2007年06月30日

当ブログの目的について

当ブログの目的は、「天然に近い石を求める方」へ向けての情報公開です。

消費者自身が「ニーズに合った天然石を選択する」ことが非常に難しい現状を垣間見て、せめて私が個人的に知り得た情報だけでも書き残しておこうと考えました。

また業者さまの間では当たり前になっている情報が、消費者には知らされていないことに対しても、非常に大きな矛盾を感じているため、必然的に販売業者さまの取扱商品や、販売する姿勢に対しての言及も多くなるかと思います。

掲載する内容は全て、いち消費者の視点から見た天然石業界の現状に対する個人的な見解ですので、あくまでも情報の一部としてご覧ください。

また、連絡用メールアドレスを掲載していますが、天然石の「天然」表示についての議論をするつもりはありません。なぜなら「天然」表示についての解釈の幅はあまりにも広く、建設的な議論を成り立たせることが難しいと感じるためです。

ですから、記載内容に対して第三者の方から頂くそれらのメールに対しては、あえて返答をしないこともあることをあらかじめご了承ください。

タグ:天然石
posted by isinohanasi at 00:00 | ブログ運営の目的と理由
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2007年06月27日

牛肉偽装事件との類似点

最近世間をにぎわせている牛肉偽装事件(ミートホープ)に関する報道を、私はとても複雑な思いで見ています。なぜなら、私が見た天然石売買の世界と似すぎているのです。

・取扱い商品が本物か偽物かもはっきりさせず
・処理内容の確認に対しても責任を負わず
・たとえ処理内容がわかっていても記載せず
・実体のない「信頼関係」を強調し
・処理について訊ねると煙たがられ
・問題点を指摘すると、のらりくらりと逃げられ
・安値から販売しているからと言い訳をされ
・どこもそんなもんだと開き直られ……

そして結局は、あらゆるしわ寄せが消費者にくるのです。

私は今回、加工の有無に対してはっきりした回答を得られず不安が拭えなかったある業者さまと、返品のご相談をさせていただいた際、下記のような喧嘩腰の質問をされました。


ーーーーーここから

また、商品を購入後はそれを壊すのも食べてしまうのも貴殿の自由です。
菓子屋で買った菓子をかじった後で店にそのかじりかけの商品を返品するのが良いのか悪いのかは小学生でもでも分かります。
テグスから外し、割ったり潰したりしているのは貴殿の自由です。
しかし返品に応じる場合、商品は完全現状復帰が条件です。

 ------ここまで

要するに頭から「非常識人間」扱いをされたわけですが、この問いに対して私は、次のように返答をしました。


 ------ここからメール内容一部転載

最後に○○様の返品に対する考え方についての私見ですが、
賞味期限切れの牛乳を使った不二家は、
齧った商品でも返品する義務があると考えます。

けれども、賞味期限切れの牛乳の使用が発覚していなかった段階では、
齧った商品を持ち込んで返品して欲しいと言ったとしても、
もってのほかだとあしらわれたでしょう。常識を考えろ、と。

現在私は後者の立場にいます。
ですから、トリートメント加工品ではないことの証明を得ねばなりません。その証明責任は御社にあるのではないのでしょうか。

もしも一切の証明責任がないとおっしゃるならば、
中間業者さまはいったい何の為に必要なのでしょうか。
何を理由に、もしくは何を対価として利益を得ていらっしゃるのでしょうか。

 ------ここまで

私は相手側から果し状のように送り付けられた質問状の六つの項目すべてに返答をしたうえで、最後に上記の文章を付け足したわけですが、私の方の質問にはお答えいただけず、次に来たメールの内容(一部)は、次のようなものでした。

 ------ここからメール内容一部転載

貴殿は私の質問に解答を書いたつもりでしょうが、
全く大切なところが説明されていません。
最も大切な、貴殿が購入した6点のどこが偽物で、
どれがトリートメントされているのか
一つ一つ客観的に、また科学的に具体的な説明を求めているのです。
最後に、魚屋でインドマグロを買うのに
魚屋さんにその説明責任を負いますか?
肉屋でオージービーフを買うとき肉屋さんに
それが本当にオージーなのか説明責任を求めますか?

