2008年04月15日

「つくられた」商材としての価値 〜スーパーセブンのその後〜 B

今回は「つくられた価値を持つ天然石」の例を記事にする予定だったのですが、急遽、予定を変更する事を決めました。

変更の理由は、前回掲載した記事内容に対するご指摘のメールを頂いたからです。当然出てくるご意見のひとつだと思いますので、ご指摘にお答えする形で私自身の考えを記載させて頂くつもりですが、私の考えについては、今回ではなく次回の記事に掲載させて頂きます。

次回に延ばす理由は、閲覧者の方々にも「自分ならどう思うかを」今一度考えてみて欲しいと思ったからです。


またその後に掲載を予定している「つくられた価値を持つ天然石」では、「生み出されてゆく天然石の名称」で取りあげた天然石よりも、さらに扱いの難しい天然石を取りあげるつもりでいます。ですから、今あるご指摘については「つくられた価値を持つ天然石」を掲載するよりも前に、返答をしておく方が良いだろうと判断しました。



それでは、まず今日は頂いたご指摘のメールを全文を掲載します。
 ※念のため説明させて頂きますが、あえて全文を掲載する理由は、これまでに全文掲載をしなかったことで「(私が)都合の良い部分だけを抜出して書いている」との誤解を受けた経験があるからです。そのような事実は一切ないのですが、後付けの説明では誤解を解く事が難しいと知りました。また今回頂いたご指摘は匿名で送られてきたものであり、文中にも個人を特定できる内容は含まれていませんでしたので、無用の誤解を避ける為にも全文掲載とさせて頂きました。



それだけでは記事として短すぎますので、いずれ掲載しようと思って保存しておいた文書のうち「天然石業界及び業者さまに対して、今、私が思うこと」と題した内容を掲載させて頂きました。

スーパーセブンのその後としては少々的外れな内容となるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。





■頂いたご指摘メール(全文掲載)


件名: 困ります&アドバイス

Blogを度々拝見させていただいている者です。

消費者の立場から色々を勉強・調査されていて参考にさせていただいて
いたのですが・・・・、
今回の記事をきっかにメールを送らせていただきました。

インプレッションストーンについて、
個人的に、この石はアクセサリーの素材としてとても気に入ってます。
この石を見つけ、そして仕入れ、そして販売しているお店に感謝してます。
名前に惹かれたのではなく、風合いが好きで購入しました。
(確か、最初にnetで見つけて購入したショップでは当時「名前不明」でした)
以前、某shopの商品説明に「泥」という表記がありましたが、それでも
お気に入りの素材の1つです。
ショップの方達が過剰反応して万が一、販売しなくなってしまったら
困ります。

>「販売の為に生み出された天然石の名称」は、いつ頃つけられた名称
>であるかや、どのような理由からその名称がつけられるようになったか、
>などの情報が全くと言っていいほど追えません。
>情報を得たいと考え、色々な場所に問合せをしてみても、
>それらを知っている人間を見つけだすことができないからです。

今までの記事を読んでいても何度か疑問に思ったのですが、
色々な場所に問い合わせをされたとの事ですが、日本のショップ・業者以外の所
にも問い合わせをされたのでしょうか?
海外の加工工場とやりとりしたら何かわかるのではないでしょうか?






■天然石業界及び業者さまに対して、今、私が思うこと


現状、天然石売買の世界には、確固たるルールがありません。なんとなくのルールならあるのでしょうが、それらのルールは決して消費者の為のものではない、というのが私の考えです。

例えば、一部の業者さまの「なんとなくルール」の中には、天然石ビーズは単価の低い商材だから加工情報などを記載する必要はない(もしくは無理)というものがあるようですが、このようなルールが消費者の意向に沿っているとは到底思えません。

けれども、そのような「なんとなくルール」は実在しています。しかも消費者にとってより不利益であるのは、それぞれの業者さまがどのような「ルール」(なんとなくルールも含めて)に則って商売をされているのかが、一見しただけでは全くといって良いほど見分けられない事です。

