2008年04月05日

ショップチャンネル様の手違いと嘘

「天然色として販売されていた処理石の例」の続きです。


以前の記事では、ショップチャンネル様が取扱われていた「ブルートパーズ」が天然色ではなく照射処理品であったことをお伝えしましたが、同じタイミングでもうひとつ、実際に購入して検証をさせて頂いた商品があります。それが下記に掲載した「グリーンクォーツ」です。



gc04.JPG
天然色として販売されていたグリーンクォーツのリング


こちらの商品は現在お取扱いがないようですので、当時の商品説明(画像として個人保管していたもの)を掲載させて頂きます。


グリーンクォーツ.jpg
購入当時(2007年12月)の商品説明



では、この商品のいったい何が問題だったかというと、やはり「」です。

この商品に使用されていたグリーンクォーツは、アメジストを加熱処理して人工的に作られたものでした。

そもそも、これほどの透明感を持ったグリーンクォーツのジュエリーが天然色である可能性は、限りなく低いのです。なぜなら、水晶に何らかの鉱物が内包された結果として、グリーンに見えるクォーツならば多数存在するのですが、クォーツ自体がグリーンの色味を持った「グリーンクォーツ」は、その存在自体が大変希少だからです


天然色のグリーンクォーツに希少性があるからこそ、売り手側は「より売れる商品」を作るために、グリーンクォーツに似せた処理品や模造品などを作り、市場に流通させていくわけですが、処理に対する十分な説明が成されない現在の市場では、安い価格で手に入る処理品や模造品の存在が消費者側の混乱を生みだす大きな原因となってしまっています。


ちなみに今回の商品は「アメジストを加熱処理して作った」グリーンクォーツでしたが、他にも「水晶に照射処理して作った」グリーンクォーツや「水晶の偽物に色をつけた」グリーンクォーツなども、現在の市場では全て「グリーンクォーツ」として流通しています。


処理品や模造品が当たり前のように流通しているこの手の商品にこそ、消費者目線の十分な説明書きが必要だと思うのですが、天然石業界では、売り手にとって不都合となる部分にはあえて触れない、という習慣ができてしまっているようで、大変残念に感じます。


そして今回、ブログ再開に向けてのリサーチをしていく中で、さらに残念な結果に行き当る事となりました。それが今日の記事のタイトルにもさせて頂いた「ショップチャンネル様の手違いと嘘」の「」の部分にあたる内容となります。




■ショップチャンネル様の嘘

私が検証した「ブルートパーズ」と「グリーンクォーツ」については、ショップチャンネル様から「オペレーターの初歩的な案内ミスだった」との説明を受けました。

本来ならば色加工品と説明するべき商品に対して、オペレーターが加工の情報を見落としてしまったために、間違った案内をしてしまったとの回答だったわけですが、現在のシステムでは他の商品についても同じような案内ミスが起こっているのではないですか?とたずねたところ「そのような事はありません」との返答を頂きました。

いろいろと疑問の残る回答ではあったのですが、カスタマーセンターの方の対応が他社と比べると比較的早く、また「今後はこのような事がないように教育を徹底していきます」との回答を得ることもできましたので、私も一度は納得をするつもりでいたのです。

ところが、その後をリサーチした結果、実際には何ひとつ改善されていなかった事がわかりました。その事実を知った以上、私も以前担当してくださった方にお伝えしていたような譲歩をする理由がなくなってしまいました。
※掲載内容について、ショップチャンネル様側で異論があるようでしたら連絡をください。この件に関して私からはこれ以上の連絡はしません。時間を費やしてお話をしても意味がないと考えているからです。以前からお伝えしています通り、言った言わないの水掛け論を避ける為に会話は記録させて頂いていますが、記録したデータを直接公開することは考えていませんので、その点はご安心下さい。



では、なぜ私が「何も改善されていなかった」と判断したのか。その理由は前回の問合せから数ヶ月経った現在も、ショップチャンネル様が、照射処理品であるブルートパーズを、天然色のブルートパーズとして販売されている事にあります。


今回は、オペレーターさんの確認ミスである可能性を考慮に入れて、取り扱い中の2つの商品に対して別々に問合せをさせて頂きました。どちらも放送内容を見ただけでは、処理について問合せる必要があるかどうかさえわからない商品です。

また、問合せの際には「この商品のお色は天然色ですか?」と色加工にしぼった質問をさせて頂いたのですが、どちらの商品も「天然のお色です」との返答を頂きました。うちひとつは問合せの中で「確認してきます」と一度電話を保留にされたので、これはいけるかも、と期待したのですが、最終的には「天然色です」との回答を頂く結果となりました。