 ------ここまで


これに対してはあきれ果てて返答はしなかったのですが、今回の牛肉偽装事件の取り扱われ方で、答えははっきりしています。取扱商品の品質に対する証明責任は、販売者側にあるのです。消費者がそのような責任を負わされるいわれはありません。

偽物と本物を確認せず責任の所在を曖昧にしたまま売っても、それは詐欺です。特に指摘を受けたにも関わらず、法律が規制していないからといって、消費者の利益を無視した販売をし続ければ、そこに信頼関係の育つ余地はありません。

天然石売買の世界では、このような非常識な常識がまかり通っています。牛肉偽装事件のように「何が混入しているか消費者にはわからない」もしくは「何を混入させても消費者には知らせない」そのような業者さまが圧倒的に多かった。残念ですが、本当にそれが現状なのです。

posted by isinohanasi at 00:00 | 業者と消費者の間にある認識の壁
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2007年06月06日

ネイチャーストーンズ

「ネイチャーストーンズ」はインターネットで店舗紹介を見て以来ずっと、一度は行ってみたいと思っていたお店だったのですが、病気のこともありなかなか実現はしませんでした。

それがつい数週間前、町田のクリニックで精密検査を受けることになり、クリニックが店から近かったこともあり、病院帰りに立ち寄ることができたのです。

ずっと行きたいと思っていたお店だったので、期待が大きすぎたのかもしれません。それとも、ネイチャーストーンズがビーズショップではなく、原石やクラスターを所狭しと並べた、いかにも天然石マニア向けのお店に見えたからか、店舗を経営して10年の実績があるという予備知識があったからなのか。

とにかく私は期待いっぱいでお店のドアをくぐったのです。

一緒に行ったもうひとりが大きめの買い物袋を持っていたのですが、店主であろう男性から、天然石にあたるといけないから荷物を指定の場所においてくれと言われ、私の期待はさらに膨らみました。

こんな風に天然石を大事に扱っている人なら、話くらいは聞いてくれるかもしれない。それまでの取引でさんざんな対応を受けていた私は、たとえ疑問が解消されなくても、疑問に耳を傾けてくれるだけで十分だと考えていました。

けれども結局は、これまで受けた「ひどい扱いのワースト3」をぬりかえるだけの結果となりました。

 疑問には耳も傾けてもらえず、
 「わけのわからない客」扱いをされ、
 営業時間に来てそんなこと(天然石の処理のこと)をきくのは非常識だと言われ、
 他のお客さんに迷惑だと言われ、
 どうせうちで買う気はないんでしょうと言われ、
 天然石が好きだからこそ拘りたいのだと告げると、あなたは天然石が好きなんじゃなくて、ただ知識をひけらかしたいだけだと言われ、
 天然石をお守りのように大事に持っている人もいるのに、と言うと話をかわされ、
 だったら山肌を緑に塗った緑化を天然だと思うかと問うと、鼻先で笑われ、
 本物が欲しかったら自分で掘りに行けばいいと言われ、
 最後には、もう帰ってくれと言われておしまい。


ちなみに、そのお店ではタンブル類や、8mm前後の天然石も数多く取り扱っていましたが、店主いわく、アズライトは「練り」で、シトリンは「焼き」でした。もちろんどこにも加工に対する記載はありません。

1品1品丁寧に、その天然石が持つ効果や効能は書いてありましたが、それを見ただけでは処理品の判断はまったく不可能で、それなのに店主は「うちではお客様にはちゃんと説明している」と言うのです。

いったい何を? どのように? 疑問は募るばかりです。赤系コランダムに「ルビー」と記載して、一粒数千円で売っている店なのに。

本当はそのルビーの処理についても訊ねたかったのですが、もう帰ってくれと言われては、断念するしかありませんでした。もう帰りますと言って頭をさげると、やっと相手の態度も軟化して、ヘミモルファイトの本物をまだ1度も見たことがなくて、それを探していると言うと、今はないけれど探しておくから時々連絡をくれればいいと、お店のカードをくれました。

店主が私に向かって話をしてくれたのは、それが最初で最後です。それまではずっと大きな声で、他のお客さんに私が非常識な客に見えるような話し方しかしてもらえませんでした。

私と話をしてくれない。それが一番ショックでした。
posted by isinohanasi at 00:00 | ネイチャーストーンズ
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一般的に施されている処理の数々

ここに私が知り得た「当たり前とされている」天然石の処理を記載しておきます。ちなみに私は最初に天然石を購入した時、これらの処理が「当たり前」であることをまったく知りませんでした。

