2007年06月06日

ネイチャーストーンズ

「ネイチャーストーンズ」はインターネットで店舗紹介を見て以来ずっと、一度は行ってみたいと思っていたお店だったのですが、病気のこともありなかなか実現はしませんでした。

それがつい数週間前、町田のクリニックで精密検査を受けることになり、クリニックが店から近かったこともあり、病院帰りに立ち寄ることができたのです。

ずっと行きたいと思っていたお店だったので、期待が大きすぎたのかもしれません。それとも、ネイチャーストーンズがビーズショップではなく、原石やクラスターを所狭しと並べた、いかにも天然石マニア向けのお店に見えたからか、店舗を経営して10年の実績があるという予備知識があったからなのか。

とにかく私は期待いっぱいでお店のドアをくぐったのです。

一緒に行ったもうひとりが大きめの買い物袋を持っていたのですが、店主であろう男性から、天然石にあたるといけないから荷物を指定の場所においてくれと言われ、私の期待はさらに膨らみました。

こんな風に天然石を大事に扱っている人なら、話くらいは聞いてくれるかもしれない。それまでの取引でさんざんな対応を受けていた私は、たとえ疑問が解消されなくても、疑問に耳を傾けてくれるだけで十分だと考えていました。

けれども結局は、これまで受けた「ひどい扱いのワースト3」をぬりかえるだけの結果となりました。

 疑問には耳も傾けてもらえず、
 「わけのわからない客」扱いをされ、
 営業時間に来てそんなこと(天然石の処理のこと)をきくのは非常識だと言われ、
 他のお客さんに迷惑だと言われ、
 どうせうちで買う気はないんでしょうと言われ、
 天然石が好きだからこそ拘りたいのだと告げると、あなたは天然石が好きなんじゃなくて、ただ知識をひけらかしたいだけだと言われ、
 天然石をお守りのように大事に持っている人もいるのに、と言うと話をかわされ、
 だったら山肌を緑に塗った緑化を天然だと思うかと問うと、鼻先で笑われ、
 本物が欲しかったら自分で掘りに行けばいいと言われ、
 最後には、もう帰ってくれと言われておしまい。


ちなみに、そのお店ではタンブル類や、8mm前後の天然石も数多く取り扱っていましたが、店主いわく、アズライトは「練り」で、シトリンは「焼き」でした。もちろんどこにも加工に対する記載はありません。

1品1品丁寧に、その天然石が持つ効果や効能は書いてありましたが、それを見ただけでは処理品の判断はまったく不可能で、それなのに店主は「うちではお客様にはちゃんと説明している」と言うのです。

いったい何を? どのように? 疑問は募るばかりです。赤系コランダムに「ルビー」と記載して、一粒数千円で売っている店なのに。

本当はそのルビーの処理についても訊ねたかったのですが、もう帰ってくれと言われては、断念するしかありませんでした。もう帰りますと言って頭をさげると、やっと相手の態度も軟化して、ヘミモルファイトの本物をまだ1度も見たことがなくて、それを探していると言うと、今はないけれど探しておくから時々連絡をくれればいいと、お店のカードをくれました。

店主が私に向かって話をしてくれたのは、それが最初で最後です。それまではずっと大きな声で、他のお客さんに私が非常識な客に見えるような話し方しかしてもらえませんでした。

私と話をしてくれない。それが一番ショックでした。


posted by isinohanasi at 00:00 | ネイチャーストーンズ
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一般的に施されている処理の数々

ここに私が知り得た「当たり前とされている」天然石の処理を記載しておきます。ちなみに私は最初に天然石を購入した時、これらの処理が「当たり前」であることをまったく知りませんでした。

・アクアオーラ・サンシャインオーラ等のクリスタル系(水晶に人為的加工を施したもの)
・レッドタイガーアイ(タイガーアイに含まれる鉄の成分を加熱により赤鉄鉱化したもの)
・ターコイズ(含浸処理)
・アズライト(圧縮処理)
・アズマラカイト(ワックス処理・プラスチック、樹脂の注入処理)
・コランダム系(色の改善を目的とした加熱処理及び拡散処理、含浸処理など)
  コランダム系=ルビー、サファイア等
・シトリン(色の改善を目的とした熱処理及び放射線照射)
・スモーキークオーツ(色の改善を目的とした熱処理及び放射線照射)
・オニキス(染色)
・アクアマリン(色の改善を目的とした熱処理)
・モルガナイト(色の改善を目的とした熱処理)
・アパタイト(色の改善を目的とした熱処理)
・ラピスラズリ(ワックス処理・染色処理)
・オパール(オイル、ワックス、プラスティック、樹脂の含浸処理)
・カルセドニー(染色)
・フローライト(照射処理・加熱処理)
・クンツァイト(加熱処理・照射処理)
・タイガーアイ(染色処理・漂白処理・加熱処理)
・トルマリン系(加熱処理・照射処理・オイル、樹脂の注入処理)
・アンバー(琥珀と天然琥珀は別物)
  アンバーのイミテーションには、粉を高温高圧で加工したアンブロイド、
  化石化してからの経過年数が少なく琥珀酸を含まないコパールなどがある。
・さんご(充填処理、染色)
・カーネリアン(色の改善を目的とした熱処理・染色)
・トパーズ(色の改善を目的とした加熱処理及び放射線照射・拡散処理など)※白以外
・翡翠(染色処理・漂白処理・樹脂含浸・プラスチック含浸など)
・タンザナイト(色の改善を目的とした熱処理)
・ラブラドライト(表面へのワックス、オイル処理)
・アズライト(表面へのワックス、オイル処理)

