします。
今日は、問題となった「ある商品」についてお話したいと思います。
「ある商品」とは「ブルームーンストーン」のことなのですが、本来ブルームーンストーンはスリランカから産出されます。けれども、現在はほとんど産出がなく手に入り難いのが現状です。1ctあたりの推定価格は1万円〜2万円かそれ以上になると思われます。
現在「ブルームーンストーン」として天然石市場に出回っている商品の多くは、10年ほど前から大量に産出されるようになった、インド産「ラブラドライト」だと考えられていたのですが、それとは別に、3年ほど前からアフリカのタンザニアで産出されはじめた「ぺリステライト」も「ブルームーンストーン」として数多く出回っていることが分かりました。
「ラブラドライト」にしても「ぺリステライト」にしても、本物の「ブルームーンストーン」とは希少価値が全く違います。また、最近になってブルームーンストーンとぺリステライトが同一鉱物であるかのような錯覚を起こさせる商品説明が増えているのですが「ぺリステライト」は「ブルームーンストーン」ではありません。
ブルームーンストーンと銘打った方が売りやすいという理由から、そのような対応を取られているのでしょうが、嘘は嘘、誤魔化しは誤魔化しです。
「ぺリステライト」であることを、消費者に分かりやすく伝えていくことが、中間業者さまの仕事であり、お客様に対する誠意であるのではないでしょうか。
今回「purestone」さんで「ブルームーンストーン」と表記された商品を購入しようとしたところ「鑑別上はぺリステライトと出ますがいいですか」と確認をされました。それでもいいから購入したいと返答したのですが、結局は取引拒否をされてしまい、購入することができませんでした。
ちなみに「purestone」さんは、自社で取り扱っている商品がぺリステライトだと把握されているにも関わらず「ブルームーンストーン」の名称のまま現在も販売をされ続けています。(詳しい経緯は後日)
「ブルームーンストーン」「ぺリステライト」「ラブラドライト」の違いは、その天然石の屈折率をはかることによって分かります。ただ、研磨された天然石の場合は正確な屈折率の計測が困難なため、成分分析にまわされることが多いと聞きます。
「ブルームーンストーン」を取り扱っていらっしゃる業者さまは、一度、ご自身でソーティングにかけて、結果を確認をされてはどうでしょうか。
名称を正して販売されれば何の問題もないわけですから、この機会に確認されることをお勧めします。ちなみに鑑定資格を持った方でも、色石については知識のない場合もありますので、中央宝飾研究所さまあたりで確認されることをお勧めいたします。ソーティングの場合、鑑別書はつきませんがその分お値段が安いです。
そんなわけで、今日のところは「ブルームーンストーン」についてお知らせ
させていただきました。「purestone」さんとのやり取りの中で感じた疑問
については、また後日掲載させていただきます。