・アクアオーラ・サンシャインオーラ等のクリスタル系(水晶に人為的加工を施したもの)
・レッドタイガーアイ(タイガーアイに含まれる鉄の成分を加熱により赤鉄鉱化したもの)
・ターコイズ(含浸処理)
・アズライト(圧縮処理)
・アズマラカイト(ワックス処理・プラスチック、樹脂の注入処理)
・コランダム系(色の改善を目的とした加熱処理及び拡散処理、含浸処理など)
  コランダム系=ルビー、サファイア等
・シトリン(色の改善を目的とした熱処理及び放射線照射)
・スモーキークオーツ(色の改善を目的とした熱処理及び放射線照射)
・オニキス(染色)
・アクアマリン(色の改善を目的とした熱処理)
・モルガナイト(色の改善を目的とした熱処理)
・アパタイト(色の改善を目的とした熱処理)
・ラピスラズリ(ワックス処理・染色処理)
・オパール(オイル、ワックス、プラスティック、樹脂の含浸処理)
・カルセドニー(染色)
・フローライト(照射処理・加熱処理)
・クンツァイト(加熱処理・照射処理)
・タイガーアイ(染色処理・漂白処理・加熱処理)
・トルマリン系(加熱処理・照射処理・オイル、樹脂の注入処理)
・アンバー(琥珀と天然琥珀は別物)
  アンバーのイミテーションには、粉を高温高圧で加工したアンブロイド、
  化石化してからの経過年数が少なく琥珀酸を含まないコパールなどがある。
・さんご(充填処理、染色)
・カーネリアン(色の改善を目的とした熱処理・染色)
・トパーズ(色の改善を目的とした加熱処理及び放射線照射・拡散処理など)※白以外
・翡翠(染色処理・漂白処理・樹脂含浸・プラスチック含浸など)
・タンザナイト(色の改善を目的とした熱処理)
・ラブラドライト(表面へのワックス、オイル処理)
・アズライト(表面へのワックス、オイル処理)

これらの情報は今回私が個人的に知り得たもので、完全ではありません。他にも「当たり前」とされている処理が存在する可能性は否定できません。また上記に記載した天然石は、販売されているもの全てが処理品というわけではありません。もちろん無処理品も存在します。しかし処理品であっても商品説明欄には何も記載されていないことが多いので、私のように「より天然に近い石」を求められる方は、自分が購入しようとしている石に上記のような処理が成されているかいないかを、事前に問合せされた方が無難だと思います。


追記
オニキスなどアゲート系の天然石に施される染色は、通常の染色とは違い鑑別機関に出しても識別ができないとの情報を得ました。また現在天然石市場に流通しているアゲート系の天然石は、特別な記載がない限り染色品である可能性が高いようです。

posted by isinohanasi at 00:00 | 処理品・加工品についての情報
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「天然」表示に関する疑問

今回いろいろと問い合わせをする中で一番ショックだったのは、ほとんどのショップや業者の方が、天然石に対する処理の有無を記載することを避けていて、そこに拘る私の方が異例だという態度を取られたことでした。

「拘りたいならうちでは買わないでください」
「これ以上ご案内いたしかねます」
「これくらいのことはどこでもやってます」
「うちだけ処理内容を記載するのはちょっと…」
「その値段で本物だと考えるほうがおかしいのでは?」
「もっと値段とのバランス感覚を持って取引するべき」
「本物が欲しいなら自分で掘りに行けばいい」
「あなたのように神経質で面倒なお客の相手はしていられない」
「処理内容を記載しろという方がおかしい」

などなどなどなど。


これらはみな、加工の有無を問合せる中で実際に言われた言葉です。もっとひどいものもありました。果し状まがいのメールが送られてきたことも。

けれど問題は、そのような態度をとられたことではなく、最終的にそのような態度を取ったほとんどの業者さまが、最初の質問メールに対しては、「うちは大丈夫です。信頼できる仕入れ元からしか仕入れていませんし、長年の実績もあります。品質には自信がありますので安心してください」という旨の返答を返してこられたことなのです。

これはもうパターンといってもいいくらいです。

最初の質問に対しては「大丈夫」と太鼓判を押され、次に個人的に疑わしいと思う天然石について質問をすると返答に濁りや曖昧さが漂いはじめ、さらに質問を続けると段々と雲行きが怪しくなり、最後には暗礁に乗りあげる。

暗礁に乗りあげるという表現を使ったのは、結局処理についての情報が分からないまま、話がうやむやになるからで、そのほとんどが「返品していいからもううちでは買わないで」というものでした。

私は返品がしたいのではなく処理の情報が欲しかったのですが、処理の質問に答えるよりは返品対応を望まれる業者さまがほとんどで、不明確な石の多くが返品対応期間を過ぎているにも関わらず、ペナルティーなしの返品として処理されました。