下記の2商品が、実際のお品物となります。

■シルバー ロンドンブルートパーズ レクタングル ペンダント

■レヴィアン 14Kホワイトゴールド ブルートパーズ リング


「天然色」との回答を頂きましたが、どちらも無色のトパーズに放射線照射をしてブルーに作り変えた商品です。


ちなみに下記の取扱い商品も、すべて照射処理品となります。

■18Kホワイトゴールド ロンドンブルートパーズ リング

■18K ライトブルートパーズ チェーンデザイン リング

■オリ ディ ヴィチェンザ 18Kツーカラーゴールド ブルートパーズ ペンダントトップ




決してお値段が安いとは言えないこれらの商品、天然色だと思って購入したはずが実は照射処理品だった事を知らされても、購入した方々は納得されるのでしょうか。私ならば納得できませんし、例え補償期限が過ぎていたとしても十分な返品理由になると考えています。

購入者にとって「素材の色」が天然であるか、人工的に作られたものであるかは、とても重要な情報のひとつだと思います。にも関わらず、色加工に関する情報をいつまでも曖昧にしておく理由は何なのでしょう。その部分を曖昧にしておく事で利を得るのが購入者でない事だけは確かです。


また、1月にお話をさせて頂いた際、ショップチャンネルの担当の方からは、今後の対応としてオペレーターの再教育などいくつかの改善策をお知らせいただいたのですが、そのどれもが消費者からは見えない改善策だった為「そのような改善策では、何が変わったのかを消費者が知る事ができませんよね?」というお話もさせて頂きました。消費者目線の改善策として具体的な提案もいくつかさせて頂いたのですが、担当の方からは「一度に色々な事を変更するのは無理」との返答を頂きました。確かにこれまでの販売方法を見直すには、それなりの時間も必要だろうと考え「わかりました」とお返事させて頂いたのです。


でもあの時の対応も、結局はその場しのぎだったと知った今、対応してくださった方の印象が良かっただけに、本当に残念としか言いようがありません。

私個人としては、できれば今一度、消費者目線での改善策を検討して頂ければ、と考えています。今回のようなその場しのぎの対応に、いつまでも消費者がついてくるとは思えないのです。

確かに私が天然石についての問合せをはじめた一年前は、直接口に入れるものではないという単純な理由から、加工について問合せること自体が神経質すぎると笑われ、回答の必要なしと一蹴された事も多々ありました。けれども中国製のシャツやビーズ玩具が安全性の問題から回収される時代です。装飾品だからといって、その安全性を軽視しても良いとは言えないのではないでしょうか。

購入した商品が照射処理品である事がわかれば、当然安全性に対する心配も出てくるでしょう。できれば処理品は購入したくないと考える消費者がいる可能性を「これまではそのようなニーズがなかった」という言い分だけで切り捨ててしまうのは、あまりに早計だと思います。


もちろん処理品に対する説明不足は、ショップチャンネル様だけの問題ではありません。これまで処理についての問合せを一蹴されてきた業者さま全ての問題です。今後は天然石を商材として扱う業者様の姿勢やあり方が問われる事になるでしょう。そういう時代が必ずくるはずだと私は考えています。

キーワードは消費者目線。

現時点では面倒な奴に目をつけられたとしか考えられないでしょうが、消費者の視点を積極的に取り入れていく事で、面倒をチャンスに変える事もできると私は思っています。いい加減な商売が当たり前にまかり通っている業界だからこそ、少しの改善が大きな信用に繋がることもあり得るのではないでしょうか。


posted by isinohanasi at 23:52 | 処理品・加工品についての情報
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ブログ再開のお知らせ

1日ずれてしまって申しわけありません。今日からブログを再開します。

まず最初は「次回に続きます」と書いたきりになっていた「天然色として販売されていた処理石の例」についての記事を掲載します。その後は、スーパーセブンの他、これまで記事として取りあげてきた天然石や、天然石を商材として扱われている業者さまに関する「その後」の掲載を予定しています。


また、通常の記事とは別に、これまでメール等で頂いた皆様からの質問に対する返答を、不定期に掲載させて頂く事も予定しています。

本来ならばひとつひとつのメールにお返事を返すべきなのですが、頂くメールの件数が予想以上に多い事、また同じ主旨の質問を頂く機会が増えた事などの理由から、今回ブログ上での返答、という形を取ることにしました。

もちろん、ご質問頂いた方々の個人情報等には一切触れません。また、体調等の個人的な事情で更新頻度は不定期とさせて頂きますが、5月の中頃までには、これまで頂いた質問への返答を終えるつもりでいます。

ブログ上に掲載した返答では足りない、質問した内容に対しての返答がされていない等の不手際がありました場合は、お手数をおかけして大変申しわけありませんが、もう一度メールでご連絡ください。

また今日以降、新しく頂いた質問に対する返答については、返答の掲載が5月の後半からとなります。急を要する質問についてはメールの頭に「緊急」と記載して送信してください。可能な限り対応させて頂きます。


ではでは、前置きが長くなりましたが、「天然色として販売されていた処理石の例」の記事の続きを、この後アップさせて頂きます。もうしばらくお待ちください。

タグ:天然石
posted by isinohanasi at 20:17 | 日々徒然
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