私はこれまで、理不尽な対応やルール付けをいくつも見てきましたが、中にはパワーストーン的な意味合いの強い商材を数多く取扱い、時にはその天然石にまつわるちょっとした効能、もしくは効能だと一般に言われている内容をほのめかしておきながら、パワーストーン的な意味合いを重視して商品を購入していく消費者を頭から馬鹿にしている業者さまもいらっしゃいました。

その方の言い分は、要約すると「売れるから売っているだけ」というもので、自分の販売姿勢に対しては、微塵も疑問を持たれてはいないようでした。

そうかと思えば一方で、品質に拘った仕入れを続けるために、消費者の目には見えない努力をされている業者さまもありました。


業者さまの販売姿勢にも、それぞれ明らかな違いがあるのです。なのにその違いさえ、簡単には見分けられないのが現状。

それに加えて、消費者の為の商売をしようと考えたときに、まず障害となるものが、集客でも仕入れルートの確保でもなく、同業者からの潰しであるという事実に対しても、納得がいきません。

ちなみに、この「同業者による潰し」については、いつか必ず記事にしようと心に決め、今もリサーチを続けています。色々と面倒はありますが、私にとってこの件を追い続ける事は、最重要課題のひとつとなっています。

なぜなら「同業者による潰し」がある限り、消費者の為の商売が育つためのスペースが確保できないと考えているからです。



私は、天然石を商材として扱う立場の人間には、それぞれ自分の「正解」がどこにあるのかを考える義務があり、また自分たちの取っている販売姿勢を、消費者にわかりやすく提示していく必要があると思うのです。自分たちの商売が顧客のためにもなっているという自信があるなら、なおさらです。


同時に消費者である方々が、自分の「正解」について考える必要性についても、強く感じています。

とは言っても、購入判断をする為に必要な情報さえ、十分に与えられていない消費者が考え得る「正解」には、自ずと限界が生まれます。

残念ながら必要な情報が十分に手に入らない状況は、今後もしばらくは続くでしょう。また業者さま側の改善にのみ頼っていては、問題の解決がいつやってくるのかさえ見通しが立ちません。

このような状況下で天然石と上手く付き合っていくには、まず自分自信がどのようなニーズを持っているのかを見極めることが必要となるのではないでしょうか。

その上で「自分のニーズ」に合った商品を購入する為にはどのような情報が必要かを考え、問合せるべきものは問合せ、ひとつでも多くの情報を集める。要するに「自分のニーズ」と照らし合わせながら購入判断をする習慣をつけていく事が、ニーズに合った商品を手に入れる一番の近道となるのではないかと思います。


これまでの記事の中でも取りあげましたが、「問合せがない=ニーズがない」という解釈がまかり通っているという現実がある以上、まずは自分たちがどのような情報を必要としているのかを、積極的に伝えていく事が、消費者側からできる働きかけのひとつと言えるのかもしれません。


ちなみにこれまでの経験上、ありがちな反応についても記載させて頂きますが「問合せを受けていると人件費が…」などという種類の言い分はナンセンスです。人件費をかけられないなら、人件費のかからない仕組み作りを考えていけばいいのであって、人件費が割けないという理由で、まず一番に切って捨てられるのが消費者からの問い合わせであるならば、それは本末転倒としか言いようがありません。


例えば、消費者が購入判断をする際に必要となる情報を、問われるよりも前に説明してしまえば、問合せの煩わしさから身をかわすこともできるでしょう。特にネット上で商売をされている方は、雛型を作って必要情報の掲載ルールを統一してしまえば、比較的楽に更新作業ができますし、同じ説明を何度もする必要もなくなるでしょう。消費者の問合せを切って捨てるのは、それらの努力を最大限にされた後でも良いのではないでしょうか。





次回は、頂いたご指摘に対する私の返答を掲載させて頂きます。
posted by isinohanasi at 20:52 | スーパーセブンは存在しない
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