正直、より天然に近い石を手に入れることが、こんなに大変だとは思ってもいませんでした。

品質に自信ありとはどのような品質のことなのでしょう。「信頼のおける仕入れ元からしか仕入れていないので大丈夫です」と太鼓判を押してもらっても、何の安心にも解決にもならない現状があります。

それどころか、仕入れ元の情報のみに頼って天然石を売買をされている業者さまの場合、仕入れ元の情報に嘘があれば自動的に回答にも嘘があることになります。そして結局、それらの嘘の最終的なしわ寄せを食うのは、他でもない消費者なのです。

仕入れ元との信頼関係は確かに大事でしょうが、消費者との信頼関係もそれに匹敵するくらい大事なのではないでしょうか。
posted by isinohanasi at 00:00 | 業者と消費者の間にある認識の壁
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「天然に近い石」にこだわる理由

私はまず原石に興味を持ち、天然石の世界に足を踏み入れました。その後タンブルに、そして天然石ビーズへと関心が広がり、様々な石を集めるようになりました。

やがて収集だけに留まらず、天然石をあしらったアクセサリーやインテリア小物などをつくり、オークションに出品してみたいと考えるようになりました。

その理由はふたつ。

ひとつは、もともと働くことが好きで、そこで得られるあれこれに充実感を感じていた私が病気を理由に働けなくなり、無気力になり、何にも興味を持てずに落ち込んでいた時に天然石の神秘的な存在に心を動かされたこと。

もうひとつは、自分の手で作ったものが、顔も知らない誰かの小さな幸せに、ごくごくわずかでも貢献できるかもしれないと考えたこと。

だからこそ私にとって「天然に近い石」を求めることには、とても重要な意味があったのです。


人はそれぞれに弱さを抱えています。それを前面に出さずとも、弱さの存在自体を否定することはできません。だから時には、天然石にさえすがりたい気持ちになることもあると思うのです。

そんな気持ちで天然石を買い求めたいと希望した人が、何も知らずに再生石を買ったとしたら?染料がべったりと塗られた石を買ったとしたら?

たいていの業者のかたは「着色はしていても石は天然だ」と主張されます。けれども考えてみてください。以前とある国で、山肌に緑の塗料を塗って「緑化」だと言い張ったというニュースを耳にした時、馬鹿げていると感じませんでしたか?

ならば、天然石は?

天然石なら色を塗っても天然なのでしょうか。それを良しとしない私の方が間違っているのでしょうか。

一番純粋に天然石を求める人が、一番馬鹿をみることだけ避けたい。その気持ちがあるからこそ、私は今も「天然に近い石」に拘り続けているのです。
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2007年06月05日

「天然に近い石」に対する個人的定義

私の考える「天然に近い石」とは「かつてトリートメントに属していた種類の処理」がされていない石のことです。

ちなみに、エンハンスやトリートメントといったカテゴリ分けは過去のもので、現在は1つ1つの処理に対しての処理内容が鑑別書に記載されます。

現在私が「天然に近い石」に含まれないと定義している天然石は以下の通りです。

処理品について
 ・染色品
 ・着色品
 ・放射線処理品(分析が難しいため、この手の商品はお譲りしないことにしています)
 ・合成品
 ・再生処理品(練りなど)
 ・有色材を使用した含浸処理品

処理以外について
 ・名称と実物に著しい相違がある天然石


無色材を使用した含浸処理やオイル処理、その他「かつてエンハンスに分類されていた処理」については問題視していません。また染色や着色加工や合成品などについても、それらの情報が正しく購入者に伝わってさえいれば、特に問題視することはありません。

私は処理や加工の全てを否定しているわけでもありませんし、するつもりもありません。また一切の処理が入っていないものだけを「より天然に近い石」と定義しているわけでもありません。この点については、誤解のないようお願い致します。



パワーストーンや天然石関連の書籍、天然石のもつ意味や効能などの情報が氾濫している一方で、販売している天然石に対して、最低限の知識も責任も持たないショップさまや業者さまもまた氾濫しています。

販売している天然石に責任を持って下さらないなら、せめて消費者が「購入する天然石に対して自己責任をもてる」だけの情報を記載しておくべきだと思うのですが、残念ながら、取扱商品に対して責任を持つことも、十分な説明をすることも「必要がない」ことにされてしまっているのが、天然石業界の現状です。

