2007年08月29日

信頼できる業者様は存在するか?

私のブログを見てくださった方から「貴方の信頼される業者様をお教え下さい」という主旨の問合せメールをいただきました。良い機会ですので、この問合せに対する私の回答をブログ上にも掲載しておきます。

私のように「天然に近い石」を求められる方にとって「信頼できます!」と自信を持ってお勧めできる天然石業者さまは、今までのところひとつもありません。

「染色ではありません」とはっきり断言された商品の鑑別結果が「染色品」だったこともありますし「本物です」と断言された商品の名称や商品説明に「虚偽表示」があることも決して少なくありませんでした。

私にとって取扱商品の数や値段、業者様の規模やこれまでの経営実績などは、その業者様を信頼できるかどうかをはかるものさしにはなり得ません。これは、天然石業界全体の曖昧な常識と、消費者が漠然と考えている常識とがあまりにもかけ離れすぎている為に起こっていることだと思います。

私は以前、素人の言葉に耳を傾けて下さった天然石業者さまに対して「天然石についての正しい知識を身につけていくことは、今後○○様にとっても強みになるのではないですか?」と訊ねたことがあるのですが「そんなことは今まで考えてもみませんでした」という消費者としてはびっくりする回答が返ってきました。

その方は「お客様のためにも必要なことですから」と言って、その後天然石についての正しい知識をつける努力をしてくださっていますが、これはごくごく稀なケースです。

ほとんどの場合、メールや電話で疑問を投げかけても「素人の見解」や「根拠不足」を理由に耳を傾けてもらえません。だからこそ個人で鑑別に出すことにしたのですが、鑑別結果を元に「虚偽表示」のある商品を指摘すると、今度は、一方的に取引拒否をされてしまうのが現実です。

だからこそ私はオークションで天然石をお譲りし続けています。1連につき1粒〜数粒をソーティングに出すことが今の私の限界ですが、ソーティングに出さずに販売されている業者さまが多いので、私のように「天然に近い石」を求める方に、少しでも安心度の高い天然石をお譲りする為には、お勧めの業者を探し出すことよりも、私自身がソーティングに出した方が早いと考え、今に至ります。

ちなみにソーティングとは、鑑別書を作成する前段階の鑑別で、正式な鑑別書はつきませんが、その分鑑別にかかる値段を安く抑えることができます。

「信頼のできない業者様ならお教えできますが、信頼できる業者様については、ないと答えるしかありません」

これが、質問に対する今現在の私の回答となります。

天然石を購入する度にソーティングに回し、その結果の積み重ねを元に、より信頼度の高い業者様を探していければ、と考えています。
posted by isinohanasi at 00:00 | 業者と消費者の間にある認識の壁
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