2007年06月06日

「天然」表示に関する疑問

今回いろいろと問い合わせをする中で一番ショックだったのは、ほとんどのショップや業者の方が、天然石に対する処理の有無を記載することを避けていて、そこに拘る私の方が異例だという態度を取られたことでした。

「拘りたいならうちでは買わないでください」
「これ以上ご案内いたしかねます」
「これくらいのことはどこでもやってます」
「うちだけ処理内容を記載するのはちょっと…」
「その値段で本物だと考えるほうがおかしいのでは?」
「もっと値段とのバランス感覚を持って取引するべき」
「本物が欲しいなら自分で掘りに行けばいい」
「あなたのように神経質で面倒なお客の相手はしていられない」
「処理内容を記載しろという方がおかしい」

などなどなどなど。


これらはみな、加工の有無を問合せる中で実際に言われた言葉です。もっとひどいものもありました。果し状まがいのメールが送られてきたことも。

けれど問題は、そのような態度をとられたことではなく、最終的にそのような態度を取ったほとんどの業者さまが、最初の質問メールに対しては、「うちは大丈夫です。信頼できる仕入れ元からしか仕入れていませんし、長年の実績もあります。品質には自信がありますので安心してください」という旨の返答を返してこられたことなのです。

これはもうパターンといってもいいくらいです。

最初の質問に対しては「大丈夫」と太鼓判を押され、次に個人的に疑わしいと思う天然石について質問をすると返答に濁りや曖昧さが漂いはじめ、さらに質問を続けると段々と雲行きが怪しくなり、最後には暗礁に乗りあげる。

暗礁に乗りあげるという表現を使ったのは、結局処理についての情報が分からないまま、話がうやむやになるからで、そのほとんどが「返品していいからもううちでは買わないで」というものでした。

私は返品がしたいのではなく処理の情報が欲しかったのですが、処理の質問に答えるよりは返品対応を望まれる業者さまがほとんどで、不明確な石の多くが返品対応期間を過ぎているにも関わらず、ペナルティーなしの返品として処理されました。

正直、より天然に近い石を手に入れることが、こんなに大変だとは思ってもいませんでした。

品質に自信ありとはどのような品質のことなのでしょう。「信頼のおける仕入れ元からしか仕入れていないので大丈夫です」と太鼓判を押してもらっても、何の安心にも解決にもならない現状があります。

それどころか、仕入れ元の情報のみに頼って天然石を売買をされている業者さまの場合、仕入れ元の情報に嘘があれば自動的に回答にも嘘があることになります。そして結局、それらの嘘の最終的なしわ寄せを食うのは、他でもない消費者なのです。

仕入れ元との信頼関係は確かに大事でしょうが、消費者との信頼関係もそれに匹敵するくらい大事なのではないでしょうか。
posted by isinohanasi at 00:00 | 業者と消費者の間にある認識の壁
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