それらに強い疑問を感じたからこそ、天然石の処理について問合せをしたり、購入した天然石を自分で鑑別に出したり、それらの結果をブログ上で記事として取りあげています。

天然石を商材として生計を立てている業者さまは、今一度、自分たちのビジネスが人間の弱さや信じたいと願う気持ちに、深く関わり得る可能性についてもご考慮ください。

もともとは自然に存在していた天然石に対して、効能やパワーストーンとしての意味を後付けしたのは人間です。それらの行為が結局はただ商売のための手段であるならば、あまりにも無責任であり、人の心の痛みに対して無神経すぎるのではないかと、私は思います。

 
posted by isinohanasi at 00:00 | 天然石に対する個人的定義
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私が天然石をお譲りし続ける理由

私は現在、ヤフーオークションを通して天然石をお譲りしています。はじめは手持ちの天然石がなくなったら、オークションへの出品をやめ、樹脂粘土で猫でも作って癒されるつもりでした。けれども知れば知るほど、問合せれば問合せるほど、曖昧でいい加減な天然石業界の内情が見えてきました。

オークションを通して今後も天然石をお譲りし続けることを決めた大きな理由のひとつは、業者さまの販売に対する姿勢や対応に疑問を感じるケースが多かったからなのですが、これまでに疑問を感じた内容(の一部)を箇条書き出すと、下記のようになります。


 ・天然石に対する知識や情報をほとんど持たずに販売をしている業者さまが多いこと。
 ・知っていながらあえて処理情報を掲載しない業者さまも多いこと。
 ・仕入れ元の情報鵜呑みで、取扱商品に対して責任を負う姿勢が見られないこと。
 ・簡単に責任転嫁されること。
 ・天然石の処理について簡単な質問をしただけで、神経質で迷惑な客扱いを受けるケースが多いこと。
 ・都合の悪い問合せに対しては、高圧的な回答される業者さまが多いこと。
 ・根拠のある問合せをしても軽くあしらわれるケースが多いこと。
 ・虚偽表示を指摘すると一方的に取引を拒否されたこと。
 ・虚偽表示を指摘すると逆切れをされたこと。
 ・鑑別に出していないにも関わらず「出している」と嘘返答をした業者さまがあったこと。
 ・購入した天然石を個人的に鑑別に出した結果、かなりの数の業者さまが処理品や虚偽表示品を、十分な説明のないままに販売されている事実がわかったこと。
 ・鑑別の結果「明らかな虚偽表示品」であることが証明された場合でも、購入した天然石の返品に応じるだけで、鑑別などにかかった費用は一切補償しないと回答された業者さまが多かったこと。
 ・天然石の価格や販売実績などの情報だけでは、消費者側が購入判断をするのは難しいこと。
 ・一般的な消費者にとって天然石の鑑別はまだまだ敷居が高い作業ですが、そのことを逆手に取って嘘情報を記載し、利益を得てい業者さまを多数見かけたこと。
 ・染色品について返品を希望したところ「(染色品ではありませんが)質の低い方の石ですので、身につけていると色褪せたり白っぽくなっていくんです」と、堂々と嘘の説明されたこと。(鑑別の結果、染色品でした)
 ・「どこでもそんなもんですよ。うちだけじゃないんだから、別にいいじゃないですか」と開き直られたこと。
 ・「最近は購入される方もアクセサリーパーツとして買っていかれますから、別に染色品や処理品に拘ってないんじゃないですか」と他人事のように言われたこと。
 ・その一方で、天然石やパワーストーンの効果や効能を確信犯的に利用していること。
 ・根拠のない情報操作が、天然石の価格をあげてしまっていること。
 ・これまでは屑石(混ざり物が多い石)という理由から流通していなかった天然石に、勝手なコマーシャルネームをつけて販売しようとする業者様が増えてきたこと。
 
などなどなどなど。

要するに、私が垣間見た天然石業界とは、いったい何を信じれば良いのかさえかわからない無法地帯だったのです。業者さまの多くは、自分たちにとって不都合な情報はあえて表示されませんし、たとえ虚偽表示の商品を販売したとしても、返品以上の補償責任はないと言われます。だからといって、虚偽表示品を販売しない為の努力をしてくださるわけでもありません。抜き打ち鑑別は「採算が合わない」の一点張りです。

それならばいったい誰が、間違った商品を買わされた責任を取ってくれるのか。

虚偽表示品を売っておきながら「ものが天然石だからしょうがない」という言い訳が成立するという考え方を、まずは改めていただきたいと切に思います。
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