これらの情報は今回私が個人的に知り得たもので、完全ではありません。他にも「当たり前」とされている処理が存在する可能性は否定できません。また上記に記載した天然石は、販売されているもの全てが処理品というわけではありません。もちろん無処理品も存在します。しかし処理品であっても商品説明欄には何も記載されていないことが多いので、私のように「より天然に近い石」を求められる方は、自分が購入しようとしている石に上記のような処理が成されているかいないかを、事前に問合せされた方が無難だと思います。


追記
オニキスなどアゲート系の天然石に施される染色は、通常の染色とは違い鑑別機関に出しても識別ができないとの情報を得ました。また現在天然石市場に流通しているアゲート系の天然石は、特別な記載がない限り染色品である可能性が高いようです。

posted by isinohanasi at 00:00 | 処理品・加工品についての情報
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「天然」表示に関する疑問

今回いろいろと問い合わせをする中で一番ショックだったのは、ほとんどのショップや業者の方が、天然石に対する処理の有無を記載することを避けていて、そこに拘る私の方が異例だという態度を取られたことでした。

「拘りたいならうちでは買わないでください」
「これ以上ご案内いたしかねます」
「これくらいのことはどこでもやってます」
「うちだけ処理内容を記載するのはちょっと…」
「その値段で本物だと考えるほうがおかしいのでは?」
「もっと値段とのバランス感覚を持って取引するべき」
「本物が欲しいなら自分で掘りに行けばいい」
「あなたのように神経質で面倒なお客の相手はしていられない」
「処理内容を記載しろという方がおかしい」

などなどなどなど。


これらはみな、加工の有無を問合せる中で実際に言われた言葉です。もっとひどいものもありました。果し状まがいのメールが送られてきたことも。

けれど問題は、そのような態度をとられたことではなく、最終的にそのような態度を取ったほとんどの業者さまが、最初の質問メールに対しては、「うちは大丈夫です。信頼できる仕入れ元からしか仕入れていませんし、長年の実績もあります。品質には自信がありますので安心してください」という旨の返答を返してこられたことなのです。

これはもうパターンといってもいいくらいです。

最初の質問に対しては「大丈夫」と太鼓判を押され、次に個人的に疑わしいと思う天然石について質問をすると返答に濁りや曖昧さが漂いはじめ、さらに質問を続けると段々と雲行きが怪しくなり、最後には暗礁に乗りあげる。

暗礁に乗りあげるという表現を使ったのは、結局処理についての情報が分からないまま、話がうやむやになるからで、そのほとんどが「返品していいからもううちでは買わないで」というものでした。

私は返品がしたいのではなく処理の情報が欲しかったのですが、処理の質問に答えるよりは返品対応を望まれる業者さまがほとんどで、不明確な石の多くが返品対応期間を過ぎているにも関わらず、ペナルティーなしの返品として処理されました。

正直、より天然に近い石を手に入れることが、こんなに大変だとは思ってもいませんでした。

品質に自信ありとはどのような品質のことなのでしょう。「信頼のおける仕入れ元からしか仕入れていないので大丈夫です」と太鼓判を押してもらっても、何の安心にも解決にもならない現状があります。

それどころか、仕入れ元の情報のみに頼って天然石を売買をされている業者さまの場合、仕入れ元の情報に嘘があれば自動的に回答にも嘘があることになります。そして結局、それらの嘘の最終的なしわ寄せを食うのは、他でもない消費者なのです。

仕入れ元との信頼関係は確かに大事でしょうが、消費者との信頼関係もそれに匹敵するくらい大事なのではないでしょうか。
posted by isinohanasi at 00:00 | 業者と消費者の間にある認識の壁
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「天然に近い石」にこだわる理由

私はまず原石に興味を持ち、天然石の世界に足を踏み入れました。その後タンブルに、そして天然石ビーズへと関心が広がり、様々な石を集めるようになりました。

やがて収集だけに留まらず、天然石をあしらったアクセサリーやインテリア小物などをつくり、オークションに出品してみたいと考えるようになりました。

その理由はふたつ。

ひとつは、もともと働くことが好きで、そこで得られるあれこれに充実感を感じていた私が病気を理由に働けなくなり、無気力になり、何にも興味を持てずに落ち込んでいた時に天然石の神秘的な存在に心を動かされたこと。

もうひとつは、自分の手で作ったものが、顔も知らない誰かの小さな幸せに、ごくごくわずかでも貢献できるかもしれないと考えたこと。

だからこそ私にとって「天然に近い石」を求めることには、とても重要な意味があったのです。


人はそれぞれに弱さを抱えています。それを前面に出さずとも、弱さの存在自体を否定することはできません。だから時には、天然石にさえすがりたい気持ちになることもあると思うのです。

そんな気持ちで天然石を買い求めたいと希望した人が、何も知らずに再生石を買ったとしたら?染料がべったりと塗られた石を買ったとしたら?

たいていの業者のかたは「着色はしていても石は天然だ」と主張されます。けれども考えてみてください。以前とある国で、山肌に緑の塗料を塗って「緑化」だと言い張ったというニュースを耳にした時、馬鹿げていると感じませんでしたか?

ならば、天然石は?

天然石なら色を塗っても天然なのでしょうか。それを良しとしない私の方が間違っているのでしょうか。

一番純粋に天然石を求める人が、一番馬鹿をみることだけ避けたい。その気持ちがあるからこそ、私は今も「天然に近い石」に拘り続けているのです。
posted by isinohanasi at 00:00 | ブログ運営の目的と理由
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