2007年06月06日

「天然に近い石」にこだわる理由

私はまず原石に興味を持ち、天然石の世界に足を踏み入れました。その後タンブルに、そして天然石ビーズへと関心が広がり、様々な石を集めるようになりました。

やがて収集だけに留まらず、天然石をあしらったアクセサリーやインテリア小物などをつくり、オークションに出品してみたいと考えるようになりました。

その理由はふたつ。

ひとつは、もともと働くことが好きで、そこで得られるあれこれに充実感を感じていた私が病気を理由に働けなくなり、無気力になり、何にも興味を持てずに落ち込んでいた時に天然石の神秘的な存在に心を動かされたこと。

もうひとつは、自分の手で作ったものが、顔も知らない誰かの小さな幸せに、ごくごくわずかでも貢献できるかもしれないと考えたこと。

だからこそ私にとって「天然に近い石」を求めることには、とても重要な意味があったのです。


人はそれぞれに弱さを抱えています。それを前面に出さずとも、弱さの存在自体を否定することはできません。だから時には、天然石にさえすがりたい気持ちになることもあると思うのです。

そんな気持ちで天然石を買い求めたいと希望した人が、何も知らずに再生石を買ったとしたら?染料がべったりと塗られた石を買ったとしたら?

たいていの業者のかたは「着色はしていても石は天然だ」と主張されます。けれども考えてみてください。以前とある国で、山肌に緑の塗料を塗って「緑化」だと言い張ったというニュースを耳にした時、馬鹿げていると感じませんでしたか?

ならば、天然石は?

天然石なら色を塗っても天然なのでしょうか。それを良しとしない私の方が間違っているのでしょうか。

一番純粋に天然石を求める人が、一番馬鹿をみることだけ避けたい。その気持ちがあるからこそ、私は今も「天然に近い石」に拘り続けているのです。


posted by isinohanasi at 00:00 | ブログ運営の目的と理由
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